画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
XMAP3で表示する画面の表示環境は,仮想端末ごとに設定できます。APでは,仮想端末名で表示環境を区別しているため,表示環境を動的に変更することはできません。XMAP3では,物理画面上の複数の仮想端末に対して,いちいちオープン・クローズをしなくても,一時的に非表示にしたり,ウィンドウの位置を設定したりできます。
- <この項の構成>
- (1) 表示様式
- (2) ウィンドウ表示位置と重なり
- (3) 表示様式の関係
「全画面表示」および「ウィンドウ表示」は表示・印刷セットアップで設定します。
- 全画面表示
全画面表示は,一次ウィンドウにだけ設定できます。全画面表示を設定すると,タスクバーを除くディスプレイの全領域にウィンドウが表示されます。全画面表示時には次の点に注意してください。
- タスクバーの「自動的に隠す」を指定している場合に全画面表示を設定すると,タスクバーを表示できなくなる。「自動的に隠す」を指定しないか,またはマウス移動や[Ctrl]+[Esc]の押下でスタートメニューを表示させ,「自動的に隠す」の指定を解除すると,タスクバーは表示される。
- 画面属性ダイアログで「ウィンドウのサイズ変更を抑止する」をチェックしていなくても,画面のリサイズはできない。また,画面属性ダイアログの[ウィンドウサイズを変更する]のチェックが外れている状態で,表示・印刷セットアップの「デザイン1」タブの[全画面表示する]をチェックしていても,画面のリサイズはできない。
- ウィンドウの移動はできない。
- 二次ウィンドウに対しては,全画面表示の設定はできない。
- 表示・印刷セットアップで設定する。
- 動的変更はできない。
- ドロー上での定義は,標準表示と変わらない。
- 壁紙は,ドローで定義したウィンドウの大きさまで表示される。
- 物理画面(ディスプレイ)の中央位置を基準に物理画面がウィンドウ枠より大きいときだけ,背景を引き伸ばし全画面化する。また,タイトルは画面の上部に表示する。
![[図データ]](FIGURE/ZU020310.GIF)
- ウィンドウ表示
標準的な使い方です。ウィンドウサイズに従って表示されます。ウィンドウサイズは変更でき,小さく変更する場合は必要に応じてスクロールバーが付きます。それぞれのウィンドウの表示位置を指定しておきます。位置の指定には縦横(XY位置)を指定して物理画面上での平面的な位置を指定する方法と,奥行き(Z位置)を指定してウィンドウ同士の重なりを指定する方法があります。これらの指定はAPから動的変更できます。
ウィンドウ表示位置およびウィンドウ同士の重なりは「XY位置」および「Z位置」で設定します。ただし,APでの「XY位置」および「Z位置」の設定が有効になるのは,表示形態で「全面書換」を指定している場合だけです。
- XY位置
XY位置は「左上」「左下」「中央」「右上」「右下」「自由な位置」から選べます。
![[図データ]](FIGURE/ZU020320.GIF)
- Z位置
Z位置は「標準表示」「手前に表示」「後ろに表示」「一時非表示」から選べます。「一時非表示」は奥行きの指定に関係なく,一時的にウィンドウを隠します。なお,二次ウィンドウの場合は,標準表示だけとなります。
![[図データ]](FIGURE/ZU020330.GIF)
複数のウィンドウを表示するときのウィンドウ同士の重なりを,奥行きを示すZ位置で指定できます(Zオーダー)。
- 標準表示
表示するといちばん手前に表示されます。ほかのAPのウィンドウが表示されると,後ろへ移動されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU010510.GIF)
- 手前に表示
活性/不活性に関係なく,常に手前に表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU010520.GIF)
- 後ろに表示
活性/不活性に関係なく,常に後ろに表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU010530.GIF)
- 一時非表示
ウィンドウを見えない状態にします。通常の表示にするには,APから動的変更をして「標準表示」などに切り替えます。一時非表示を利用すると,一時的にウィンドウをクローズしたような状態を作れます。なお,一時非表示の場合,送信キーを押したときと同じイベント通知コードが,自動的にAPに渡されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU010540.GIF)
(3) 表示様式の関係
画面の表示様式とウィンドウの関係を次に示します。
表示様式 |
ウィンドウの定義 |
一次ウィンドウ |
二次ウィンドウ |
XY位置 |
Z位置 |
全画面表示 |
様式の定義は有効 |
様式の定義は無効 |
× |
○ |
ウィンドウ表示 |
様式の定義は有効 |
様式の定義は有効 |
○ |
○ |
- (凡例)
- ○:定義できる。
- ×:定義できない。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2001, 2006, Hitachi, Ltd.