JP1/NETM/Network Monitor

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6.1 操作手順一覧

操作手順は,以下のとおりです。

表6-1 操作手順一覧

No 項目 操作内容
1 Webブラウザから監視装置へ接続 6.3 監視装置への接続」,「6.6 監視装置への接続2」を参照してください。
2 監視装置,監視ネットワークの登録 6.4 監視装置の登録」,「6.7 監視対象ネットワークの登録」を参照してください。
なお,統合管理ツール(JP1/NETM/ Network Monitor-Manager)を使用する場合には,監視装置や監視対象ネットワークの登録を省略することができます。
3 監視画面の表示 6.5 監視画面の表示」,「6.10 監視対象ネットワークの表示」を参照してください。
4 監視の設定 6.16 環境設定」で下記を設定してください。
以下の1.,2.および3.の設定は,必須です。
  1. 監視モードで「ネットワークの監視を行う」を選択してください。
  2. 動作モードで「通常(許可機器一覧を使用する)」または「簡易(排除機器一覧を使用する)」を選択してください。
  3. 排除モードで「検出のみ行う」または「検出・排除ともに行わない」を選択してください。
     
    次の4.および5.は,必要に応じて設定してください。
  4. トラップ情報(独自)で,「送信先IPアドレス」および「送信先ポート番号」を設定してください。
  5. トラップ情報(SNMP)で,「送信先IPアドレス」および「コミュニティ名」を設定してください。
そのほかの設定は「6.16 環境設定」を参照してください。すぐに監視処理を動作させたい場合,「変更&監視処理起動」をチェックして「更新」ボタンをクリックしてください。また,「変更のみ」をチェックして「更新」ボタンをクリックすると,環境設定の変更は有効となりますが,この時点では,監視処理は開始されていません。
なお,「変更&再読み込み」をチェックして「更新」ボタンをクリックした場合,エラーとなりますが,監視処理が起動されていないためであり,問題ありません。
5 監視処理の起動 6.23 その他」の「監視処理の起動」をチェックして,「実行」ボタンクリックすると監視処理が手動にて起動できます。
6 スイッチ情報の設定 不正接続されたPCの位置情報(接続スイッチ,ポート番号)を特定したい場合のみ設定してください。
  1. 6.16 環境設定」で,「不正機器特定情報」-「コミュニティ名」に対象スイッチのコミュニティ名を設定してください。
  2. 6.14 スイッチ情報の表示」でスイッチ情報を設定してください。
ただし,スイッチ情報が設定されていなくても以下の条件を満たしている場合,スイッチ情報を自動で検出できます。
  • 対象スイッチが接続機器一覧画面に表示されている
  • 「環境設定」-「不正機器特定情報」-「コミュニティ名」で指定したコミュニティ名でMIB情報を収集できる
JP1/NETM/Network Monitorが認識しているスイッチの情報は「その他」メニューのスイッチ情報から確認することができます。スイッチ情報を検出できていない場合には,不正接続されたPCの位置特定情報を表示できません。また,スイッチを検出していても,情報を表示できない場合には,不正機器接続位置を特定できていないか,上位のスイッチと認識されている場合があります。
なお,スイッチを定義するためのメニューは,環境設定画面で,「不正機器特定情報」にコミュニティ名を設定しているときに表示されます。
7 ネットワーク接続の許可・拒否の設定 6.2 機器の登録」で,許可機器の登録を行います。
8 不正機器強制排除の設定 6.16 環境設定」で,排除モードを「不正機器を検出したら排除する」を選択して,「更新」ボタンをクリックすると,強制排除が開始されます。
9 手動による接続許可・拒否 手動による拒否 6.11 接続機器一覧の表示」にて,拒否したい機器をチェックして,「拒否」ボタンをクリックすると,ネットワークから一時的に切り離されます。
10 手動による許可 6.12 拒否機器一覧の表示」にて,許可したい機器をチェックして,「許可」ボタンをクリックすると,ネットワークへの接続が一時的にできるようになります。
11 ネットワーク接続の許可・拒否の設定の変更 動作モードで「通常(許可機器一覧を使用する)」を選択した場合は,”許可機器の登録方法”を参照してください。
動作モードで「簡易(排除機器一覧を使用する)」を選択した場合は,”排除機器の登録方法”を参照してください。また簡易モードでの操作は「6.20 簡易モード」を参照してください。
12 接続機器の確認 6.11 接続機器一覧の表示」により,現在ネットワークに接続している機器の一覧が表示されます。
13 拒否機器の確認 6.12 拒否機器一覧の表示」により,現在ネットワークへの接続が拒否されている機器の一覧が表示されます。
14 ネットワーク接続の許可・拒否の設定の参照 動作モードで「通常(許可機器一覧を使用する)」を選択した場合は,「6.13 許可機器/固定機器一覧の表示」により,現在の,許可機器の一覧,固定機器の一覧が表示されます。
動作モードで「簡易(排除機器一覧を使用する)」を選択した場合は,「6.20 簡易モード」の排除機器一覧により,現在の,排除機器一覧が表示されます。
15 ログの確認 6.15 ログ表示」にて,不正機器の検出,切り離し,許可などのログが表示されます。
16 スイッチ情報の確認 6.23 その他」の「スイッチ情報」でJP1/NETM/Network Monitorに登録されているスイッチ情報の一覧が表示されます。「UNKNOWN」と表示されているものがあれば,定義が誤っている可能性がありますので,スイッチ一覧の定義情報を見直してください。
スイッチ情報を参照するための「スイッチ情報」は,環境設定画面で,「不正機器特定情報」にコミュニティ名を設定しているときに表示されます。
17 不正接続統計情報の確認 6.23 その他」の「不正接続統計」でJP1/NETM/Network Monitorが検出した不正接続PCの検出回数を日,週,月単位に表示します。
18 バージョン情報の確認 6.23 その他」を参照してください。