JP1/NETM/Network Monitor

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6.14 スイッチ情報の表示

「スイッチ」メニューを選択すると,登録されているスイッチ情報の一覧を表示します。スイッチ一覧の画面からスイッチ情報の登録,修正を行うことができます。なお,「スイッチ」メニューは,環境設定画面で「不正機器特定情報」にコミュニティ名を設定しているときに表示されます。

<この節の構成>
(1) スイッチ情報の登録
(2) スイッチ情報の指定例
(3) スイッチ情報の更新

(1) スイッチ情報の登録

  1. 「登録」ボタンをクリックして,登録画面を開きます。

    [図データ]

  2. スイッチ登録画面で,スイッチ情報を入力します。

    図6-18 スイッチ登録画面

    [図データ]

  3. 「実行」ボタンをクリックすると,確認のダイアログが出力されます。

    [図データ]

  4. 「OK」ボタンをクリックすると,スイッチ情報が登録されます。

    [図データ]

    表6-3 スイッチ情報の入力項目一覧

    No 項目 説明
    1 IPアドレス MIB情報を取得する機器(スイッチ等)のIPアドレスを指定します。
    2 コミュニティ名1 MIB情報を取得するためのコミュニティ名を指定します。
    例)public
    3 コミュニティ名2 将来用(指定しないでください)
    4 種別 将来用(指定しないでください)
    5 コメント 説明を32バイトまで指定できます。

(注1)Cisco社製のスイッチで,VLANを指定している場合は,コミュニティ名にVLAN番号を付加して指定してください。(コミュニティ名@VLAN番号 例:public@100)

(注2)スイッチを登録する場合は,監視ネットワークのすべてのスイッチをコアスイッチからエッジスイッチのように上位のスイッチから順番に登録してください。

設定例

IPアドレス コミュニティ名1 コミュニティ名2 種別 コメント
192.168.0.1 public SW1(コアスイッチ)
192.168.0.11 public SW2(フロアスイッチ)
192.168.0.12 public SW3(フロアスイッチ)
192.168.0.101 public SW4(エッジスイッチ)
192.168.0.102 public SW5(エッジスイッチ)

(注3)スイッチの登録は,監視しているネットワーク内のスイッチだけ登録してください。

(2) スイッチ情報の指定例

図6-19 Cisco社製以外のスイッチ,またはCisco社製でVLAN未使用時の指定例

[図データ]

(3) スイッチ情報の更新

  1. スイッチ画面で修正したいスイッチをチェックして,「修正」ボタンをクリックします。

    [図データ]

  2. 設定内容を修正し,変更項目にチェックを付け,「実行」ボタンをクリックします。

    [図データ]

  3. スイッチ情報が更新されます。

    [図データ]

(注)JP1/NETM/Network Monitorが参照するスイッチのMIB情報

JP1/NETM/Network Monitorは,スイッチに接続された不正機器の接続位置を特定するために,以下のMIB情報を参照します。不正機器の位置特定を行うためには,JP1/NETM/Network Monitorに登録するスイッチで表6-4で示す標準MIB情報をRFC準拠でサポートしている必要があります。

表6-4 JP1/NETM/Network Monitorが参照するスイッチのMIB情報

No グループ名 オブジェクト識別子 説明
1 dot1dBaseグループ dot1dBaseBridgeAddress ブリッジのMACアドレス
2 dot1dBasePortIfIndex このポートに対応するインタフェースがMIB-IIに定義されたオブジェクトのインスタンスの値。
3 dot1dTpグループ dot1dTpFdbEntry フィルタリング情報を持つユニキャストMACアドレス情報
4 interfacesグループ ifTable インタフェースの管理テーブル。
5 ipAddrTableグループ ipAddrTable このエンティティのIPアドレスに関連するアドレッシング情報のテーブル(IPアドレス別のアドレス情報テーブル)。