画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

18.4.5 レイアウト

<この項の構成>
(1) ます目設定
(2) 行の間隔
(3) 文字サイズ・文字間隔
(4) 定義領域の違い

(1) ます目設定

インポートした書式のます目設定は,ドローでは「自由な設定」になります。

(2) 行の間隔

行間隔は,FORMS文の基本ます目の縦サイズを基に決定します。

インポート時に値が集約されるので,エクスポートした記述文をメインフレームで使用する場合,行データ(FCB)の変更が必要になる場合があります。

基本ます目と行間隔の関係を表18-3と表18-4に示します。

表18-3 基本ます目と行間隔の関係(LPI指定時)

基本ます目の縦サイズ インポート後の行間隔
3/4LPI(320ドット) 3LPI
3/2LPI(160ドット) 3LPI
3LPI(80ドット) 3LPI
4LPI(60ドット) 4LPI
6LPI(40ドット) 6LPI
6.7LPI(36ドット) 6LPI
8LPI(30ドット) 8LPI
10LPI(24ドット) 10LPI
12LPI(20ドット) 12LPI
24LPI(10ドット) 12LPI

注※
「書式の縦サイズ>行間隔×127」の場合,40ドット(6LPI)に変換します。

表18-4 基本ます目と行間隔の関係(任意ドット指定時)

基本ます目の縦サイズ インポート後の行間隔
61ドット以上 3LPI
41〜60ドット 4LPI
31〜40ドット 6LPI
25〜30ドット 8LPI
21〜24ドット 10LPI
1〜20ドット 12LPI

注※
「書式の縦サイズ>行間隔×127」の場合,40ドット(6LPI)に変換します。

(3) 文字サイズ・文字間隔

ます目の横サイズは,帳票設計時のスケール表示の単位となるので,できるだけ記述文での指定値の約数または倍数になるように変換します。

文字サイズ文字間隔の変換規則について,使用頻度の高い範囲と,それ以外とに分けて説明します。

(a) 使用頻度の高い範囲

使用頻度の高い範囲での変換規則を次の表に示します。

表18-5 文字サイズと文字間隔(使用頻度の高い範囲)

基本ます目の横サイズ
(インポート前)
インポート後の行間隔と文字サイズ・文字間隔
12LPI 10LPI,8LPI 6LPI,4/3LPI
12ドット
(7ポイント半角)
(5ポイント,
3ポイント)
13ドット
(7ポイント,
0ポイント)
12ドット
(7ポイント,
0ポイント)
12ドット
16ドット
(9ポイント半角,15CPI)
(5ポイント,
5ポイント)
16ドット
(5ポイント,
5ポイント)
16ドット
(9ポイント,
0ポイント)
16ドット
18ドット
(13.3CPI)
(5ポイント,
7ポイント)
19ドット
(7ポイント,
4ポイント)
18ドット
(9ポイント,
1ポイント)
18ドット
20ドット
(12ポイント半角,12CPI)
(5ポイント,
1ポイント)
10ドット
(7ポイント,
5ポイント)
20ドット
(12ポイント,
0ポイント)
20ドット
24ドット
(14ポイント半角,10CPI)
(5ポイント,
0ポイント)
8ドット
(7ポイント,
0ポイント)
12ドット
(9ポイント,
5ポイント)
24ドット
32ドット
(9ポイント全角)
(5ポイント,
5ポイント)
16ドット
(5ポイント,
5ポイント)
16ドット
(9ポイント,
0ポイント)
16ドット
40ドット
(12ポイント全角)
(5ポイント,
0ポイント)
8ドット
(7ポイント,
5ポイント)
20ドット
(12ポイント,
0ポイント)
20ドット
48ドット
(14ポイント全角)
(5ポイント,
5ポイント)
16ドット
(7ポイント,
0ポイント)
12ドット
(9ポイント,
5ポイント)
24ドット

注※
文字サイズが小さいので,インポート時に項目が欠落することがあります。
したがって,書式サイズ>文字サイズ×255の場合,この表の値ではなく次に示す値に変換します。
・12LPIの場合:5ポイント,5ポイント(16ドット)
・12LPI以外の場合:7ポイント,7ポイント(23ドット)

  1. メインフレーム,およびPCで,データを含む書式を差異なく印刷できる範囲
    インポート前の記述文でのます目の横サイズが12ドット,16ドット,20ドット,または24ドットの場合,次に示す条件を満たしていれば,メインフレーム,およびPCでの書式印刷に差異は生じません。
    ます目の横サイズが12ドット(7ポイント半角)の場合:
    書式の横サイズが3,060ドット以内
    ます目の横サイズが16ドット(9ポイント半角)の場合:
    ます目の縦サイズが80ドット,60ドット,または40ドット
    ます目の横サイズが24ドット(10CPI)の場合:
    ます目の縦サイズが80ドット,60ドット,または40ドット
    ます目の横サイズが20ドット(12ポイント半角)の場合:
    ます目の縦サイズが80ドット,60ドット,または40ドット
    これらの条件に当てはまらない場合は,3.を参照してください。
  2. 基本ます目の大きさが半分になる場合
    ます目の横サイズが32ドット,40ドット,または48ドットで使用していた場合,インポート時に書式のます目の横サイズが半分になります。
    したがって,メインフレームにエクスポートした場合,メインフレームでの行データ(FCB)の指定によっては,エクスポート後の書式がインポート前とは同じように印刷されないことがあります。
  3. PCで印刷する場合に文字サイズが変わる場合
    1.および2.以外の文字サイズを使用している場合,エクスポートした書式は,インポート前と異なる文字サイズで印刷されます。ドロー機能で文字サイズを変更すれば,インポート前と同じ文字サイズで印刷できます。ただし,XMAP3では13.3CPIに設定できないため,インポート前の書式の文字サイズが13.3CPIだった場合,文字間隔は変更されます。
(b) そのほかの場合

(a)に示した範囲以外の,一般的な変換規則を次の表に示します。

表18-6 文字サイズと文字間隔(使用頻度の高い範囲以外の場合)

基本ます目の横サイズ
(インポート前)
インポート後の行間隔と文字サイズ・文字間隔
12LPI 10LPI,8LPI 6LPI,4/3LPI
8ドット以下 (5ポイント,0I)
8ドット
(5ポイント,0I)
8ドット
(5ポイント,0I)
8ドット
9〜11ドット (5ポイント,3I)
13ドット
(7ポイント,0I)
12ドット
(7ポイント,0I)
12ドット
13〜15ドット (5ポイント,5I)
16ドット
(5ポイント,5I)
16ドット
(9ポイント,0I)
16ドット
17ドット (5ポイント,7I)
19ドット
(7ポイント,4I)
18ドット
(9ポイント,1I)
18ドット
19ドット (5ポイント,1I)
10ドット
(7ポイント,5I)
20ドット
(12ポイント,0I)
20ドット
21〜23ドット (5ポイント,0I)
8ドット
(7ポイント,0I)
12ドット
(9ポイント,5I)
24ドット
25〜31ドット (5ポイント,5I)
16ドット
(5ポイント,5I)
16ドット
(9ポイント,0I)
16ドット
33〜39ドット (5ポイント,1I)
10ドット
(7ポイント,5I)
20ドット
(12ポイント,0I)
20ドット
41〜47ドット (5ポイント,5I)
16ドット
(7ポイント,0I)
12ドット
(9ポイント,5I)
24ドット
49ドット以上 (5ポイント,5I)
16ドット
(7ポイント,0I)
12ドット
(9ポイント,5I)
24ドット

注※
文字サイズが小さいので,インポート時に項目が欠落することがあります。
したがって,書式サイズ>文字サイズ×255の場合,この表の値ではなく次に示す値に変換します。
・12LPIの場合:5ポイント,5ポイント(16ドット)
・12LPI以外の場合:7ポイント,7ポイント(23ドット)

(4) 定義領域の違い

開始位置または終了位置がXMAP3の定義領域を超えている項目は,インポート機能での変換時にすべて削除されます。定義領域の範囲を次の表に示します。

表18-7 定義領域の範囲

方向 ます目指定 ドット指定
127行まで 5,461ドットまで
255列まで 5,461ドットまで