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JP1 Version 11 パフォーマンス管理 基本ガイド(サービスレベル管理編)


6.1.1 監視対象サービスのサービス性能の異常の予兆検知とは

監視対象サービスに警告が表示された場合の具体例を示します。
JP1/SLMでの作業

監視者が[ホーム]画面を表示して監視対象サービスの状況を監視していたところ,サービス性能の異常の予兆である警告が表示されました。

監視対象サービスに警告が表示されたときの[ホーム]画面での表示例を次の図に示します。

図6‒1 監視対象サービスに警告が表示されたときの[ホーム]画面での表示例

[図データ]

この図で表示されている警告の内容は次のとおりです。

  • 検出日時:2020-02-05 06:41:03

  • 種別:OUTLIER

  • 現象:UPPER LIMIT

  • サービスグループ:Group02

  • 監視対象サービス:Service02

  • 監視対象:All Web Access

  • 監視項目:平均応答時間

この警告は,2020年2月5日の6時41分03秒に,Group02に属するService02の平均応答時間について,ふだんの監視対象サービスの状況と大きく異なる外れ値(上限値を上回った)を検知したことを示しています。

作業の結果

警告を放置すると,エラーにつながるおそれがあるため,監視者は,早速対処することにしました。