36.3 データ領域ダンプリスト
COBOL2002では,プログラムが異常終了したとき,またはCBLDATADUMPサービスルーチンを呼び出したときのデータ領域の状態を,データ領域ダンプリストとして出力できます。
データ領域ダンプリストを出力するには,COBOLプログラムのコンパイル時に-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeのどれかのオプションを指定してください。データ領域ダンプリストには,どれかのオプションが指定されているプログラムの情報が出力されます。
COBOLプログラムの翻訳時に-SrcList,xxxxx,DataLocオプション※を指定して,コンパイルリスト(原始プログラムリスト)にデータ項目の相対位置を表示させた場合,データ領域中の各データ項目の相対位置がわかるため,データ領域を効率良く参照できます。
- 注※
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xxxxxには,OutputAll,CopyAll,CopySup,NoCopyのどれかを指定します。
なお,相対位置の表示については,「32.5.13 リスト出力の設定」の「(1) -SrcListオプション」および「付録D.2 リストの見方」の「(4) 相対位置表示時の原始プログラムリスト」を参照してください。