画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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11.1.2 DCCM3で2,920バイトを超えるデータをやり取りする(拡張ホストアクセス)

DCCM3で拡張ホストアクセスを使用して,2,920バイトを超えるデータをやり取りするサンプルです。

2,920バイトを超えるデータをやり取りする場合は,継続入力および継続出力の二つの命令を使用します。一回の継続入力命令または継続出力命令で,データが2,920バイトずつ転送されます。

<この項の構成>
(1) ファイル名
(2) 処理の概要
(3) 利用方法

(1) ファイル名

ONLNPRC2.Cです。

(2) 処理の概要

  1. 開始
    ウィンドウハンドルを取得して,拡張ホストアクセス機能を開始します。
  2. 拡張ホストアクセス
    メインフレームからデータを受信します。
    次に,メインフレームからの命令に応じて,次のどれかの処理をします。
    • 仮想端末のオープン要求
    • 仮想端末のクローズ要求
    • 仮想端末の入出力要求(入出力の前に,入力論理マップを初期化します)
    • 仮想端末の出力要求
    • 仮想端末の継続出力要求
    • 仮想端末の継続入力要求
    必要に応じて,結果をメインフレームに送信します。
    業務がすべて終了するまで,2.を繰り返します。
  3. 終了
    拡張ホストアクセス機能を終了します。

(3) 利用方法

(a) メインフレームからPCにデータを出力する場合

メインフレーム上のAPは継続出力命令を繰り返し,論理マップのデータを2,920バイトずつPCに転送します。最後に残ったデータは,出力命令または入出力命令でPCに転送されます。

(b) PCからメインフレームにデータを入力する場合

最初のデータは入出力命令によってPCからメインフレームに転送されます。次に,メインフレーム上のAPから継続入力命令が送られます。

メインフレーム上のAPは,すべてのデータを受信するまで繰り返し継続入力命令を送信します。PCからメインフレームへのデータの送信が終了したら,メインフレームのAPはクローズ命令を発行します。

(c) 入出力を組み合わせる場合

まず,メインフレーム上のAPは画面管理プログラムに対して継続出力命令を繰り返し送信し,最後に入出力命令を送信します。

次に,メインフレーム上のAPは継続入力命令を繰り返します。すべてのデータの転送が終了したら,APからクローズ命令を送信します。