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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 運用ガイド


1.6.12 タスクの状態一覧と状態遷移

タスクの状態一覧を,次に示します。

表1‒13 タスクの状態

項番

分類

タスクの状態

説明

1

待機

待機中

次のどちらかを示す状態です。

  • タスクが生成されてから実行開始されるまでの期間

  • 定期実行タスクの前の処理から次の処理までの期間

2

保留中

定期実行タスクについて,スケジュール一時停止操作が実施されていることを示す状態です。

3

実行

実行中

対応する自動処理が実行中であることを示す状態です。

4

応答待ち中

対応する自動処理で,ユーザーの応答が必要となっていることを示す状態です。

5

異常検出

対応する自動処理の異常が検出されたことを示す状態です。

6

停止中

ユーザーによるタスクの実行停止操作または強制停止操作に伴って,対応する自動処理が停止処理中であることを示す状態です。

7

停止

正常終了

対応する自動処理が正常に終了したことを示す状態です。

8

失敗

対応する自動処理が正常に終了しなかったことを示す状態です。

次のような場合に失敗となります。

  • 応答待ち中のタスクがタイムアウトした

  • 対応する自動処理が異常検出によって停止された

  • ユーザーによる実行停止操作に伴う停止処理が完了した

  • ユーザーによる強制停止操作に伴う停止処理が完了した

9

キャンセル

ユーザーによるスケジュールキャンセル操作に伴って,指定日時実行タスクまたは定期実行タスクが実行されなかったことを示す状態です。

注※

タスクの最後の部品を実行中にユーザーが実行停止をした場合は,正常終了となります。

タスクの状態遷移図を次に示します。図中の番号は,「タスクの状態」の表の項番と対応しています。

図1‒20 タスクの状態遷移図

[図データ]

なお,タスクの状態は一定の間隔で取得されるため,操作画面上では,遷移途中のタスクの状態を幾つか表示しないで遷移する場合があります。

リストア後のタスクの状態遷移については,「1.13.1 バックアップ・リストア時の注意事項」を参照してください。

JP1/AOサービスを再開した場合のタスクの状態遷移については,「1.13.2 JP1/AOサービスを再開した場合の注意事項」を参照してください。