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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


admrrimport(正規化ルールのインポート)

〈このページの構成〉

機能

admrrexportコマンドで出力した正規化ルール定義エクスポートファイルをインポートします。Administrator権限を持つユーザで実行してください。

形式

admrrimport [△-m△{addproduct | addrule | update}]
             △-i△正規化ルール定義エクスポートファイル名称

コマンドを実行できるサーバ

格納先フォルダ

JP1/Audit Management - Managerのインストール先フォルダ\convert\server\bin

引数

-m△{addproduct | addrule | update}

インポートする定義と同じ定義がすでに存在する場合の処理方法を,次の三つのモードから指定します。引数を省略したときは,addproduct(製品情報単位の追加モード)が指定されます。

  • addproduct(製品情報単位の追加モード)

    データベースに登録されていない製品情報定義と,それに属する正規化ルール定義だけを追加する場合に指定します。新たに構築した環境に,別の環境で定義した製品情報および正規化ルールを追加するときは,製品情報単位の追加モードを指定します。

  • addrule(正規化ルール単位の追加モード)

    データベースに登録されていない製品情報定義および正規化ルール定義をすべて追加する場合に指定します。インポートする正規化ルール定義が属する製品情報がリリース状態のときは,リリース編集状態になります。すでに存在する製品情報に,別の環境の正規化ルールエディタで作成した正規化ルールを追加するときは,正規化ルール単位の追加モードを指定します。

  • update(更新モード)

    データベースに登録されていない製品情報定義および正規化ルール定義をすべて追加し,データベースに登録されている定義を更新する場合に指定します。インポートする定義と同じ製品情報および正規化ルールは更新され,リリース状態のときはリリース編集状態になります。製品情報や正規化ルールを,admrrexportコマンドで出力した定義と同じ内容に更新するときは更新モードを指定します。

    なお,更新モードでインポートを実行し更新された定義を元に戻すには,データベースを復元してください。データベースの復元については,「10.1.4 データベースのリストア」を参照してください。

-i△正規化ルール定義エクスポートファイル名称

admrrexportコマンドで出力した正規化ルール定義エクスポートファイル名称をフルパスで指定します。このオプションを指定する場合は,次のことに注意してください。

  • admrrexportコマンドで出力した,正規化ルール定義エクスポートファイル以外のファイルを指定しないでください。正規化ルール定義エクスポートファイル以外のファイルを指定した場合は,エラーとなります。

  • ローカルディスク上のパスを指定してください。ネットワークドライブ上のパスを指定した場合はエラーとなります。

  • 255バイト以内の文字列で指定してください。

注意事項

戻り値

戻り値

説明

0

コマンドの処理が正常に終了しました。

1

コマンド引数の指定に誤りがあります。

2

コマンドの実行権限がありません。

3

同一マシン上で,すでにほかの正規化ルール管理コマンドまたは正規化ルールエディタが実行されています。

8

正規化ルール定義エクスポートファイルに誤りがあります。

9

JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスが停止しています。

10

インポートできなかった定義があります。

99

その他のエラーが発生しました。