8.6.7　複数のテストケースを一括でエクスポートする

テストケースのエクスポートでは，1つまたはすべてのテストケースを指定できます。そのため，複数のテストケースをエクスポートしたい場合は，次のどちらかの方法で実施します。

対象のプロジェクトが複数ある場合は，プロジェクトごとに次の手順が必要です。

作業の手順

テストケースの一覧をリダイレクトして保存し，その内容を簡単なスクリプトに変更する場合

次のコマンドで，テストケースの一覧を「list.txt」にリダイレクトします。
```
cbluts -TestCase -List -Project sample.utsproj > list.txt
```

list.txtの内容のうち，エクスポートしないテストケース名を行ごと削除します。

（例）

次の内容で，「テストケース2」をエクスポートしない場合

修正前のlist.txt

[ ON]テストケース1

[ ON]テストケース2

[OFF]テストケース3

:

修正後のlist.txt

[ ON]テストケース1

[OFF]テストケース3

:

手順2で修正したlist.txtのうち，テストケース名よりも前の部分（[ ON]または[OFF]）を，cblutsコマンドに変更します。

修正前のlist.txt

[ ON]テストケース1

[OFF]テストケース3

:

修正後のlist.txt

cbluts -TestCase -Export -OutputPath csvfolder -Project sample.utsproj -Name テストケース1

cbluts -TestCase -Export -OutputPath csvfolder -Project sample.utsproj -Name テストケース3

:

「-Name テストケース名」や「-Project プロジェクトファイルパス」の順番は必須ですが，ほかのオプションの順番は任意です。

上の例では，修正量を減らすため「-Project プロジェクトファイルパス」を-Nameオプションの前に挿入しています。

list.txtの内容を実行します。

実行するには次の方法があります。
- list.txtをlist.batに変更してバッチファイルとして一括で処理させる
- list.txtの内容をコマンドプロンプトにコピー&ペーストして実行する

すべてを対象にしてエクスポートしたあと，不要なCSVファイルを削除する場合

次のコマンドで，テストケースをすべてエクスポートします。
```
cbluts -TestCase -Export -All -OutputPath csvfolder -Project sample.utsproj
```
上記のコマンドを実行すると，csvfolderにすべてのテストケースがエクスポートされます。
csvfolderに出力されたCSVファイルのうち，不要なものを削除します。

関連項目

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