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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


3.7 PFM - Web Consoleからの計測条件の定義

PFM - Agent for Service Responseでは,IE Probe DaemonおよびProbe Daemonのタスク定義をXML形式の計測条件登録ファイル(esptask.xml)に記述します。この計測条件登録ファイルはPFM - Web Consoleからも定義できます。

この節では,PFM - Web Consoleを使用してIE Probe DaemonおよびProbe Daemonのタスク定義を追加,削除,更新する方法について説明します。

タスク定義を追加,削除,更新する流れを次に示します。各項目の内容については,括弧内の個所を参照してください。

[図データ]

定義したタスクは,複数のエージェントに一括配布できます。一括配布の詳細については,「3.7.5 タスク情報の一括配布」を参照してください。

タスクの定義は,IE Probe DaemonおよびProbe Daemonが起動した際に計測条件登録ファイルから読み込まれますが,定義内容が正しくないとIE Probe DaemonおよびProbe Daemonは停止状態になり,計測を開始しません。この事象は,Webトランザクションのタスク定義で記述したWebトランザクションファイル名が存在しない場合などが該当します。PFM - Web Consoleからタスクを定義した際には入力値が妥当かを検証しますが,実際に計測できるかは検証しません。IE Probe DaemonおよびProbe Daemonの起動に失敗し,停止状態になったときは,計測条件が妥当か見直してください。

注意事項

計測条件登録ファイル(esptask.xml)を直接編集する運用とPFM - Web Consoleから定義する運用を併用する場合,次の点に注意してください。計測条件登録ファイルを直接編集する方法については,「7.3 計測条件登録ファイル(esptask.xml)」を参照してください。

  • 計測条件登録ファイルにXML構文エラーがあるときや不正なタスクIDのタスクが定義されているときは,PFM - Web Consoleから計測条件を定義できません。Agent CollectorサービスおよびIEプローブを停止して,計測条件登録ファイル(esptask.xml)を修正し,Agent CollectorサービスおよびIEプローブを起動してください。

注※

IEプローブをWindowsサービスから起動する機能を使用している場合は,IEプローブの起動は不要です。

  • PFM - Web Consoleに表示されるタスクは500個までです。計測条件登録ファイルに501個以上のタスクが定義されている場合,500個目までが表示され,残りのタスクは表示されません。また,共通メッセージログにKAVF16023-Wメッセージが出力されます。

    501個以上のタスクが定義されている場合,PFM - Web Consoleからタスクを削除してGUI上に表示されない状態にすると,501個目以降のタスクが表示されるようになります。

  • 追加後のタスクが500個を超えるタスクはPFM - Web Consoleから追加できません。500個以上のタスクが表示された状態でPFM - Web Consoleからタスクを追加しようとすると,共通メッセージログにKAVF16023-Wメッセージが表示されて追加できません。この場合,計測条件登録ファイルには登録されないで,タスクは生成されません。

  • PFM - Web Consoleからタスクを定義すると,計測条件登録ファイルのインデントやコメントなどを整形して出力します。

参考

タスクは,サービスタイプIDの昇順に,サービスタイプIDが同じ場合は計測条件IDの昇順に表示されます。サービスタイプIDについては,「9. レコード」の「共通フィールド」を参照してください。

〈この節の構成〉