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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


7.3.3 計測条件(サービス固有条件部分)の書式と定義内容

計測対象のインターネットサービスごとに書式と定義内容を説明します。

次の12種類のSERVICE_IDについて説明します。

〈この項の構成〉

(1) HTTP

HTTPサービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <HTTP>
     <URL>URL</URL>
     <POST>
       <MESSAGE_BODY>メッセージボディ</MESSAGE_BODY>
     </POST>
     <DEPTH>深さ</DEPTH>
     <WEB_AUTH> 
       <WEB_USERNAME>Web認証ユーザー名</WEB_USERNAME>
     </WEB_AUTH>
     <PROXY>
       <PROXY_HOSTNAME>プロキシのホスト名またはIPアドレス</PROXY_HOSTNAME>
       <PROXY_PORT>プロキシポート番号</PROXY_PORT>
       <PROXY_USERNAME>プロキシユーザー名</PROXY_USERNAME>
     </PROXY>
   </HTTP>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(HTTP)

表7‒11 <SERV_PARAM>の定義内容(HTTP)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<HTTP>・・・</HTTP>

HTTPサービス固有のパラメーターを含むタグです。

<URL>・・・</URL>

((255バイト以内の文字列))※1

計測対象のWebページのURLを指定します。プロトコル識別子(http://)は含めません。ポート番号は省略できます。ポート番号を省略した場合は,80番ポートを使用します。

<POST>・・・</POST>

POSTメソッドを計測するよう指定するタグです。<MESSAGE_BODY>タグを使用して設定します。省略する場合は,<POST>タグとそれに含まれるタグの記述を省略します。省略した場合は,GETメソッドを使用します。

<MESSAGE_BODY>・・・</MESSAGE_BODY>

((1〜1,023バイトの文字列))

※2

POSTメソッドの送信の場合にメッセージのボディとして送信される文字列を指定します。POSTメソッドを使用する場合,この項目は省略できません。

<DEPTH>・・・</DEPTH>

((1〜100))《2》

埋め込みリソース・フレームを取得する深さを指定します。深さとは,計測対象のWebページ中に含まれるリソースとフレームのうち,ダウンロードするリソースとフレームのWebページ中の深さを表します。次に例を示します。

DEPTH=1と指定する場合

Webページ本体だけをダウンロードします。

DEPTH=2と指定する場合

Webページ本体に加えて,そのページに埋め込まれているリソースやフレームをダウンロードします。

DEPTH=3以上を指定する場合

Webページ本体,そのページに埋め込まれているリソースやフレーム,そのフレームに埋め込まれているリソースやフレーム・・・のように,取得したフレームの中に埋め込まれている情報の取得を,指定した数に対応するだけ繰り返しダウンロードします。フレームの中に何も埋め込まれていなければ,それ以上の取得は繰り返しません。

埋め込まれているリソースやフレームの詳細については,「9. レコード」の「HTTP」を参照してください。

<WEB_AUTH>・・・</WEB_AUTH>

Web認証をする場合に指定します。<WEB_USERNAME>タグを使用し,Web認証に関する設定をします。省略する場合は,<WEB_AUTH>タグとそれに含まれるタグの記述を省略します。

<WEB_USERNAME>・・・</WEB_USERNAME>

((64バイト以内の文字列))

※3

Web認証に使用するユーザー名を指定します。Web認証実行時だけ有効です。

<PROXY>・・・</PROXY>

プロキシを利用する場合に指定します。

<PROXY_HOSTNAME>タグ,<PROXY_PORT>タグ,および<PROXY_USERNAME>タグを使用し,プロキシに関する設定をします。省略する場合は,<PROXY>タグとそれに含まれるタグの記述を省略します。

<PROXY_HOSTNAME>・・・</PROXY_HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))※4

※5

プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。プロキシ利用時だけ有効です。

<PROXY_PORT>・・・</PROXY_PORT>

((1〜65535))

※5

プロキシサーバのポート番号を指定します。プロキシ利用時だけ有効です。

<PROXY_USERNAME>・・・</PROXY_USERNAME>

((64バイト以内の文字列))

※6

プロキシ認証をする場合に使用するユーザー名を指定します。プロキシ認証をしない場合は,タグの記述を省略します。

(凡例)

○:必須項目

−:オプション項目

注※1

ホスト名をIPアドレスで指定する際,IPアドレスがIPv4アドレスの場合は,10進ドット表記(例:http://172.16.233.12/example.html)で指定してください。IPアドレスがIPv6アドレスの場合は,16進コロン表記を[ ]で囲んで(例:http://[ACE6:45:75:91::1]/example.html)指定してください。

注※2

<POST>タグがある場合は必須項目

注※3

<WEB_AUTH>タグがある場合は必須項目

注※4

ホスト名をIPv4アドレスで指定する場合は,10進ドット表記(例:172.16.233.12)で指定してください。IPv6アドレスで指定する場合は,16進コロン表記(例:ACE6:45:75:91::1)で指定してください。

注※5

<PROXY>タグがある場合は必須項目

注※6

<PROXY>タグがあり,プロキシ認証をする場合は必須項目

(2) HTTPS

HTTPSサービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <HTTPS>
     <URL>URL</URL>
     <POST>
       <MESSAGE_BODY>メッセージボディ</MESSAGE_BODY>
     </POST>
     <DEPTH>深さ</DEPTH>
     <WEB_AUTH> 
       <WEB_USERNAME>Web認証ユーザー名</WEB_USERNAME>
     </WEB_AUTH>
     <PROXY>
       <PROXY_HOSTNAME>プロキシのホスト名またはIPアドレス</PROXY_HOSTNAME>
       <PROXY_PORT>プロキシポート番号</PROXY_PORT>
       <PROXY_USERNAME>プロキシユーザー名</PROXY_USERNAME>
     </PROXY>
     <SSL_AUTH_IGNORE></SSL_AUTH_IGNORE>
     <CLIENT_AUTH>
       <CLIENT_CERT_FILE>クライアント証明書ファイル名</CLIENT_CERT_FILE>
     </CLIENT_AUTH>
   </HTTPS>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(HTTPS)

表7‒12 <SERV_PARAM>の定義内容(HTTPS)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<HTTPS>・・・</HTTPS>

HTTPSサービス固有のパラメーターを含むタグです。

<URL>・・・</URL>

((255バイト以内の文字列))※1

計測対象のWebページのURLを指定します。プロトコル識別子(https://)は含みません。ポート番号は省略できます。ポート番号を省略した場合は,443番ポートを使用します。

<POST>・・・</POST>

POSTメソッドを計測するよう指定するタグです。<MESSAGE_BODY>タグを使用して設定します。省略する場合は,<POST>タグとそれに含まれるタグの記述を省略します。省略した場合は,GETメソッドを使用します。

<MESSAGE_BODY>・・・</MESSAGE_BODY>

((1〜1,023バイトの文字列))

※2

POSTメソッドの送信の場合にメッセージのボディとして送信される文字列を指定します。

<DEPTH>・・・</DEPTH>

((1〜100))《2》

埋め込みリソース・フレームを取得する深さを指定します。深さとは,監視対象のWebページ中に含まれるリソースとフレームのうち,ダウンロードするリソースとフレームのWebページ中の深さを表します。次に例を示します。

DEPTH=1と指定する場合

Webページ本体だけをダウンロードします。

DEPTH=2と指定する場合

Webページ本体に加えて,そのページに埋め込まれているリソースやフレームをダウンロードします。

DEPTH=3以上を指定する場合

Webページ本体,そのページに埋め込まれているリソースやフレーム,そのフレームに埋め込まれているリソースやフレーム・・・のように,取得したフレームの中に埋め込まれている情報の取得を,指定した数に対応するだけ繰り返しダウンロードします。フレームの中に何も埋め込まれていなければ,それ以上の取得は繰り返しません。

埋め込まれているリソースやフレームの詳細については,「9. レコード」の「HTTPS」を参照してください。

<WEB_AUTH>・・・</WEB_AUTH>

Web認証に関する設定を行うタグです。Web認証をする場合にだけ指定します。Web認証をしない場合は,<WEB_AUTH>タグとそれに含まれるタグの記述を省略します。

<WEB_USERNAME>・・・</WEB_USERNAME>

((64バイト以内の文字列))

※3

Web認証に使用するユーザー名を指定します。Web認証実行時だけ有効です。

<PROXY>・・・</PROXY>

プロキシを利用する場合に指定します。<PROXY_HOSTNAME>タグ,<PROXY_PORT>タグ,および<PROXY_USERNAME>タグを使用し,プロキシに関する設定をします。省略する場合は,<PROXY>タグとそれに含まれるタグの記述を省略します。

<PROXY_HOSTNAME>・・・</PROXY_HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))※1

※4

プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。プロキシ利用時だけ有効です。

<PROXY_PORT>・・・</PROXY_PORT>

((1〜65535))

※4

プロキシサーバのポート番号を指定します。プロキシ利用時だけ有効です。

<PROXY_USERNAME>・・・</PROXY_USERNAME>

((64バイト以内の文字列))

※5

プロキシ認証をする場合に使用するユーザー名を指定します。プロキシ認証をしない場合は,タグの記述を省略します。

<SSL_AUTH_IGNORE>

</SSL_AUTH_IGNORE>

SSLのサーバ認証で失敗しても,そのまま計測を続行する場合に指定します。SSLのサーバ認証で失敗した場合に計測を終了させる場合は,このタグを省略します。省略する場合は,タグの記述自体を省略します。

<CLIENT_AUTH>・・・</CLIENT_AUTH>

クライアント認証をする場合に指定します。<CLIENT_CERT_FILE>タグを使用し,クライアント認証に関する設定をします。クライアント認証をしない場合は,<CLIENT_AUTH>タグとそれに含まれるタグの記述を省略します。

<CLIENT_CERT_FILE>・・・</CLIENT_CERT_FILE>

((255バイト以内の文字列))

※6

クライアント証明書と秘密鍵を格納したファイルを255バイト以内で指定します。インストール先フォルダ\agtv\probe\cert配下に格納したファイルのファイル名を指定します。パスは含めません。ファイルは,Base64エンコードのX.506形式に変換しておく必要があります。

(凡例)

○:必須項目

−:オプション項目

注※1

ホスト名をIPv6アドレスで指定することはできません。

注※2

<POST>タグがある場合は必須項目

注※3

<WEB_AUTH>タグがある場合は必須項目

注※4

<PROXY>タグがある場合は必須項目

注※5

<PROXY>タグがあり,プロキシ認証をする場合は必須項目

注※6

<CLIENT_AUTH>タグがある場合は必須項目

(3) SMTP

SMTPサービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <SMTP>
     <HOSTNAME>ホスト名またはIPアドレス</HOSTNAME>
     <PORT>ポート番号</PORT>
     <MSG_SIZE>メッセージサイズ</MSG_SIZE>
     <DST_MAIL_ADDR>宛先メールアドレス</DST_MAIL_ADDR>
     <SRC_MAIL_ADDR>発信元メールアドレス</SRC_MAIL_ADDR>
     <POP3_AUTH>
       <POP3_HOSTNAME>POP3ホスト名またはIPアドレス</POP3_HOSTNAME>
       <POP3_PORT>POP3ポート番号</POP3_PORT>
       <POP3_USERNAME>POP3ユーザー名</POP3_USERNAME>
     </POP3_AUTH>
   </SMTP>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(SMTP)

表7‒13 <SERV_PARAM>の定義内容(SMTP)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<SMTP>・・・</SMTP>

SMTPサービス固有のパラメーターを含むタグです。

<HOSTNAME>・・・</HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))

SMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

<PORT>・・・</PORT>

((1〜65535))《25》

SMTPサーバのポート番号を指定します。

<MSG_SIZE>・・・</MSG_SIZE>

((0〜10000))(バイト)

計測用メールの本文のサイズを指定します。

<DST_MAIL_ADDR>・・・</DST_MAIL_ADDR>

((256バイト以内の文字列))

計測用メールの宛先メールアドレスを1つだけ指定します。

<SRC_MAIL_ADDR>・・・</SRC_MAIL_ADDR>

((256バイト以内の文字列))

計測用メールの発信元メールアドレスを指定します。

<POP3_AUTH>・・・</POP3_AUTH>

POP3認証(POP before SMTP)をする場合に指定します。<POP3_HOSTNAME>タグ,<POP3_PORT>タグ,および<POP3_USERNAME>タグを使用し,POP3認証に関する設定をします。省略する場合は,<POP3_AUTH>タグとそれに含まれるタグの記述を省略します。

<POP3_HOSTNAME>・・・</POP3_HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))

POP3サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。POP3認証実行時だけ有効です。

<POP3_PORT>・・・</POP3_PORT>

((1〜65535))《110》

POP3サーバのポート番号を指定します。POP3認証実行時だけ有効です。

<POP3_USERNAME>・・・</POP3_USERNAME>

((40バイト以内の文字列))

POP3認証に使用するユーザー名を指定します。POP3認証実行時だけ有効です。

(凡例)

○:必須項目

−:オプション項目

注※

<POP3_AUTH>タグがある場合は必須項目

(4) POP3

POP3サービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <POP3>
     <HOSTNAME>ホスト名またはIPアドレス</HOSTNAME>
     <PORT>ポート番号</PORT>
     <USERNAME>ユーザー名</USERNAME>
     <NON_DELETE_MAIL></NON_DELETE_MAIL>
   </POP3>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(POP3)

表7‒14 <SERV_PARAM>の定義内容(POP3)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<POP3>・・・</POP3>

POP3サービス固有のパラメーターを含むタグです。

<HOSTNAME>・・・</HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))

POP3サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

<PORT>・・・</PORT>

((1〜65535))《110》

POP3サーバのポート番号を指定します。

<USERNAME>・・・</USERNAME>

((40バイト以内の文字列))

POP3サービスで用いるユーザー名を指定します。

<NON_DELETE_MAIL>

</NON_DELETE_MAIL>

読み込んだメールを削除しない場合に指定するタグです。読み込んだメールを削除する場合は,タグの記述自体を省略します。

(凡例)

○:必須項目

−:オプション項目

(5) IMAP4

IMAP4サービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <IMAP4>
     <HOSTNAME>ホスト名またはIPアドレス</HOSTNAME>
     <PORT>ポート番号</PORT>
     <USERNAME>ユーザー名</USERNAME>
     <DELETE_MAIL></DELETE_MAIL>
   </IMAP4>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(IMAP4)

表7‒15 <SERV_PARAM>の定義内容(IMAP4)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<IMAP4>・・・</IMAP4>

IMAP4サービス固有のパラメーターを含むタグです。

<HOSTNAME>・・・</HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))

IMAP4サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

<PORT>・・・</PORT>

((1〜65535))《143》

IMAP4サーバのポート番号を指定します。

<USERNAME>・・・</USERNAME>

((64バイト以内の文字列))

IMAP4サービスで用いるユーザー名を指定します。

<DELETE_MAIL>

</DELETE_MAIL>

読み込んだメールを削除する場合に指定するタグです。読み込んだメールを削除しない場合は,タグの記述自体を省略します。

(凡例)

○:必須項目

−:オプション項目

(6) DNS

DNSサービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <DNS>
     <IPADDRESS>IPアドレス</IPADDRESS>
     <PORT>ポート番号</PORT>
     <QUERY>検索対象ホスト名</QUERY>
     <RETRY>リトライ回数</RETRY>
   </DNS>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(DNS)

表7‒16 <SERV_PARAM>の定義内容(DNS)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<DNS>・・・</DNS>

DNSサービス固有のパラメーターを含むタグです。

<IPADDRESS>・・・</IPADDRESS>

DNSサーバのIPアドレスを指定します。IPアドレスだけを受け付け,DNS名は受け付けません。

<PORT>・・・</PORT>

((1〜65535))《53》

DNSサーバのポート番号を指定します。

<QUERY>・・・</QUERY>

((255バイト以内の文字列))

DNSサーバに登録された検索対象のホスト名を指定します。

<RETRY>・・・</RETRY>

((1〜5))《1》

リトライ回数を指定します。ここで指定したリトライ回数と,<GEN_PARAM>タグの<TIME_OUT>タグで指定したタイムアウト時間から,リトライタイムアウト時間が計算され,自動的に設定されます。計算式を次に示します。

リトライタイムアウト時間=

タイムアウト時間÷(リトライ回数+1)

(凡例)

○:必須項目

−:オプション項目

(7) DHCP

DHCPサーバ固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <DHCP>
     <HOSTNAME>ホスト名またはIPアドレス</HOSTNAME>
     <PORT>ポート番号</PORT>
     <PROBE_PORT>プローブのポート番号</PROBE_PORT>
     <NON_ACCEPT_OFFER></NON_ACCEPT_OFFER>
   </DHCP>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(DHCP)

表7‒17 <SERV_PARAM>の定義内容(DHCP)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<DHCP>・・・</DHCP>

DHCPサーバ固有のパラメーターを含むタグです。

<HOSTNAME>・・・</HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))

DHCPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

<PORT>・・・</PORT>

((1〜65535))《67》

DHCPサーバのポート番号を指定します。

<PROBE_PORT>・・・</PROBE_PORT>

((1〜65535))《68》

計測条件の計測で使用するDHCPクライアントとなるプローブのポート番号を指定します。

<NON_ACCEPT_OFFER>

</NON_ACCEPT_OFFER>

DHCPサーバから割り当てられたIPアドレスを受理しない場合に指定するタグです。DHCPサーバから割り当てられたIPアドレスを受理する場合は,タグの記述自体を省略します。

(凡例)

○:必須項目

−:オプション項目

(8) FTP

FTPサービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <FTP>
     <HOSTNAME>ホスト名またはIPアドレス</HOSTNAME>
     <PORT>ポート番号</PORT>
     <USERNAME>ユーザー名</USERNAME>
     <TRANS_DIRECTION>転送方向</TRANS_DIRECTION>
     <FILE_NAME>転送ファイル名</FILE_NAME>
     <PASSIVE></PASSIVE>
   </FTP>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(FTP)

表7‒18 <SERV_PARAM>の定義内容(FTP)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<FTP>・・・</FTP>

FTPサービス固有のパラメーターを含むタグです。

<HOSTNAME>・・・</HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))※1

FTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

<PORT>・・・</PORT>

((1〜65535))《21》

FTPサーバのポート番号を指定します。

<USERNAME>・・・</USERNAME>

((64バイト以内の文字列))

FTPサービスで使用するユーザー名を指定します。

<TRANS_DIRECTION>・・・</TRANS_DIRECTION>

((UPLOADまたはDOWNLOAD))

ファイルを転送する方向を指定します※2。サーバへファイルを転送する場合は「UPLOAD」を,サーバからファイルを転送する場合は「DOWNLOAD」を指定します。

<FILE_NAME>・・・</FILE_NAME>

((32バイト以内の文字列))

転送するファイル名を指定します。

<PASSIVE></PASSIVE>

接続モードを指定します※3。PASSIVEモードによって,データ用コネクションを確立する場合に指定するタグです。省略する場合は,タグの記述自体を省略します。省略した場合は,ACTIVEモードでデータ転送用コネクションを確立します。

(凡例)

○:必須項目

−:オプション項目

注※1

ホスト名をIPv4アドレスで指定する場合は,10進ドット表記(例:172.16.233.12)で指定してください。IPv6アドレスで指定する場合は,16進コロン表記(例:ACE6:45:75:91::1)で指定してください。

注※2

計測用の転送ファイルはあらかじめ次のフォルダに格納しておきます。

UPLOAD の場合:インストール先フォルダ\agtv\probe\probedata\ftp

DOWNLOADの場合:指定したアカウントのホームディレクトリ下

注※3

接続モードに対応したコネクション確立方法を次に示します。

ACTIVEモードの場合:

FTPサーバから,ファイル転送用のコネクション要求を行います。

PASSIVEモードの場合:

FTPプローブから,ファイル転送用のコネクション要求を行います。

(9) TCP

TCPサービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <TCP>
     <HOSTNAME>ホスト名またはIPアドレス</HOSTNAME>
     <PORT>ポート番号</PORT>
   </TCP>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(TCP)

表7‒19 <SERV_PARAM>の定義内容(TCP)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<TCP>・・・</TCP>

TCPサービス固有のパラメーターを含むタグです。

<HOSTNAME>・・・</HOSTNAME>

((255バイト以内の文字列))

TCPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

<PORT>・・・</PORT>

((1〜65535))

TCPサーバのポート番号を指定します。

(凡例)

○:必須項目

注※

ホスト名をIPv4アドレスで指定する場合は,10進ドット表記(例:172.16.233.12)で指定してください。IPv6アドレスで指定する場合は,16進コロン表記(例:ACE6:45:75:91::1)で指定してください。

(10) WEBTRANS

WEBTRANSサービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <WEBTRANS>
     <TRANSACTION_FILE>Webトランザクションファイル名</TRANSACTION_FILE>
     <TRANSACTION_NAME>Webトランザクション名</TRANSACTION_NAME>
   </WEBTRANS>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(WEBTRANS)

表7‒20 <SERV_PARAM>の定義内容(WEBTRANS)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<WEBTRANS>・・・</WEBTRANS>

WEBTRANSサービス固有のパラメーターを含むタグです。

<TRANSACTION_FILE>・・・</TRANSACTION_FILE>

((255バイト以内の文字列))

Webトランザクションファイル名を指定します。インストール先フォルダ\agtv\probe\webtransに格納されている,拡張子が.xmlのファイルを指定します。パスは含めません。大文字・小文字は区別されません。

<TRANSACTION_NAME>・・・</TRANSACTION_NAME>

((255バイト以内の文字列))

Webトランザクション名を指定します。なお,「|(ストローク)」は使用できません。

(凡例)

○:必須項目

(11) IESCENA

IEシナリオ固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <IESCENA>
     <IESCENA_FILE>IEシナリオファイル名</IESCENA_FILE>
   </IESCENA>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(IESCENA)

表7‒21 <SERV_PARAM>の定義内容(IESCENA)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<IESCENA>・・・</IESCENA>

IEシナリオ固有のパラメーターを含むタグです。

<IESCENA_FILE>・・・</IESCENA_FILE>

((255バイト以内の文字列))

IEシナリオファイル名を指定します。インストール先フォルダ\agtv\probe\iescena配下に格納されている,拡張子が.xmlのファイルを指定します。パスは含めません。大文字・小文字は区別されません。

(凡例)

○:必須項目

(12) USERSERV

ユーザー定義サービス固有の設定項目を表すタグについて説明します。

(a) 書式

<SERV_PARAM>
   <USERSERV>
     <USER_SERVICE_ID>ユーザー定義サービスID</USER_SERVICE_ID>
   </USERSERV>
</SERV_PARAM>

(b) <SERV_PARAM>定義内容(USERSERV)

表7‒22 <SERV_PARAM>の定義内容(USERSERV)

XMLタグ

必須

タグの役割,指定する値

<USERSERV>・・・</USERSERV>

ユーザー定義サービス固有のパラメーターを含むタグです。

<USER_SERVICE_ID>・・・</USER_SERVICE_ID>

((1〜100))

コマンド登録ファイルに登録した,ユーザー定義サービスIDを指定します。

(凡例)

○:必須項目