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JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


8.1.6 リストア後のデータベースの環境設定を同期させる(JP1/PFMとの連携)

JP1/PFMと連携している場合,JP1/SLMのデータベースまたはJP1/PFMのデータベースをリストアしたときに,データベース間の同期を取るための作業が必要です。

ここでは,それぞれのデータベースをリストアした場合に必要な作業について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 作業の前に

(2) 作業手順

JP1/SLMのデータベースをリストアした場合と,JP1/PFMのデータベースをリストアした場合では,手順が一部異なります。JP1/PFMのデータベースをリストアした場合,手順5.の実施は不要です。

  1. JP1/PFM - Managerが停止している場合は,JP1/PFM - Managerを起動する。

    JP1/PFM - Managerを起動する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」を参照してください。

  2. JP1/SLM - Managerが停止している場合は,JP1/SLM - Managerを起動する。

    JP1/SLM - Managerを起動する方法については,「2.1.1 JP1/SLM - Managerを起動する」を参照してください。

  3. JP1/SLM - Managerにログインする。

    ログインについては,「2.2.1 JP1/SLM - Managerへログインする」を参照してください。

  4. [設定]画面の[構成情報設定]エリアを表示して,[構成情報更新]ボタンをクリックする。

    JP1/SLM - ManagerとJP1/PFM - Managerの構成情報が同期します。

    [図データ]

  5. JP1/SLMのデータベースをリストアした場合は,[監視設定]エリアを表示して,正しくリストアされているかどうか,設定内容を確認する。設定内容が正しくない場合は修正する。

    確認する内容を次に示します。

    • 監視する項目が正しくチェックされているか。また,監視しない項目のチェックが外されているか。

    • 監視する項目について,しきい値や予兆検知の設定は正しいか。

    確認した結果,設定が誤っている場合は,修正してから[保存]ボタンをクリックしてください。

  6. [監視開始・停止]エリアで,JP1/SLMとJP1/PFMの監視状態(開始中または停止中)を同期させる。

    監視を担当しているすべての監視対象サービスの中から,監視が必要なものと監視が不要なものを確認して,監視状態を同期させます。次の作業を実施してください。

    • 監視が必要な監視対象サービス

      [監視開始・停止]エリアの[開始]ボタンをクリックして,監視を開始します。監視が開始している状態の場合は,一度[停止]ボタンをクリックして停止してから,[開始]ボタンをクリックして監視を開始します。これによって,JP1/SLMの最新の監視設定の内容が,JP1/PFMに設定されます。

    • 監視が不要な監視対象サービス

      [監視開始・停止]エリアの[停止]ボタンをクリックして,監視を停止します。監視が停止している状態の場合は,一度[開始]ボタンをクリックして開始してから,[停止]ボタンをクリックして監視を停止します。これによって,JP1/SLMおよびJP1/PFMの監視が停止します。

JP1/SLMとJP1/PFMのデータベースの環境設定の同期は完了です。