10.1.3 データベースのバックアップ
データベースでトラブルが発生し,環境を再構築する場合などに備えて,定期的にデータベースのバックアップを取得することをお勧めします。
データベースのバックアップは,次のどちらかの方法で実施します。
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データベースマネージャを使用する方法
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コマンドを使用する方法
ここでは,データベースマネージャからデータベースのバックアップを実行する方法を説明します。コマンドから実行する方法については「12. コマンド」の「admdbbackup(データベースのバックアップ)」を参照してください。
- 注意事項
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データベースのバックアップ実行前に,バックアップ先に十分な空き容量があることを確認してください。
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[データベースマネージャ]ダイアログで「データベースのバックアップ」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
次の図に示す[データベースのバックアップ設定]画面が表示されます。
図10‒2 [データベースのバックアップ設定]画面 -
バックアップファイル名を指定する。
「バックアップファイルパス」に,取得するバックアップファイルのパスを指定します。[...]ボタンをクリックすると,ファイルを参照するダイアログからファイル名を指定できます。
バックアップファイルのパスを指定するとき,次のことに注意してください。
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バックアップファイルのパスは,255バイト以内の文字列で指定してください。
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バックアップファイルの格納先としては,ローカルディスク上のフォルダを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダにはバックアップファイルを格納できません。
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指定したバックアップファイル名がすでにある場合,既存のファイルは上書きされます。
デフォルトのバックアップファイルのパスを次に示します。
JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\db\backup\backup.dat
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[次へ]ボタンをクリックする。
[データベースのバックアップ実行]画面が表示されます。
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[実行]ボタンをクリックする。
データベースのバックアップが取得されます。バックアップが完了すると,バックアップが完了したことを示すメッセージが表示されます。
なお,バックアップファイルの取得に掛かる時間は,データベースの容量と取得するバックアップファイルのデータ量に比例します。
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[OK]ボタンをクリックする。
[データベースマネージャ]ダイアログが閉じます。
必要に応じて,コントロールパネルの「管理ツール」から「サービス」を開いて,JP1/Audit Management - Managerのサービスを開始します。開始するサービスの詳細は「5.7.1 監査ログ管理サーバを開始する」を参照してください。