4.5.8 各ホストでのタイムゾーンが異なる場合の注意事項
レポートを正常に表示するには,JP1/SLM - Managerをインストールしたホストと,JP1/SLM - Managerにログインしている監視者のマシンのタイムゾーンを一致させる必要があります。
ここでは,タイムゾーンが一致していない場合のレポートの集計時刻や表示内容について説明します。
(1) 月単位または日単位に集計する時刻
レポートで月単位または日単位に集計する値は,JP1/SLM - Managerをインストールしたホストのタイムゾーンで,1か月または1日となる時刻の範囲で集計した値になります。例えば,JP1/SLM - ManagerをインストールしたホストのタイムゾーンがGMT+0900で,JP1/SLM - Managerにログインしている監視者のマシンのタイムゾーンがGMTのとき,2011年4月1日の情報を集計する場合の対象時刻は,「2011/04/01 00:00:00 +0900〜2011/04/01 23:59:59 +0900」になります。
(2) 性能グラフの表示日時
JP1/SLM - Managerをインストールしたホストと,JP1/SLM - Managerにログインしている監視者のマシンのタイムゾーンの差によって,性能グラフの表示時刻がずれる場合があります。
性能グラフの表示時刻がずれる場合を次に示します。
JP1/SLM - Managerをインストールしたホストが,JP1/SLM - Managerにログインしている監視者のマシンよりも先の時刻になる場合,性能グラフは,時間差(日単位に切り上げ)だけ後ろにずれて表示されます。
例えば,JP1/SLM - ManagerをインストールしたホストのタイムゾーンがGMT+0900で,JP1/SLM - Managerにログインしている監視者のマシンのタイムゾーンがGMTのとき,レポート上で2011/4/30のサービス性能は,性能グラフ上では2011/4/29の位置にずれて表示されます。
JP1/SLM - Managerにログインしている監視者のマシンが,JP1/SLM - Managerをインストールしたホストより24時間以上先の時刻になる場合,性能グラフは時間差(日単位に切り下げ)だけ先にずれて表示されます。
例えば,JP1/SLM - ManagerをインストールしたホストのタイムゾーンがGMT-1200で,JP1/SLM - Managerにログインしている監視者のマシンのタイムゾーンがGMT+1200のとき,レポート上で2011/6/29のサービス性能は,性能グラフ上では2011/4/30の位置にずれて表示されます。
(3) CSVファイル出力時の表示時刻
CSVファイルにレポートを出力したときの各行の時刻は,JP1/SLM - Managerをインストールしたホストが集計した日がそのまま出力されます。
例えば,JP1/SLM - ManagerをインストールしたホストのタイムゾーンがGMT+0900,JP1/SLM - Managerにログインしている監視者のマシンのタイムゾーンがGMTの場合,画面上のグラフの表示時刻は1日後ろにずれて表示され,CSVファイルの時刻は,ずれる前の日(JP1/SLM - Managerをインストールしたホストのタイムゾーン)で出力されます。