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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


7.8 機能ツリーのパターン表示編集

機能ツリーのパターン表示について編集できます。ユーザ作成のパターンを格納するフォルダを作成できるので,プログラム単位や観点単位など,パターンを分類して管理できます。また,不要なパターンを非表示にすることで機能ツリーの利便性が向上します。

編集は,パターン表示編集画面で実行できます。パターン表示編集画面は,機能ツリーで[パターン表示編集]のリンクをクリックすると表示されます。パターン表示編集画面を次に示します。

図7‒18 パターン表示編集画面

[図データ]

[更新]ボタンをクリックすると,編集内容を監査ログ管理画面の機能ツリーに反映して,この画面を閉じます。[閉じる]ボタンまたは[×]ボタンをクリックすると,編集内容を破棄して,この画面を閉じます。

このほか,パターン表示編集画面では,ユーザ作成のフォルダやパターンの情報をエクスポートおよびインポートできます。これらの操作によって,ほかのサーバ環境との間で情報の移行ができます。例えば,監査ログ管理サーバで使用しているフォルダやパターンの情報を,監査ログ閲覧サーバで流用するなど,環境移行時の利便性が向上します。

この節では,機能ツリーのパターン表示を編集する手順とユーザ作成のフォルダやパターンを移行する手順について説明します。パターン表示編集画面の各部の名称と使い方については「11.10 パターン表示編集画面」を参照してください。

次の表に,ツリー項目ごとに実行できる操作を示します。

表7‒25 ツリー項目ごとに実行できる操作

項番

ツリー項目の種類

実行できる操作

フォルダの作成

名前の

変更

移動

コピー

削除

1

ルート

2

業務メニュー※1

3

ユーザ作成の

フォルダ

※2

※2,※3

※2,※3

4

ユーザ作成の

パターン

5

テンプレート※4

(凡例)

○:操作できる

−:操作できない

注※1

業務メニューのうち「監査ログ検索」および「監査ログ集計」を示します。

注※2

フォルダは10階層まで作成できます。また,最上位の「ユーザ作成のフォルダ」配下には,ツリー項目を4,096個まで作成できます。ただし,ツリー項目を大量(2,000個が目安)に作成する場合,IISの送信バッファの最大サイズは,デフォルトより大きい値を設定しておく必要があります。設定方法については「5.5.1(3) IIS送信バッファの最大サイズの設定」を参照してください。

注※3

フォルダを選択した場合,配下のすべてのフォルダおよびパターンに対して操作が反映されます。

注※4

「テンプレートのフォルダ」,「テンプレートのプログラムフォルダ」,および「テンプレートのパターン」を示します。

〈この節の構成〉