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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


15.3.2 データベースのトラブル

データベースの運用で想定されるトラブルの対処方法を示します。対処の手順については,括弧内に示す個所を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) データベースの容量が不足していることを示すメッセージが出力される

Windowsのイベントログ(アプリケーション)に,「HiRDBEmbeddedEdition_AL1」に関する次のメッセージが出力された場合は,データベースの再編成を実施してください。(参照先:10.1.5

データベースを再編成してもこのメッセージが出力される場合は,さらに次のどれかを実施してください。

(2) データベースのアップグレードができない

アップグレード中の処理状況によって対処方法が異なります。次に示す処理状況ごとに対処方法を説明します。

(a) データベースのアップグレード中にエラーが発生した場合

データベースのアップグレードに失敗した場合,アップグレードする前のバージョンを復元したあとで,再度,新しいバージョンのJP1/Audit Management - Managerのインストールとデータベースのアップグレードを実行してください。

アップグレードする前のバージョンを復元する作業手順を次に示します。

  1. 新しいバージョンのJP1/Audit Management - Managerをアンインストールする。(参照先:5.2.6

  2. アップグレードする前のバージョンのJP1/Audit Management - Managerをインストールする。(参照先:5.2.5

  3. 新しいバージョンのJP1/Audit Management - Managerを上書きインストールしたときに取得しているバックアップを使用して,設定情報およびデータベースを復元する。(参照先:10.1.4

(b) データベースのCSVバックアップ中にエラーが発生した場合

データベースのCSVバックアップに失敗した場合,出力されたメッセージに従い対処したあと,再度データベースのCSVバックアップを実行してください。(参照先:10.1.7

(c) データベースのCSVリストア中にエラーが発生した場合

データベースのCSVリストアに失敗した場合は,出力されたメッセージに従い対処したあと,再度CSVリストアを実行してください。[データベースのCSVリストア設定]画面の「バックアップフォルダ名」には,データベースのCSVバックアップで指定したバックアップ取得先フォルダ名を指定してください。(参照先:10.1.7