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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド


5.2.3 実行予実績一覧画面

ジョブの実行予実績をデイリー形式のガントチャートで監視する画面例について,次に説明します。

〈この項の構成〉

(1) 画面例

図5‒5 画面イメージ(実行予実績一覧画面)

[図データ]

ツリーエリア

ルートジョブネット,ネストジョブネット,起動条件,ジョブを階層構造で表示します。ジョブネットリリース機能を使用している場合,リリースIDの数分のツリーを表示します。

日時エリア

日付,時間を表示します。

スケジュールエリア

ツリーで表示されているユニットの実行スケジュールを表示します。

実行結果リスト

ツリーエリアと選択枠で選択された実行スケジュールを表示します。

表示日/基準時刻表示

情報の表示日とジョブグループ名に表示されているジョブグループの基準時刻を表示します。

(2) データ取得の流れ

データを取得する処理の流れを次に示します。

  1. ルートジョブネットのユニット定義情報(種別,コメント,ユニットID)を取得します。ジョブネットリリース機能を使用している場合は,リリース情報を取得します。

    初期表示や最新情報への更新などのタイミングで,ルートジョブネットのユニット定義情報を取得します。

    項番

    使用するAPI

    説明

    API①

    getJobnetReleaseInfo

    ジョブネットリリース機能を使用している場合,またはジョブネットリリース機能を使用しているか不明な場合に,リリース情報を取得します。

    API②

    searchUnit

    ルートジョブネットのユニットの定義情報(種別,コメント,ユニットID)を取得します。リリース情報が存在する場合は,上記のgetJobnetReleaseInfoメソッドで取得したリリースIDの数分,searchUnitメソッドに指定して情報を取得してください。

  2. ルートジョブネット全体のスケジュール,基準時刻,現在時刻を取得します。

    初期表示や最新情報への更新などのタイミングで,ルートジョブネットの実行スケジュール情報を取得して,スケジュールエリアおよび実行結果リストに表示します。

    項番

    使用するAPI

    説明

    Javaの標準API

    Javaの標準APIで現在の日時を取得します。

    API③

    getCalendar

    ルートジョブネットの基準時刻を取得します。取得開始日と終了日には,上記のJavaの標準APIで取得した日付を使用します。

    API④

    getSchedule

    ルートジョブネット配下すべての実行スケジュール情報(予実績)を取得します。取得開始日と終了日には,上記のJavaの標準APIで取得した日付を使用します。

    ルートジョブネットにリリース情報が存在する場合は,取得したい期間に有効となるリリースIDを指定してgetScheduleメソッドを実行してください。

  3. ルートジョブネット,ネストジョブネット,および起動条件を展開したときに,直下のユニット情報の一覧を取得します。

    ツリーエリアのノード展開や最新情報への更新などのタイミングで,ルートジョブネット,ネストジョブネット,および起動条件の直下のユニット情報の一覧を取得します。

    項番

    使用するAPI

    説明

    API⑤

    getDefinitionsUnderJobnet

    ルートジョブネット,ネストジョブネット,および起動条件の直下のユニット情報(ユニット名,種別,コメント,ユニットID)を取得します。

    ルートジョブネットにリリース情報が存在する場合は,リリースIDを指定してgetDefinitionsUnderJobnetメソッドを実行してください。

(3) 画面作成のポイント