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JP1 Version 10 JP1/IT Service Level Management


8.1.4 定義ファイルをリストアする

定義ファイル(システム定義ファイル,システムコンフィグプロパティファイル)のバックアップを取っている場合,JP1/ITSLM自体にトラブルが発生したときなどに,トラブル発生以前の環境にリストアできます。

定義ファイルのリストアは手動で実施します。

ここでは,定義ファイルのリストア方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 作業の前に

(2) 作業手順

  1. リストアの対象となるJP1/ITSLM - ManagerまたはJP1/ITSLM - URを終了する。

    • リストアの対象がJP1/ITSLM - Managerの場合,JP1/ITSLM - Managerに接続されたすべてのJP1/ITSLM - URを終了したあと,JP1/ITSLM - Managerを終了してください。

      JP1/ITSLM - URの終了方法については「2.1.3 JP1/ITSLM - URを終了する」を,JP1/ITSLM - Managerの終了方法については「2.1.4 JP1/ITSLM - Managerを終了する」を参照してください。

    • リストアの対象がJP1/ITSLM - URの場合,リストアの対象のJP1/ITSLM - URだけを終了してください。

      JP1/ITSLM - URの終了方法については,「2.1.3 JP1/ITSLM - URを終了する」を参照してください。

  2. 定義ファイルのバックアップを所定のフォルダにコピーして上書きする。

    コピー先は次のとおりです。

    リストアの対象がJP1/ITSLM - Managerの場合:

    JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\conf\jp1itslm.properties

    JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\sdpengine\analysisN\conf\system_config.properties

    注※ Nには1〜10の数字が入ります。

    リストアの対象がJP1/ITSLM - URの場合:

    JP1/ITSLM - URのインストール先フォルダ\ur\conf\jp1itslmur.properties

    JP1/ITSLM - URのインストール先フォルダ\ur\sdpengine\collector\conf\system_config.properties

    JP1/ITSLM - URのインストール先フォルダ\ur\sdpengine\collector2\conf\system_config.properties

    JP1/ITSLM - URのインストール先フォルダ\ur\sdpengine\recorder\conf\system_config.properties

  3. リストアの対象となったJP1/ITSLM - ManagerまたはJP1/ITSLM - URを起動する。

    • リストアの対象がJP1/ITSLM - Managerの場合,手順1.で終了したJP1/ITSLM - Managerを起動したあと,同じく手順1.で終了したJP1/ITSLM - URを起動します。

      JP1/ITSLM - Managerの起動方法については「2.1.1 JP1/ITSLM - Managerを起動する」を,JP1/ITSLM - URを起動方法については「2.1.2 JP1/ITSLM - URを起動する」を参照してください。

    • リストアの対象がJP1/ITSLM - URの場合,リストアの対象のJP1/ITSLM - URだけを起動してください。

      JP1/ITSLM - URの起動方法については,「2.1.2 JP1/ITSLM - URを起動する」を参照してください。

リストアの対象となったJP1/ITSLM - Manager,またはJP1/ITSLM - URが起動すれば,定義ファイルのリストアは完了です。

(3) 関連項目