画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド
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変換結果のメッセージは,出力先のフォルダの「X3UNMP01.TXT」に出力されます。出力されるメッセージを次の表に示します。
表17-13 変換時のメッセージとその意味
出力されるメッセージの内容 |
意味 |
(変換元ファイル)を(変換されたファイル)に変換しました。 |
正常に変換できました。 |
(変換元ファイル)を(変換されたファイル)に変換しました。
オペランド・定義文の一部に文法エラーがあったので無視しました。
詳細は(PCマップ定義ファイル名.ERR)をご覧ください。 |
変換できましたが,文法エラーがありました。 |
オペランド・定義文の一部に文法エラーがあったので(変換元ファイル)を変換できませんでした。
詳細は(PCマップファイル名.ERR)をご覧ください。 |
文法エラーのため変換できませんでした。 |
(変換元ファイル)に重大なエラーがあったので処理を中止しました。 |
システムエラーが発生しました。 |
(変換元ファイル)は未サポートデバイス,または不正なパネル定義文であるため変換できません。 |
変換できないファイルが指定されたため,変換できませんでした。 |
定義文エラーが発生した場合,出力先の「PCマップ定義ファイル名.ERR」にエラーメッセージが出力されます。エラーメッセージの内容は,PC用のマップ生成時のエラーメッセージと同じです。詳細については,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
また,画面・帳票のインポートの場合,変換ファイルの出力先フォルダの「X3UNMP01.TXT」に次のようなメッセージが出力されると,マップ定義ファイルへの変換ができません。
- 「オペランド・定義文の一部に文法エラーがあったので(変換元ファイル)を変換できませんでした。詳細は(PCマップ定義ファイル名.ERR)をご覧ください。」
- 「(変換元ファイル)に重大なエラーがあったので処理を中止しました。」
- 「(変換元ファイル)は未サポートデバイス,または不正なパネル定義文であるため変換できません。」
これらのメッセージが出力された場合の対処方法を次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) 「オペランド・定義文の一部に文法エラーがあったので(変換元ファイル)を変換できませんでした」の場合
- (2) 「(変換元ファイル)に重大なエラーがあったので処理を中止しました。」の場合
- (3) 「未サポートデバイス,または不正なパネル定義文である可能性があります。PCのエディタ等で,パネル定義文を開いて内容を確認してください。」の場合
(1) 「オペランド・定義文の一部に文法エラーがあったので(変換元ファイル)を変換できませんでした」の場合
次の方法で,原因を調査してください。
- 「PCマップ定義ファイル名.ERR」ファイルに出力されるエラーメッセージを確認してください。
- インポートのオプション指定で,「メインフレームから転送したパネル定義文を使用する」オプションがオンであることを確認してください。
- インポートするパネル定義文がメインフレームのXMAPでコンパイルして,正常に終了するか調査してください。
- パネル定義文に次に示す指定があった場合,文法エラーでマップ定義ファイルに変換できません。PCのエディタなどで確認してください。
- MODCTL文で16進修飾名指定
- PHSEG文のMODCTLオペランドで16進修飾名指定
- PHSEG文のDMYFLDオペランドで16進指定
次の方法で,対処してください。
- 「PCマップ定義ファイル名.ERR」ファイルに出力されるエラーメッセージの対処方法を実施してください。
- インポートのオプション指定で,「メインフレームから転送したパネル定義文を使用する」オプションをオンにして再度インポートしてください。
- メインフレームのXMAPでコンパイルしてエラーになる場合は,正常になるよう修正してください。
- パネル定義文に次の指定があった場合,以下のようにしてください。
- MODCTL文で16進修飾名指定
- MODCTL文,およびPHSEG文のMODCTLオペランドを削除してください。
- PHSEG文のMODCTLオペランドで16進修飾名指定
- PHSEG文のMODCTLオペランドを削除してください。
- PHSEG文のDMYFLDオペランドで16進指定
- PHSEG文のDMYFLDオペランドを削除してください。
(2) 「(変換元ファイル)に重大なエラーがあったので処理を中止しました。」の場合
次の方法で,原因を調査してください。
- PCのメモリやディスク容量は,XMAP3が動作する条件を満たしているか確認してください。
- インポート実行中に,ほかのプログラムが動作していないか確認してください。
- 出力先の媒体(フロッピーディスクやMOなど)が,書き込み禁止状態になっていないか確認してください。
- 出力先の媒体は,正常に読み書きできるか確認してください。
- 出力先のフォルダに対して,書き込み権限があるか確認してください。
- PCのメモリやディスク容量が,XMAP3が動作するには不足している場合は,PCのメモリやディスクを増設し,XMAP3を動作可能にしてください。XMAP3が動作するために必要なPCのメモリやディスク容量については,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
- インポート実行中にほかのプログラムが動作していた場合,一時的にメモリ不足が発生します。この場合は,ほかのプログラムを終了すると動作することがあります。
- 出力先の媒体が書き込み禁止状態の場合は,書き込みできる状態にしてください。
- 出力先の媒体が正常に読み書きできない場合は,ほかの媒体に交換してください。
- 出力先のフォルダに書き込む権限がない場合は,出力先のフォルダのアクセス権限を変えるか,書き込み権限があるフォルダを出力先に指定してください。
- 対処しても問題が解決しない場合は,XMAP3のプログラムやレジストリが破壊されていることが考えられます。XMAP3を再インストールしてから,インポートを実行してください。
(3) 「未サポートデバイス,または不正なパネル定義文である可能性があります。PCのエディタ等で,パネル定義文を開いて内容を確認してください。」の場合
未サポートデバイス,または不正なパネル定義文ファイルである可能性があります。PCのエディタ等で,パネル定義文を開いて内容を確認してください。
PHSEG文のDEVオペランドの指定をインポートでサポートしているデバイスに変更してください。
また,メインフレームからPCの転送時に,誤ってEBCDIKやKEISコードのまま転送してしまった場合もこのエラーになります。必ず,JIS8,またはシフトJISコードに変換してください。
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