画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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7.2.6 COBOL開発マネージャでのXMAP3の利用方法

COBOL開発マネージャとXMAP3との両方をインストールしている場合,COBOL開発マネージャからXMAP3の機能を呼び出せます。XMAP3の資産を登録,定義すれば,ビルド,またはリビルドによってコンパイルとリンケージをしてAPを作成できます。

また,AP作成時にソースプログラムや登録集原文を格納したりするフォルダを作成しておいてください。

次に,COBOL開発マネージャからXMAP3を利用する方法について説明します。

<この項の構成>
(1) COBOL開発マネージャ上での資産の登録,定義
(2) マップ定義ファイルの作成と修正
(3) マップ生成

(1) COBOL開発マネージャ上での資産の登録,定義

COBOL開発マネージャ上では,XMAP3の資産を扱う場合,XMAP3でのファイル名の規則に従います。また,XMAP3の「マップ名」を基に作成します。

XMAP3の資産をCOBOL開発マネージャで利用するときのファイル名称の規則を,次の表に示します。

表7-7 XMAP3の資産をCOBOL開発マネージャで利用するときのファイル名称の規則

XMAP3の
資産
COBOL開発マネージャでの名称 COBOL開発マネージャで付けるファイル名称 内容
マップ定義 マップ定義 マップ名.imp ユーザが定義した画面の情報を格納している。定義を修正するときにはこのファイル名を指定。
論理マップ 登録集原文 マップ名+O.cbl APで取り込む出力情報の登録原文集。
マップ名+I.cbl APで取り込む入力情報の登録原文集。
物理マップ マップ名+XX.pmp ユーザが定義した画面のうち,APではアクセスしない,固定部分の情報。
COBOL開発マネージャの管理対象外。

(凡例)
−:該当しない。

注※
XXは,デバイスIDを示します。

また,COBOL開発マネージャからXMAP3の資産を登録,定義した場合,どのように表されるかを次の図に示します。

図7-12 COBOL2002,COBOL85 Version 7およびVersion 6の場合

[図データ]

図7-13 COBOL85 Version 5.0の場合

[図データ]

これを基にして,XMAP3で作成した2種類の画面をCOBOL開発マネージャで利用してAPを作成する場合の例を次の図に示します。

図7-14 COBOL2002,COBOL85 Version 7およびVersion 6の場合

[図データ]

図7-15 COBOL85 Version 5.0の場合

[図データ]

《注意》

このように資産を登録,定義しておけば,定義ファイルに変更があった場合,ビルドによってコンパイル,リンケージされ,自動的に登録集原文(論理マップ)が生成し直されます。

(2) マップ定義ファイルの作成と修正

マップ定義ファイルを作成,または修正したい場合,次に示すどちらかの操作をすることでXMAP3の画面定義ができます。

(3) マップ生成

COBOL開発マネージャのビルド,またはリビルドを使用しないで単独にマップ生成をする場合,次の操作をすることでマップ生成ができます。生成される論理マップや物理マップのファイル名については,表7-7を参照してください。

マップ生成時に使用するリトルエンディアン,およびビッグエンディアンは,オプションで指定してください。

《操作方法》
COBOL2002,COBOL85 Version 7およびVersion 6の場合
  • 特定のマップ定義ファイルからマップ生成をするときにだけ有効とする場合
    COBOL開発マネージャ上で,マップ定義ファイル(xxx.imp)をクリックして,[ファイル]−[ファイルの設定]を選択し,必要なコンパイルオプションを指定します。
  • すべてのマップ定義ファイルからマップ生成をするときに有効とする場合
    COBOL開発マネージャ上で,[プロジェクト]−[プロジェクトの設定]を選択し,「製品連携」タブで必要なコンパイルオプションを指定します。
注※
COBOL2002の場合,「最適化」タブとなります。
COBOL85 Version 5.0の場合
  • 特定のマップ定義ファイルからマップ生成をするときにだけ有効とする場合
    COBOL開発マネージャ上で,マップ定義ファイル(xxx.imp)をクリックして,[プロジェクト]−[単一生成オプション]を選択し,必要なコンパイルオプションを指定します。
  • すべてのマップ定義ファイルからマップ生成をするときに有効とする場合
    COBOL開発マネージャ上で,[オプション]−[マップ生成]を選択します。

《設定形式》
[-BigEndian,Bin](COBOL2002の場合)
[-Bb](COBOL85の場合)
 

《説明》
-BigEndian,Binまたは-Bbは,ビッグエンディアンを指定することを示します。指定がない場合,リトルエンディアンが仮定されます。