画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド
メインフレーム上での画面は文字ベースのCUIとして運用されますが,分散処理で画面の入出力部分をPCに移行する際に,GUIに変更できます。
CUIからGUIへの移行には,次の3とおりの方法があります。
CUI画面とGUI画面とでは物理マップ名の形式が異なるので,どちらの方法を用いる場合も,COBOLソースプログラム内の物理マップ名の変更が必要になります。CUI画面の物理マップ名の末尾にあるID「NC」を,GUI画面では「ND」に変更してください。
CUI画面を単純にGUI画面のフィールドボックスに展開できます。この場合,画面操作は移行前のCUI画面と同じで,画面表示も表示色とウィンドウのタイトルバーを除けば同じです。
CUI画面をGUI画面のフィールドボックスに展開するために,コンバート機能を利用できます。コンバート機能については,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
CUI画面を,操作を変えずにそのままGUI画面に変更する場合は,CUI画面上の項目をGUI画面定義に対応したものに置き換えます。
CUIからGUIへの変更項目を次の表に示します。
表C-4 CUIからGUIへの置き換え項目
CUI画面定義でのオブジェクト | GUI画面定義でのオブジェクト |
---|---|
タイトル(固定項目) | タイトルバー |
けい線による表 | フィールドボックス |
固定項目 | 固定テキスト |
出力項目 | 出力テキスト |
入力項目 | 入力テキスト |
予約項目 | 予約テキスト |
入出力項目 | 入出力テキスト |
PFキーガイダンス | プッシュボタンまたはメニュー |
けい線 | セパレータ※ |
画面で,次に示すような操作がある場合,画面操作を変更せずにGUI機能を付け加えることができます。
GUI特有の機能を利用すると,マウスやアクセスキー入力によって,キーボードからの入力を少なくし,入力ミスを減らすことができます。
GUI特有の機能を利用した変更の例を次の表に示します。
表C-5 GUIの機能を利用した変更の例
CUI画面での入力項目の例 | GUIへの変更例 |
---|---|
一つだけ選ぶ項目で,選択肢が数個のもの | ラジオボタン,コンボボックス |
一つだけ選ぶ項目で,選択肢が10個を超えるもの | 単一選択リストボックス |
複数を選ぶ項目で,選択肢が数個のもの | チェックボタン |
複数を選ぶ項目で,選択肢が10個を超えるもの | 複数選択リストボックス |
CUI画面では入力項目が1画面内に収まらずに継続入力となっていた項目も,スクロールバーが付いたフィールドボックスを利用して1画面に収めることができます。
さらに,グループボックスを利用すれば,画面上でのフォーカス位置移動の順序を制御できます。
また,複数のウィンドウを同時に表示できるので,必要な情報を参照しながら作業したり,データを見やすくしたりできます。
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