JP1/IMの監視対象ホストに新しいアプリケーションを追加した場合などには,JP1/IM - MOで定義していないメッセージがビューアーに出力されます。それらのメッセージに固定の文言やシステム名などを出力したいときには,イベントソース種別ごと,またはすべてのイベントソースに共通の基本フォーマットを定義します。
ここでは,Windowsイベントログの共通定義を作成し,JP1/IM - MOでは定義していないWindowsイベントログのメッセージに固定の文字列を追加する手順について説明します。なお,すでにイベントソースが定義されているWindowsイベントログには,個別の変換定義がそのまま適用されます。
- メニューバーから[編集]-[新規作成]-[イベントソース]を選択する。
新しいイベントソースが作成されます。
- [名前変更]ボタンをクリックし,表示された画面で名称を変更する。
「Windowsイベントログ共通定義」など共通定義であることがわかる名称に変更してください。
- [OK]ボタンクリックする。
- メイン画面の[基本フォーマット定義]ボタンクリックする。
- [基本フォーマット定義]ダイアログの[イベントソース識別子]で次の設定をする。
- [JP1イベント種別]に「イベントログトラップ(共通)」を選択する。
- [識別子],[プログラム名]および[オブジェクト名]には何も入力できません。
- [基本フォーマット定義]ダイアログの[メッセージ分割]タブで次のように設定する。
- [先頭区切]には入力しない。
- [種別]に「メッセージテキスト」を選択する。
- [形式]に「文字列」を入力する。
- [後区切]には入力しない。
- [基本フォーマット定義]ダイアログの[フィールド設定]タブで次のように設定する。
- [種別]に「ユーザー定義情報フィールド01」を選択する。
- [形式]に「文字列」を選択する。
- [取得元種別]に「固定値」を選択する。
- [取得情報]に「[Windowsイベントログ]」を入力する。
- [OK]ボタンをクリックする。
- メニューバーから[編集]-[変換フォーマット]を選択する。
- [変換フォーマット一覧]ダイアログの[追加]ボタンをクリックする。
- [変換フォーマット定義]ダイアログで次のように設定する。
- [先頭区切]には入力しない。
- 1行目の[種別]に「ユーザー定義情報フィールド01」を選択する。
- 1行目の[形式]に「文字列」を選択する。
- 1行目の[長さ]および[後区切]には入力しない。
- 2行目の[種別]に「メッセージテキスト」を選択する。
- 2行目の[形式]に「文字列」を選択する。
- 2行目の[長さ]および[後区切]には入力しない。
- [OK]ボタンをクリックする。
- メイン画面のメニューバーから,[編集]−[適用先システム]を選択する。
- [適用先システム一覧]ダイアログで定義を適用する適用先システムを選択して,[編集]ボタンをクリックする。
- [適用先システム定義]ダイアログで,[変換フォーマット選択]ボタンをクリックする。
- [変換フォーマット選択]ダイアログで,手順11で追加した変換フォーマットを選択する。
- [変換フォーマット選択]ダイアログの[選択]ボタンをクリックする。
- [適用先システム定義]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする。
これで定義は完了です。
作成した定義をリリースすると,それ以降発行された未定義のWindowsイベントログの先頭に「[Windowsイベントログ]」が追加されたメッセージがビューアーに表示されます。
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