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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


5.2.4 [節コメント抽出]タブ

[解析生成オプション設定]画面の[節コメント抽出]タブでは,COBOLソースファイルから節コメントを抽出するかどうかを指定します。

節コメントを抽出しない場合は,設定する必要はありません。

図5‒7 [解析生成オプション設定]画面の[節コメント抽出]タブ

[図データ]

[節コメントを抽出する]

COBOLソースファイルから節コメントを抽出するかどうかを選択します。チェックボックスにチェックすると,検索場所と検索条件を選択できます。ただし,節の見出しがない暗黙的な節({PROCEDURE_START})の節コメントは抽出できません。

検出対象となる節コメント行を次に示します。

  • 固定形式正書法で,7カラムに「*」,「/」がある行

  • 自由形式正書法で,最初の文字に「*」,「/」がある行

  • 「*>」で始まる行

[節コメント行の検索場所]

節見出しの前と後ろのどちらの節コメント行(節コメントを含むコメント行)を検索するか選択します。

  • 節見出しの前

    節見出しの1行前の行からCOBOLソースファイルの先頭まで検索条件を満たす節コメント行を検索するときに選択します。有効行に到達した時点で検索を終了します。

  • 節見出しの後

    節見出しの1行後ろの行から節の末尾まで検索条件を満たす節コメント行を検索するときに選択します。

[節コメント行の検索条件]

節コメント行(節コメントを含むコメント行)の検索条件を選択します。

  • [抽出キー文字列で始まるコメント行(節コメントは抽出キーの後の文字列)]

    次に示す注記行を節コメント行として検出するときに選択します。

    ・節見出しに最も近い注記行

    ・先頭に特定のマーカ(目印)が付いている注記行

    [抽出キー文字列]には,節見出しに最も近い注記行のときは空文字列,先頭に特定のマーカ(目印)が付いている注記行のときは特定のマーカ(目印)を指定します。

  • [抽出キー文字列で始まるコメント行の次行]

    先頭に特定のマーカ(目印)が付いている注記行の次の行を節コメント行として検出するときに選択します。[抽出キー文字列]には特定のマーカ(目印)を指定します。

  • [抽出キー文字列]

    注記の先頭に付いている特定のマーカ(目印)の文字列,または空文字列を指定します。特定のマーカ(目印)の文字列は65バイト以内で指定します。

    節コメント行として,節見出しに最も近い注記行を検出する場合は空文字列を,先頭に特定のマーカ(目印)が付いている注記行またはその次の行を検出する場合は特定のマーカ(目印)の文字列を指定してください。

    全角空白およびタブコードを使用できません。使用すると,特定のマーカ(目印)を持つ節コメント行が検出できないため,節コメントは抽出されません。

  • [節見出しから指定行目の位置にあるコメント行]

    節見出しから特定の行目にある注記行を節コメント行として検出するときに選択します。節見出しの前か後ろかは,[節コメント行の検索場所]で指定します。[行目]には,節見出しからの相対行数を1〜99以外を指定します。1〜99以外を指定すると,1が仮定されます。相対行数は,注記行,空白行,デバッグ行および翻訳指令行の行数だけをカウントして指定してください。ほかの行はカウントしないでください。

    なお,この項目を選択すると[抽出キー文字列]は指定できません。

関連項目