JP1/Integrated Management - Message Optimizer

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9.4.2 JP1/IM - MOで定義した要素を変換メッセージに埋め込む

JP1/IM - MOで定義した発行元名や適用先システム名を,メッセージとして出力し,監視しやすくします。

例えば,発行元イベントサーバ名や,JP1/IM - Managerの拠点マネージャーのホスト名は,英数字で出力されるためわかりにくいことがあります。このような場合に,出力したいサーバ名を「発行元名」,拠点マネージャーホスト名や監視グループ名を「適用先システム名」として日本語で定義して,JP1/IM - Viewのメッセージ中に直感的に理解しやすい名称を出力できます。

監視グループについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」を参照してください。

JP1/IM - Viewのメッセージ中に埋め込めるJP1/IM - MOの要素については,「15.1.2 JP1/IM - MOが変換したJP1イベントの詳細」の「JP1/IM - MO固有情報」を参照してください。

JP1/IM - MOで定義した要素を変換メッセージに埋め込む例として,ホスト名(図中の発行元(英数字))を日本語に変更する場合を次の図に示します。なお,監視グループ名を日本語に変更したい場合は,「ホスト名(発行元(英数字))」を「監視グループ名」,「ホスト名(発行元(日本語名))」を「適用先システム名」に読み替えてください。

図9-3 メッセージ中のホスト名を日本語に変換する

[図データ]

手順を次に示します。

  1. 変換後のメッセージに出力したい発行元名を定義する。
    学習機能を使用したり,IM構成管理情報をインポートしたりして発行元を定義した場合は,発行元が英数字のまま出力されています。発行元名を日本語に変更したいときにはJP1/IM - MOで発行元(日本語名)を定義する必要があります。発行元名を変更する操作については,「9.2.4 発行元を追加する(学習機能を停止した場合)」を参照してください。
  2. [基本フォーマット定義]ボタンをクリックする。
    [基本フォーマット定義]ダイアログが表示されます。
  3. 基本フォーマットを定義する。
    基本フォーマットの定義方法については,「8.3 基本フォーマットを定義する」を参照してください。
  4. [フィールド設定]タブをクリックする。
    次のように指定します。
    • [種別]および[形式]に「情報フィールド1」
    • [取得元種別]に「JP1/IM - MO固有情報」
    • [取得元情報]に「イベント発行元名」

以降はJP1イベントのメッセージ以外の要素を変換メッセージに埋め込む場合と同様に,[フィールド設定]タブで追加した属性を含めて変換フォーマットを定義します。

以降の操作については,「9.4.1 JP1イベントのメッセージ以外の要素を変換メッセージに埋め込む」を参照してください。