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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド


3.4.2 JP1/AJS3 - Managerのプロセスの起動の設定手順(JP1/AJS3用起動プロセス定義ファイルが変更されていない場合)

接続先のJP1/AJS3 - Managerのデータベース構成が標準構成で,JP1/AJS3用起動プロセス定義ファイルが変更されていない場合の,JP1/AJS3 - Managerのプロセスの起動の設定手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

  2. jp1ajs_hstd.confファイルのバックアップを作成する。

  3. モデルファイル(jp1ajs_hstd_cd.conf.modelファイル)をコピーして,jp1ajs_hstd.confにリネームする。

  4. 論理ホストで運用している場合は,手順3で作成したファイルを共有フォルダにコピーする。

  5. servicesファイルにajscdinetdプロセスが使用するポート番号を追加する。

    デフォルトのポート番号

    22250

    ポート番号の追加例

    jp1ajs3cdinetd 22250/tcp # JP1/AJS3 - SDK

    注意事項

    デフォルトのポート番号を使用できない場合,ほかのプロセスが使用するポート番号と重複しないように,ajscdinetdプロセスが使用するポート番号を指定してください。また,環境設定ファイルの接続ポート番号も変更する必要があります。

    なお,ポート番号の指定が重複している場合,ajscdinetdプロセスを起動したときに,統合トレースログにメッセージKAVS0904-Eが出力されます。

  6. JP1/AJS3のサービスを起動する。

注意事項
  • ファイアウォールを設定した環境で運用する場合は,JP1/AJS3 - SDKからの通信がファイアウォールを通過できるように設定してください。

  • servicesファイルに追加したポート番号の設定は,JP1/AJS3 - Managerのアンインストールでは削除されません。設定が不要になった場合には,手動で削除する必要があります。

関連項目