画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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6.2.30 チェックボタンの選択状態の動的変更

ここでは固定チェックボタンを使用して説明しますが,可変チェックボタンでも同じように変更できます。

<この項の構成>
(1) 仕様
(2) 画面定義の概要
(3) 生成される論理マップ
(4) COBOLでのAP

(1) 仕様

ファイルから読み込んだ「会員番号」を判断し,優待会員であれば「割引区分」のチェックボタンボックスの[優待]が選択された状態で画面を表示します。AP実行時に論理マップに代入される値を次の図に示します。

図6-32 チェックボタンの選択状態の動的変更

[図データ]

(2) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

  1. GUI画面定義ウィンドウでツールボックスの[固定チェックボタン(複数)]を使用して固定チェックボタンを3個配置する。
  2. 固定チェックボタンダイアログで次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    [優待]ボタン [カード]ボタン [セール]ボタン
    使用目的 日本語 日本語 日本語
    ラベル 優待 カード セール
    通知コード ON ON ON
    データ名 優待− カード− セール−
    2 2 2
    データ長
    (この定義内容は固定)
    2 2 2

    このほか,「動的変更(APから属性を変更する)」のチェックボタンをオン状態にして指定します。

    注※
    通知コードとして半角文字専用にする場合は,「英数」を選んでください。会員番号データを読み込み,優待会員かどうかをチェックするための領域を定義します。

    [図データ]

     
  3. GUI画面定義ウィンドウでツールボックスの[入出力テキスト(英数)]を使用して英数の入出力テキストボックスを配置する。
  4. 入出力テキストボックスダイアログで次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    APが受け取る項目 データ名 会員番号−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    8
    データ長 8(この定義内容は固定)
    APが渡す項目 データ名 会員番号− (この定義内容は固定)
    データ型 文字(XX) (この定義内容は固定)
    8(この定義内容は固定)
    データ長 8(この定義内容は固定)

    [図データ]

(3) 生成される論理マップ

マップ名がMAP412の場合の例
[図データ]

注1
入出力テキストボックスのデータ名を省略した場合,FIELDnnnn-(nnnn:0001〜9999)が仮定されます。

注2
AP実行時にボタンの属性を変更する場合,マップ生成後に生成される動的変更情報格納エリア(制御項目)に属性情報を代入します。属性情報は,XMAP3が動的変更テーブルとして用意しています。AP実行時は,このテーブルの修飾名を動的変更情報格納エリアに代入します。

(4) COBOLでのAP

マップ名がMAP412の場合の例
[図データ]