XMAP3では,画面や帳票を定義する機能に加えて,メインフレーム(VOSシリーズ)とPCとを接続したシステム環境で扱う画面や帳票の作成や実行ができます。
これらの機能をメインフレーム連携機能と呼びます。メインフレーム連携機能には,大きく分けて次の三つがあります。
- メインフレームとPCで処理を分散する
- メインフレームの資産をPCに移行する(画面・帳票定義資産を流用する)
- メインフレーム用の資産をPCで定義する(定義ツールとして利用する)
なお,このマニュアルではメインフレーム連携機能に関する内容を説明しています。そのほかのXMAP3の機能や概要についてはそれぞれ下記のマニュアルを参照してください。
XMAP3の機能 |
マニュアル名称 |
- XMAP3の基本的な機能を知りたい。
- 例題を通して,XMAP3の基本的な操作方法を知りたい。
|
「XMAP3 入門」 |
- XMAP3の開発環境の設定について知りたい。
- XMAP3で提供されている支援機能について知りたい。
- 開発時や実行時のトラブルシュートについて知りたい。
|
「XMAP3 開発・実行ガイド」 |
- ドロー機能を使った画面開発の概要や手順を知りたい。
|
「XMAP3 プログラミングガイド 画面編」 |
- ドロー機能を使った帳票開発の概要や手順を知りたい。
|
「XMAP3 プログラミングガイド 帳票編」 |
- 注意
- このマニュアルでは,メインフレーム上の帳票や書式を,PC上のXMAP3で使用する用語に合わせて次のように表記します。
- マップ帳票
- XMAP2 E2やBSF E2などで扱える,パネル定義文によって定義された帳票を示します。
- タイプ1/2/R書式
- FOG2 E2やOSCF E2などで扱える,タイプ1書式,タイプ2書式,タイプR書式を示します。これらの書式は記述文によって定義されます。
- マップ帳票,タイプ3書式,およびタイプ1/2/R書式を総称して「帳票」と表記します。
メインフレーム連携機能としてXMAP3では次に示す機能を用意しています。
- 開発機能
次に示す機能はXMAP3/Enterprise Editionだけが提供しています。
- メインフレーム-PC間で,処理を分散するためのマップをPC上で生成する環境
- メインフレームのXMAPシリーズで使用する,パネル定義文を生成する環境
- メインフレームのXMAPシリーズで使用する,タイプ3書式やタイプ1/2/R書式を定義する環境
- PC上のXMAP3で使用する画面やマップ帳票を,メインフレーム資産から流用する環境
- PC上のXMAP3で使用する書式オーバレイを,メインフレーム資産から流用する環境
また,XMAP3外字機能と連携して最大6,400文字の外字を利用できるようにする機能を備えています。
- 実行機能
実行機能として,次の2種類があります。これらの機能はXMAP3/Enterprise Edition Run Time Systemと同じです。
- メインフレーム-PC間でマッピングを分散するための実行支援機能
- 開発機能と同様にXMAP3外字機能と連携して最大6,400文字の外字を利用できるようにする機能
WSの画面・帳票をPCで開発したり,PCへ移行したりするWSとの連携機能については,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2001, 2006, Hitachi, Ltd.