JP1/NETM/Network Monitor
「スイッチ」メニューを選択すると,登録されているスイッチ情報の一覧を表示します。スイッチ一覧の画面からスイッチ情報の登録,修正を行うことができます。なお,「スイッチ」メニューは,環境設定画面で「不正機器特定情報」にコミュニティ名を設定しているときに表示されます。
図6-18 スイッチ登録画面
表6-3 スイッチ情報の入力項目一覧
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | IPアドレス | MIB情報を取得する機器(スイッチ等)のIPアドレスを指定します。 |
| 2 | コミュニティ名1 | MIB情報を取得するためのコミュニティ名を指定します。 例)public |
| 3 | コミュニティ名2 | 将来用(指定しないでください) |
| 4 | 種別 | 将来用(指定しないでください) |
| 5 | コメント | 説明を32バイトまで指定できます。 |
(注1)Cisco社製のスイッチで,VLANを指定している場合は,コミュニティ名にVLAN番号を付加して指定してください。(コミュニティ名@VLAN番号 例:public@100)
(注2)スイッチを登録する場合は,監視ネットワークのすべてのスイッチをコアスイッチからエッジスイッチのように上位のスイッチから順番に登録してください。
設定例
| IPアドレス | コミュニティ名1 | コミュニティ名2 | 種別 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 192.168.0.1 | public | − | − | SW1(コアスイッチ) |
| 192.168.0.11 | public | − | − | SW2(フロアスイッチ) |
| 192.168.0.12 | public | − | − | SW3(フロアスイッチ) |
| 192.168.0.101 | public | − | − | SW4(エッジスイッチ) |
| 192.168.0.102 | public | − | − | SW5(エッジスイッチ) |
(注3)スイッチの登録は,監視しているネットワーク内のスイッチだけ登録してください。
図6-19 Cisco社製以外のスイッチ,またはCisco社製でVLAN未使用時の指定例
(注)JP1/NETM/Network Monitorが参照するスイッチのMIB情報
JP1/NETM/Network Monitorは,スイッチに接続された不正機器の接続位置を特定するために,以下のMIB情報を参照します。不正機器の位置特定を行うためには,JP1/NETM/Network Monitorに登録するスイッチで表6-4で示す標準MIB情報をRFC準拠でサポートしている必要があります。
表6-4 JP1/NETM/Network Monitorが参照するスイッチのMIB情報
| No | グループ名 | オブジェクト識別子 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 1 | dot1dBaseグループ | dot1dBaseBridgeAddress | ブリッジのMACアドレス |
| 2 | dot1dBasePortIfIndex | このポートに対応するインタフェースがMIB-IIに定義されたオブジェクトのインスタンスの値。 | |
| 3 | dot1dTpグループ | dot1dTpFdbEntry | フィルタリング情報を持つユニキャストMACアドレス情報 |
| 4 | interfacesグループ | ifTable | インタフェースの管理テーブル。 |
| 5 | ipAddrTableグループ | ipAddrTable | このエンティティのIPアドレスに関連するアドレッシング情報のテーブル(IPアドレス別のアドレス情報テーブル)。 |
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