Hitachi

Hitachi IT Operations Director 導入・設計ガイド


付録A.6 性能と見積もり

ここでは、製品の各システム構成要素のメモリ所要量、ディスク占有量、および前提となるCPUについて説明します。

関連リンク

〈この項の構成〉

(1) メモリ所要量

製品の各システム構成要素のメモリ所要量について示します。

管理用サーバ

項目

動作環境

メモリ使用量

Hitachi IT Operations Directorの仮想メモリとして6.5ギガバイトです。

搭載メモリ

次の値の合計値以上です。

  • OSごとの推奨メモリ

  • Hitachi IT Operations Directorの使用分3.0ギガバイト

  • 他アプリケーションが必要とするメモリ

操作画面を表示するコンピュータ

項目

動作環境

搭載メモリ

2.0ギガバイト以上

リモートコントロールのコントローラをインストールする管理者のコンピュータ

項目

動作環境

メモリ使用量

次の値の合計値です。

  • 基本機能(リモートコントロール):(10×接続数)メガバイト

  • ファイル転送機能:4メガバイト

  • チャットサーバ機能:(4+(0.2×接続数))メガバイト

  • チャットクライアント機能:(4+(0.4×接続数))メガバイト

搭載メモリ

実装メモリとして次の合計値以上が必要です。

  • OSごとの推奨メモリ

  • メモリ使用量×0.5を8の倍数で切り上げた値

管理対象のコンピュータ

項目

動作環境

メモリ使用量

エージェント導入済みのコンピュータの場合

次の値の合計値です。

  • 基本機能(機器情報の収集、配布、リモートコントロール)(常に常駐):40メガバイト

  • 操作ログ機能(機能が有効の場合に常駐):OSが32ビット版の場合は34メガバイト、OSが64ビット版の場合は43メガバイト

  • ネットワークモニタ機能(機能が有効の場合に常駐): 2メガバイト+(10×監視対象のネットワークセグメント数)メガバイト

エージェントレスのコンピュータの場合

22メガバイト

搭載メモリ

実装メモリとして次の合計値以上が必要です。

エージェント導入済みのコンピュータの場合
  • OSごとの推奨メモリ

  • メモリ使用量×0.5を8の倍数で切り上げた値

エージェントレスのコンピュータの場合

OSごとの推奨メモリ+16メガバイト

注※ ここに記載している値はOSの最小スペックです。快適に利用するためには、対象の機器で同時に動作するほかのプログラムが使用する分も含めた余裕のあるスペックが必要です。

(2) ディスク占有量

製品の各システム構成要素のディスク占有量について示します。

管理用サーバ

項目

動作環境

インストールドライブ(本体容量)

2.4ギガバイト以上

データベース格納フォルダのドライブ(データベース容量)

次の値の合計値以上です。

  • 基本機能:20ギガバイト

  • 操作ログ機能:運用を考慮したデータ容量※1

  • 変更履歴機能:運用を考慮したデータ容量※2

データフォルダが格納されるドライブ

次の値の合計値以上です。

  • 基本機能:320メガバイト

  • すべての配布パッケージ容量の合計

  • ハードウェア資産、契約、ライセンスの添付ファイル容量の合計

  • 操作ログで必要な容量

    運用を考慮したデータ容量※3の見積もりが必要です。

操作ログの保管先フォルダのドライブ

運用を考慮したデータ容量※4の見積もりが必要です。

変更履歴の出力先フォルダのドライブ

運用を考慮したデータ容量※5の見積もりが必要です。

注※1 操作ログのデータベースに必要なデータ容量については、「4.5.4 操作ログのデータベースに必要なディスク容量の目安」を参照してください。

注※2 変更履歴のデータベースに必要なデータ容量については、「4.5.7 変更履歴のデータベースに必要なディスク容量の目安」を参照してください。

注※3 データフォルダに必要なデータ容量については、「4.5.5 操作ログを取得する場合のデータフォルダに必要なディスク容量の目安」を参照してください。

注※4 操作ログの保管先フォルダに必要なデータ容量については、「4.5.3 操作ログの保管先フォルダに必要なディスク容量の目安」を参照してください。

注※5 変更履歴の出力先フォルダに必要なデータ容量については、「4.5.6 保存用の変更履歴の出力に必要なディスク容量の目安」を参照してください。

配布機能を利用する場合、さらに次に示す空き容量が必要です。

項目

動作環境

Hitachi IT Operations Directorがインストールされているドライブ

パッケージ(圧縮する前)の2倍以上の空き容量

データフォルダが格納されるドライブ

システムドライブ

パッケージ(圧縮する前)の空き容量

自動アップデートでコンポーネントをアップデートさせる場合、さらに次に示す空き容量が必要です。

項目

動作環境

Hitachi IT Operations Directorがインストールされているドライブ

200メガバイト

データフォルダが格納されるドライブ

システムドライブ

操作画面を表示するコンピュータ

Hitachi IT Operations Directorによるディスクの占有量はありません。

リモートコントロールのコントローラをインストールする管理者のコンピュータ

項目

動作環境

インストールドライブ(本体容量)

20メガバイト以上

管理対象のコンピュータ

項目

動作環境

インストールドライブ(本体容量)

エージェントレス運用時

Hitachi IT Operations Directorによるディスクの占有量はありません。

エージェント運用時

次の値の合計値以上です。

  • 基本機能(インベントリ収集、配布、リモートコントロール):20メガバイト

  • 操作ログ機能:120メガバイト+260キロバイト×保持期間(日)

  • ネットワークモニタ機能:2メガバイト+(55×監視対象のネットワークセグメント数)メガバイト

配布機能を利用する場合、さらに次に示す空き容量が必要です。

項目

動作環境

エージェントがインストールされているドライブ

  • パッケージ種別が[ソフトウェアインストール]の場合:パッケージ(ZIPファイルに圧縮する前)の2倍以上の空き容量

  • パッケージ種別が[ファイル配布]の場合:パッケージ(ZIPファイルに圧縮する前)の2倍以上の空き容量

エージェントがインストールされているコンピュータのシステムドライブ

パッケージ(ZIPファイルに圧縮する前)の空き容量

自動アップデートでエージェントをアップデートさせる場合、さらに次に示す空き容量が必要です。

項目

動作環境

エージェントがインストールされているドライブ

50メガバイト

エージェントがインストールされているコンピュータのシステムドライブ

自動アップデートでネットワークモニタエージェントをアップデートさせる場合、さらに次に示す空き容量が必要です。

項目

動作環境

エージェントがインストールされているドライブ

20メガバイト

エージェントがインストールされているコンピュータのシステムドライブ

エージェントレスのコンピュータがWindowsの管理共有の認証を利用する場合、各機能を実行するために、実行プログラムが送信されます。実行プログラムを格納するために、2.5メガバイト以上の空き容量が必要です。

関連リンク

(3) 前提となるCPU

製品の各システム構成要素の前提となるCPUについて示します。

管理用サーバ

2.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

操作画面を表示するコンピュータ

次のどちらかに該当するCPUを前提とします。

リモートコントロールのコントローラをインストールする管理者のコンピュータ

コンピュータのOS

動作環境

Windows 8.1

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows 8

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows Server 2012

1.4ギガヘルツ以上の、64ビットプロセッサ

Windows 7

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows Server 2008

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは1.4ギガヘルツ以上の64ビットプロセッサ

Windows Vista

800メガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows Server 2003

133メガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows XP

300メガヘルツ以上の、32ビットプロセッサ

管理対象のコンピュータ

エージェントレスのコンピュータ

CPUの制限はありません。

エージェントを導入するコンピュータ

コンピュータのOS

動作環境

Windows 8.1

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows 8

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows Server 2012

1.4ギガヘルツ以上の、64ビットプロセッサ

Windows 7

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows Server 2008

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは1.4ギガヘルツ以上の64ビットプロセッサ

Windows Vista

800メガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows Server 2003

133メガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows XP

300メガヘルツ以上の、32ビットプロセッサ

注※ ここに記載している値はOSの最小スペックです。快適に利用するためには、対象の機器で同時に動作するほかのプログラムが使用する分も含めた余裕のあるスペックが必要です。

ネットワークモニタを有効にするコンピュータ

コンピュータのOS

動作環境

Windows 8.1

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows 8

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows Server 2012

1.4ギガヘルツ以上の、64ビットプロセッサ

Windows 7

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows Server 2008

1.0ギガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは1.4ギガヘルツ以上の64ビットプロセッサ

Windows Server 2003

133メガヘルツ以上の、32ビットプロセッサまたは64ビットプロセッサ

Windows XP

300メガヘルツ以上の、32ビットプロセッサ