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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


5.2.5 [呼出先プログラム解決]タブ

[解析生成オプション設定]画面の[呼出先プログラム解決]タブでは,プログラムの呼び出し先を解決させるためのファイルを指定します。プロジェクトにないプログラムの呼び出し(サービスルーチン呼び出しなど)や一意名によるプログラム呼び出しによってプログラムの呼び出し先が解決できないで,解析結果が意図したとおりでない場合に使用します。

図5‒8 [解析生成オプション設定]画面の[呼出先プログラム解決]タブ

[図データ]

[COBOL2002 サービスルーチンファイル]

サービスルーチンファイル(svwファイル)を指定します。プログラム内で使用するサービスルーチンやサードベンダが提供するライブラリを,「未登録プログラム一覧」から除外できます。初期表示では,何も表示されません。

指定できるCOBOLサービスルーチンファイルを次に示します。これらのサービスルーチンファイルは,COBOL2002でテンプレートとして提供されます。

  • COBOL85サービスルーチン VOS3用.svw

  • COBOL2002XML連携機能サービスルーチン.svw

  • COBOL2002サービスルーチン Windows用.svw

  • COBOL2002Javaプログラム呼び出し機能サービスルーチン.svw

また,ユーザー独自のCOBOLサービスルーチンファイル(svwファイル)を作成して,解析オプションに登録することもできます。ファイル名(パス名を除いたもの)と拡張子の長さの合計値は,100バイト以内にしてください。

[追加]ボタン

[COBOLサービスルーチンファイルの参照]ダイアログが表示されます。「未登録プログラム一覧」から除外するサービスルーチンが指定されたCOBOLサービスルーチンファイルを選択します。

[削除]ボタン

[COBOL2002 サービスルーチンファイル]で選択されているCOBOLサービスルーチンファイルが削除されます。

[絶対パス名]

[COBOL2002 サービスルーチンファイル]で選択されているCOBOL2002 サービスルーチンファイルの絶対パス名が表示されます。

[COBOL2002 一意名呼び出し対応付けファイル]

一意名によるプログラム呼び出しの呼び出し先をコンパイラで完全に解決できない場合に,一意名呼び出し対応付けファイル(idcファイル)を作成し,絶対パス名で指定します。一意名呼び出し対応付けファイルの作成方法については,「付録B.1 一意名呼び出し対応付けファイル」を参照してください。

注意事項

一意名によるプログラムの呼び出し先をコンパイラで完全に解決できない場合は,警告メッセージが出力されます。この場合,解析結果のドキュメント中のプログラムの使用有無に関する情報は確定しません。警告メッセージが出力された場合は,一意名呼び出し対応付けファイルを作成して,必ず一意名の呼び出し先を解決してください。

[参照]ボタン

[COBOL一意名呼び出し対応付けファイルの参照]ダイアログが表示されます。

関連項目