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COBOL2002 Professional Tool Kit 単体テスト支援ガイド


8.6.6 サブフォルダにあるCSVファイルを一括でインポートする

CSVファイルをインポートするときに-Recursiveオプションを指定すると,サブフォルダにあるCSVファイルも含めてすべてインポートすることができます。

作業の手順

  1. CSVファイルが置かれたフォルダが複数ある場合は,どこかの階層で共通のフォルダを持つようにします。

    次の構成の場合を例にします。この例では,3つの「テストケースがあるフォルダ」が,「共通のフォルダ」でつながっています。

    共通のフォルダ

    ├ テストケースがあるフォルダ1

    │ └ テストケースがあるフォルダ2

    └ テストケースがあるフォルダ3

  2. -Recursiveオプションを指定して,CSVファイルをインポートします。

    cbluts -TestCase -Import -InputPath 共通のフォルダ -Recursive -Project sample.utsproj

    -Recursiveオプションを指定するときは,-InputPathオプションにファイルのパスは指定できません。

    -InputPathオプションで指定したフォルダの直下にCSVファイルがなくても,サブフォルダを含めてどこかのフォルダにCSVファイルがあれば構いません。

    フォルダの下に拡張子が「.csv」以外のファイルがあった場合,そのファイルは無視されます。

    • -InputPathオプションに,「共通のフォルダ」を指定した場合

      次のフォルダにあるCSVファイルがすべて取り込まれます。

      ・共通のフォルダ

      ・テストケースがあるフォルダ1

      ・テストケースがあるフォルダ2

      ・テストケースがあるフォルダ3

      取り込まれる順番も上記の順番で取り込まれます。

    • -InputPathオプションに,「テストケースがあるフォルダ1」を指定した場合

      次のフォルダにあるCSVファイルがすべて取り込まれます。

      ・テストケースがあるフォルダ1

      ・テストケースがあるフォルダ2

      取り込まれる順番も上記の順番で取り込まれます。

      次のフォルダにあるCSVファイルは取り込まれません。

      ・共通のフォルダ

      ・テストケースがあるフォルダ3

  3. 対象のプロジェクトが複数あるときは,プロジェクトごとに手順1,2を実施します。

関連項目