5.3.3 JP1/PFMを利用するユーザーを設定する(PFM認証モードの場合)
JP1/PFMと連携するためには,JP1/SLMのユーザーに対して,JP1/PFMの業務グループに対応するJP1資源グループへの操作権限を設定する必要があります。JP1資源グループは,JP1/Baseの[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスで登録します。詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のJP1ユーザーの設定について記載されている個所を参照してください。
(1) 作業の前に
JP1/PFMのインストールとセットアップが完了していることを確認してください。JP1/PFMのインストールとセットアップ方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」を参照してください。
JP1/PFMのユーザー認証モードとして,PFM認証モードが設定されていることを確認してください。JP1認証モードを使用している場合は,「5.3.4 JP1/PFMを利用するユーザーを設定する(JP1認証モードの場合)」を参照してください。
JP1/PFMを利用するJP1/SLMのユーザーが登録されていることを確認してください。JP1/SLMのユーザーの設定については,「5.2.2 JP1/BaseでJP1ユーザーを設定する」を参照してください。
JP1/SLMのサービスグループとJP1/PFMの業務グループの対応を確認し,業務グループに対する権限を与えるJP1/SLMのJP1ユーザー(サービスグループ管理者またはサービスユーザー)のユーザー名を確認しておいてください。
(2) 作業手順
Performance Managementユーザーのアカウントは,JP1/PFM - Web Consoleで設定します。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」を参照してください。
また,JP1ユーザーは,JP1/Baseの[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスまたはJP1/Baseのコマンドで設定します。ここでは,[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスを使用した手順について説明します。詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のJP1ユーザーの設定について記載されている個所を参照してください。
管理ユーザー権限を持つユーザーアカウントでJP1/PFM - Web Consoleにログインして,監視対象とする業務グループを監視する権限を持つPerformance Managementユーザーアカウントを新規に作成する。
- ヒント
作成するユーザーアカウントのユーザー名には,JP1/SLMのサービスグループ管理者またはサービスユーザーの名称と同じ名称を指定してください。
Administrators権限を持つユーザーとしてJP1/Baseを起動して,手順1.で作成したユーザーアカウントと同じ名称のJP1ユーザーを選択する。
選択したJP1ユーザーに対して,監視対象とする業務グループに対応するJP1資源グループを追加する。
- メモ
JP1資源グループ名と業務グループの対応は,「5.3.5 JP1/PFMで業務グループを定義する」で作成する業務グループ定義ファイルで定義します。
選択したJP1ユーザーに対して,JP1_PFM_Operatorの権限を追加する。
JP1/SLMのユーザーの種類と,各ユーザーに設定する権限,およびJP1/PFMに対してできる操作を次の表に示します。
項番
JP1/SLMのユーザーの種類
権限
JP1/PFMに対してできる操作
1
サービスグループ管理者
JP1_ITSLM_Admin
JP1_PFM_Operator
監視エージェントの監視の開始・停止,および監視エージェントの監視に関する条件の設定ができます。
また,監視エージェントが収集した情報をJP1/SLMの画面から参照できます。
2
サービスユーザー
JP1_ITSLM_User
JP1_PFM_Operator
監視エージェントが収集した情報をJP1/SLMの画面から参照できます。
JP1/Baseの[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスに設定内容が反映されれば,設定は完了です。
(3) 補足事項
JP1/PFMでPFM認証モードを使用している場合,JP1/SLMの画面からのシングルサインオンは利用できません。JP1/SLMの[問題調査]画面からJP1/PFMの情報を参照しようとすると,JP1/PFMのログイン画面が表示されます。