10.1.4 データベースのリストア
データベースのバックアップで取得したバックアップファイルから,データベースを復元します。
なお,データベースのリストアを実施するサーバは,バックアップを取得するサーバと次の条件が一致している必要があります。
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インストールされているOS
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ホスト名
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IPアドレス
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JP1/Audit Management - Managerのバージョン
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データベースにアクセスするためのユーザIDとパスワード
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JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ
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データベース領域の格納先
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データベースの容量
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データベースのセットアップが完了していること
データベースのリストアは,データベースマネージャから実行します。データベースのリストアを実行する手順を次に示します。
- 注意事項
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データベースのリストアを実行するときは,次のことに注意してください。
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データベースのリストアは,リストアを実施するサーバがデータベースのセットアップを完了している状態で実施してください。
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データベースをリストアすると,データベースはバックアップを取得した時点の状態に戻ります。データベースのバックアップファイルを取得してからリストアを実行するまでに更新されたデータは,すべて削除されます。
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[データベースマネージャ]ダイアログで「データベースのリストア」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
次の図に示す[データベースのパスワード確認]画面が表示されます。
図10‒3 [データベースのパスワード確認]画面 -
データベースのパスワードを入力して,[次へ]ボタンをクリックする。
次の図に示す[データベースのリストア設定]画面が表示されます。
図10‒4 [データベースのリストア設定]画面 -
バックアップファイル名を指定する。
「バックアップファイルパス」に,データベースのバックアップで取得したバックアップファイルのパスを入力します。[...]ボタンをクリックすると,ファイルを参照するダイアログからファイル名を指定できます。
デフォルトのバックアップファイルのパスを次に示します。
JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\db\backup\backup.dat
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[次へ]ボタンをクリックする。
[データベースのリストア実行]画面が表示されます。
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[実行]ボタンをクリックする。
データベースのリストアが実行されます。リストアが完了すると,リストアが完了したことを示すメッセージが表示されます。
なお,リストアの実行時間は,データベースの容量とリストアするバックアップファイルのデータ量に比例します。
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[OK]ボタンをクリックする。
[データベースマネージャ]ダイアログが閉じます。
必要に応じて,コントロールパネルの「管理ツール」から「サービス」を開いて,JP1/Audit Management - Managerのサービスを開始します。開始するサービスの詳細は「5.7.1 監査ログ管理サーバを開始する」を参照してください。