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COBOL2002 Professional Tool Kit 単体テスト支援ガイド


8.6.5 ほかのテストプロジェクトにあるテストケースを流用する

ほかのテストプロジェクトで使用しているテストケースを流用するには,流用元のテストプロジェクトからテストケースをCSVファイルとしてエクスポートし,そのCSVファイルを流用先のテストプロジェクトにインポートします。

作業の手順

  1. 流用元のテストプロジェクトを対象にして,流用したいテストケースをエクスポートします。

    エクスポートするには,次のどちらかの方法があります。操作を実行すると,csvfolderフォルダにCSVファイルが出力されます。

    • 特定のテストケースをエクスポートしたい場合

      cbluts -TestCase -Export -Name 流用するテストケース -OutputPath csvfolder -Project from.utsproj

      -Nameオプションの場合,一度に複数のテストケースは指定できません。

    • 複数のテストケースをエクスポートしたい場合

      一括でエクスポートすることはできないため,「特定のテストケースをエクスポートしたい場合」の手順を繰り返すか,または「8.6.7 複数のテストケースを一括でエクスポートする」を参照してエクスポートしてください。

    • すべてのテストケースをエクスポートしたい場合

      cbluts -TestCase -Export -All -OutputPath csvfolder -Project from.utsproj

    出力したCSVファイルの名前は,「テストケースの名前.csv」になります。

  2. 出力したCSVファイルをインポートします。

    • ファイルを指定してインポートしたい場合

      cbluts -TestCase -Import -InputPath csvfolder\流用するテストケース.csv -Project sample.utsproj

    • フォルダを指定してインポートしたい場合

      cbluts -TestCase -Import -InputPath csvfolder -Project sample.utsproj

      -InputPathオプションにCSVファイルの格納先フォルダを指定すると,そのフォルダ直下のCSVファイルがすべてインポートされます。

      -Recursiveオプションを指定すると,さらに,サブフォルダにあるすべてのCSVファイルもインポートされます。

    テストケース名は,CSVファイルの名前(拡張子「.csv」を除いたもの)になります。

    テストケース内で使用している中断点や,データ名がない場合,そのテストデータは,インポート時に削除されます。

  3. 流用先のテストプロジェクトが複数ある場合は,手順2を繰り返します。

関連項目