JP1/Power Monitor
形式
jaombkdef [-s] [-u] 退避ファイル名
機能
jaombkdefコマンドは,自ホストの定義ファイルをtar形式のファイルに退避するコマンドです。
実行権限
スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
/usr/bin/jp1_aom/
引数
-s
定義ファイルを退避します。このオプションを指定すると,次のファイルと構成定義ファイルのパラメーターを退避します。退避できるファイルと構成定義ファイルのパラメーターを次の表に示します。
表15-4 -sオプションで退避できるファイルと構成定義ファイルのパラメーター
退避できるファイル | 構成定義ファイルのパラメーター | |
---|---|---|
運転スケジュール定義ファイル | schedule_file | |
自動運転ユーザーコマンド | 自動運転開始時コマンド | aom_start_rc |
自動システム終了前コマンド | system_terminate_rc | |
終了条件監視コマンド | monitor_rc | |
機能制限コマンド | restrict_rc | |
電源投入時刻到達時コマンド | power_on_time_rc |
-sオプションを指定しなかった場合,次のファイルだけが退避されます。
-u
退避先に同じ名前のファイルがあった場合,上書きします。退避先に同じ名前のファイルがある場合,このオプションを省略してコマンドを実行すると,エラーになります。
退避ファイル名
定義ファイルを退避する退避先のファイル名を指定します。
注意事項
戻り値
0(正常終了) | 定義ファイルを退避しました。 |
0以外 | エラーが発生しました。 |
補足事項
退避ファイルの内容を確認するには,tarコマンドを実行します。tarコマンドの使用例を次に示します。
# tar tvf 退避ファイル名
使用例
次のファイルを,退避ファイル「/bkup/jp1aom/bkupfile」に上書きして退避します。
jaombkdef -s -u /bkup/jp1aom/bkupfile
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