Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 運用ガイド


1.13.1 バックアップ・リストア時の注意事項

JP1/AOシステムをバックアップ・リストアすると,タスクの詳細情報の一部(ステップ一覧および進捗状況)が削除されたり,タスクの状態が一部変更されたりします。なお,リストアしたタスクおよびデバッグタスクは[タスクモニタ]ビューにステップの進捗および状態が表示されません。

タスクおよびデバッグタスクのバックアップ時の状態によっては,リストア後の状態が変更されます。タスクおよびデバッグタスクのリストア後の状態については,マニュアル「JP1/AO 画面・コマンド・APIリファレンス」−「restoresystem(JP1/AOシステムのリストア)」のトピックを参照してください。

バックアップ時に「待機中」または「保留中」だったタスクおよびデバッグタスクはリストアすると「キャンセル」状態となります。ただし,「待機中」または「保留中」だったタスク(指定日時実行タスクまたは定期実行タスク)は,listtasksコマンドおよびsubmittaskコマンドを使って,同一の設定で別のタスクとして再登録することができます。

タスクを再登録するためには,バックアップ手順の前にlisttasksコマンドを実行し,タスク詳細情報を出力しておきます。このとき出力したタスク詳細情報を,リストア後にsubmittaskコマンドで一括再登録すると,同一の設定で別のタスクとして再登録することができます。

ただし,リストア後のタスクは[タスク一覧]ビューで[失敗したステップからリトライ]または[失敗した次のステップからリトライ]を選択してタスクの実行をやり直すことはできません。

関連トピック