9.3.1 監査ログ収集対象を追加する
この項では,監査ログを収集する対象を追加するときの事前準備と,追加する手順を説明します。
なお,ログファイルがラップアラウンド形式の場合は,収集対象のログファイル面数に合わせて設定を変更してください。
(1) 監査ログ収集対象を追加するときの事前準備
サーバに新たに追加したプログラムを監査ログの収集対象として追加したい場合,収集対象を追加するための準備が必要です。状況に応じて次の設定をしてください。
- すでに収集対象として設定されているサーバにプログラムを追加して収集対象とする場合
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OSの設定や各プログラムの設定など,追加するプログラムのセットアップが必要です。監査ログの収集対象プログラムのセットアップについては「5.4.6 監査ログ収集対象プログラムをセットアップする」を参照してください。
- 新たに構築するサーバのプログラムを収集対象とする場合
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監査ログ収集対象サーバとして,サーバを構築する必要があります。監査ログ収集対象サーバの構築には,次に示す順序で作業が必要です。
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JP1/Baseおよび監査ログの収集対象プログラムのインストール
「5.3 監査ログ収集対象サーバのプログラムのインストール」を参照してください。
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セットアップに必要なファイルのインストール
「5.4.1 セットアップに必要なファイルをインストールする」を参照してください。
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JP1/Baseのイベントサービスの設定
「5.4.2 JP1/Baseのイベントサービスを設定する」を参照してください。
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イベントログトラップ機能の設定
「5.4.3 JP1/Baseのイベントログトラップ機能を設定する」を参照してください。
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ログファイルトラップ機能の設定の確認
「5.4.4 ログファイルトラップ機能の設定を確認する」を参照してください。
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UNIXシステムログの変換設定
「5.4.5 UNIXシステムログの変換設定をする」を参照してください。
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監査ログ収集対象プログラムのセットアップ
「5.4.6 監査ログ収集対象プログラムをセットアップする」を参照してください。
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(2) 監査ログ収集対象を追加する手順
監査ログ収集対象の追加は,監査ログ収集対象を初めて設定する場合と同様の方法で実施できます。監査ログ収集対象の追加方法の詳細については「5.6.4 JP1/Audit Management - Managerで監査ログの収集対象を設定する」を参照してください。なお,監査ログ収集対象を追加した場合は,JP1/Audit Management - Managerのサービスを再起動してください。再起動するサービスの詳細は「5.7.1 監査ログ管理サーバを開始する」を参照してください。