6.1.2 監視対象サービスのサービス性能の異常の予兆を検知したあとの対処とは
監視対象サービスに警告が表示されたあとに実施する,対処の具体例を示します。
- JP1/SLMでの作業
監視者は,[ホーム]画面に警告が表示されたことを受け,警告として検知された事象の発生時期を[問題調査]画面を利用して調査し,対処することにしました。
監視対象サービスに警告が表示されたときの[問題調査]画面での表示例を次の図に示します。
図6‒2 監視対象サービスに警告が表示されたときの[問題調査]画面での表示例 この図では,平均応答時間の性能グラフから,警告の原因となった事象が06:39:03〜06:43:03の間に発生したと考えられます。
- 作業の結果
[問題調査]画面で,警告として表示された内容,およびその原因となった事象が発生したと考えられる時期が明らかになったため,監視者はそれらの情報を監視対象サービスの保守担当者に連絡し,根本的な原因の調査・対処を依頼しました。