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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


7.3 計測条件登録ファイル(esptask.xml)

計測条件登録ファイルは,IEシナリオまたは各インターネットサービスの計測条件を登録するファイルです。Agent Collector,IE Probe Daemon,およびProbe Daemonの起動時に読み込まれます。このファイルは,XML形式です。

計測条件登録ファイルで定義する内容は,PFM - Web Consoleから設定できます。PFM - Web Consoleを使用して定義すると,PFM - Agent for Service Responseを再起動する必要がありません。また,IE Probe DaemonおよびProbe Daemonへの反映もPFM - Web Consoleから行えます。このため,通常はPFM - Web Consoleから計測条件を定義してください。

IEシナリオの計測条件を定義する場合,[IE Recorder](メイン)画面で,定義した内容を計測条件登録ファイルに登録したり,計測条件登録ファイルを編集したりできます。ただし,[IE Recorder](メイン)画面で計測条件登録ファイルを編集するときは,PFM - Agent for Service Responseを停止する必要があるので,計測条件登録ファイルは,PFM - Web Consoleで編集することを推奨します。

PFM - Web Consoleを使用しない場合,計測条件登録ファイルの定義内容を有効にするには,PFM - Agent for Service Responseを再起動する必要があります。

ただし,<HTTP>タグ配下の<POST>タグまたは<HTTPS>タグ配下の<POST>タグは,PFM - Web Consoleから設定できません。計測条件登録ファイルを直接編集して定義してください。

計測条件登録ファイルを直接編集する場合の注意事項
  • 計測条件登録ファイルを直接編集する場合,事前に必ずPFM - Agent for Service Responseを停止させてください。

  • 計測条件登録ファイルを直接編集した場合,マルチバイト文字の指定が許可されていないプロパティの値に,マルチバイト文字が含まれる場合があります。この状態で計測条件登録ファイルを読み込むと,マルチバイト文字を含む値がPFM - Web Consoleに表示され,StatusもValidになります。しかし,そのまま[OK]ボタンをクリックすると,PFM - Web Consoleから半角文字しか指定できないフィールドに全角文字が入力されたことを表すエラーメッセージ(KAVJS2602-E)が出力されるので,注意してください。

  • 計測条件登録ファイルを直接編集している最中に,[IE Recorder](メイン)画面で,[ツール]−[計測条件の簡易登録]を選択しないでください。

〈この節の構成〉