画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門

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付録C 知っていると便利なレイアウト定義の操作

ここでは,知っているとさらに便利なレイアウト定義の操作について説明します。

<この節の構成>
(1) ドローのコマンド起動
(2) レイアウト部品の配置
(3) 文字色・背景色の変更
(4) 文字属性・枠高の変更
(5) 線種・太さの変更
(6) 網掛けパターンの変更
(7) グループボックスの枠の削除
(8) データ長のカスタマイズ
(9) ボタン順序の変更

(1) ドローのコマンド起動

コマンドによるドローの起動方法について説明します。コマンドラインからコマンドを入力して実行します。

(a) コマンドラインの形式

X3dmain.exe△〔"ドライブ名:\パス名\定義ファイル名.imp"〕
△:一つ以上の空白またはタブを示す。
 
上記の形式は,画面または帳票の定義ファイルからマップ生成する場合のものです。書式の場合は,定義ファイルの拡張子が.ifmになります。

説明

ドライブ名
起動する定義ファイル(マップ定義ファイルまたは書式定義ファイル)が格納されているドライブ名を指定します。

パス名
起動する定義ファイルが格納されている場所をフルパスで指定します。

ファイル名
起動する定義ファイル名を指定します。

X3dmain.exeコマンドだけ(ファイル名の指定なし)を実行すると,「ドロー」メニューやアイコンを選んだときと同様に「新規・更新選択」ダイアログが表示されます。また,存在しないファイル名を指定した場合,「新規作成」ダイアログが表示されます。

(2) レイアウト部品の配置

あらかじめ登録してあるレイアウト部品をレイアウト領域に配置します。部品の登録については,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。

  1. メニューバーの[編集]−[部品貼り付け]を選びます。

    [図データ]

    「部品貼り付け」ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. 使用するレイアウト部品を部品名称の欄から選び,[OK]ボタンを選びます。
    部品がレイアウト領域の左上に貼り付けられます。

    [図データ]

  3. ドラッグして配置したい位置に部品を移動します。
    必要に応じて,オブジェクトの属性や,アプリケーションプログラムとのインタフェースであるデータ名を変更します。

(3) 文字色・背景色の変更

GUI画面,CUI画面およびグラフィック帳票では,レイアウト定義ウィンドウに配置したオブジェクトの文字色を変更できます。また,GUI画面では,オブジェクトの背景色も変更できます。変更には,文字色や背景色の指定用ツールボックスを使用します。

  1. ツールボックスを文字色・背景色の指定用に切り替えます。

    GUI画面の場合
    ツールバーから[文字色/背景色]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[文字色/背景色]を選びます。

    CUI画面およびグラフィック帳票の場合
    ツールバーから[文字色]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[文字色]を選びます。
    ツールボックスが文字色・背景色の指定用に切り替わります。

    [図データ]

    [図データ]

  2. 文字色や背景色を変更するオブジェクトを選択します。

    [図データ]

    複数のオブジェクトが選択できます。選択したすべてのオブジェクトが変更の対象になります。

  3. ツールボックスから文字色や背景色のボタンを選びます。
    選択したオブジェクトの文字色や背景色が変更されます。

  4. ツールバーから[レイアウトへ戻る]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[レイアウトへ戻る]を選びます。

(4) 文字属性・枠高の変更

GUI画面,けい線帳票,プレプリント帳票,グラフィック帳票,および書式オーバレイでは,レイアウト定義ウィンドウに配置したオブジェクトの文字属性を変更できます。また,GUI画面では,オブジェクトの枠高を変更できます。変更には,文字属性や枠高の指定用ツールボックスを使用します。

  1. ツールボックスを文字属性・枠高の指定用に切り替えます。

    GUI画面の場合
    ツールバーから[文字属性/枠高]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[文字属性/枠高]を選びます。

    けい線帳票,プレプリント帳票,グラフィック帳票,および書式オーバレイの場合
    ツールバーから[文字属性]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[文字属性]を選びます。
    ツールボックスが文字属性・枠高の指定用に切り替わります。

    [図データ]

    [図データ]

  2. 文字属性や枠高を変更するオブジェクトを選択します。
    選択したオブジェクトだけが変更の対象になります。

  3. ツールボックスから文字属性や枠高のボタンを選びます。
    選択したオブジェクトの文字属性や枠高が変更されます。

    文字属性の指定について
    文字の拡大や書体などを組み合わせて指定できます。なお,文字を拡大したり斜体にしたりすると,オブジェクトのサイズが拡大されるので,オブジェクトの回りに空きがあるか確認してください。

    枠高の指定について
    プッシュボタンやテキスト系のオブジェクトに対して指定できます。文字サイズとの組み合わせで高さを広げたりする場合に指定します。
    プッシュボタンの場合は,高さが数段階に変更できます。変更には,[ボタンサイズ縮小]ボタンや[ボタンサイズ拡大]ボタンを使用します。ツールボックスのボタンをクリックすると,高くなったり低くなったりします。

  4. ツールバーから[レイアウトへ戻る]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[レイアウトへ戻る]を選びます。

(5) 線種・太さの変更

GUI画面,けい線帳票,網掛け帳票,プレプリント帳票,グラフィック帳票,および書式オーバレイでは,レイアウト定義ウィンドウに配置したけい線の線種や太さを変更できます。また,GUI画面では,セパレータの線種や太さも変更できます。

変更には,線種や太さの指定用ツールボックスを使用します。

  1. ツールバーから[線種/太さ]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[線種/太さ]を選びます。
    ツールボックスが線種・太さの指定用に切り替わります。

  2. 線種や太さを変更するセパレータやけい線を選択します。

    [図データ]

    複数のセパレータやけい線が選択できます。選択したすべてのセパレータやけい線が変更の対象になります。

  3. ツールボックスから線種や太さのボタンを選びます。
    選択したセパレータやけい線の線種や太さが変更されます。

  4. ツールバーから[レイアウトへ戻る]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[レイアウトへ戻る]を選びます。

(6) 網掛けパターンの変更

網掛け帳票,グラフィック帳票,および書式オーバレイでは,レイアウト定義ウィンドウに配置した網掛けのパターンを変更できます。変更には,網掛けパターンの指定用ツールボックスを使用します。

  1. ツールバーから[網掛けパターン]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[網掛けパターン]を選びます。
    ツールボックスが網掛けパターンの指定用に切り替わります。

  2. パターンを変更する網掛けを選択します。
    複数の網掛けが選択できます。選択したすべての網掛けが変更の対象になります。

  3. ツールボックスから網掛けのパターンのボタンを選びます。
    選択した網掛けのパターンが変更されます。

  4. ツールバーから[レイアウトへ戻る]を選びます。またはメニューバーの[属性]−[レイアウトへ戻る]を選びます。

(7) グループボックスの枠の削除

グループボックス中のオブジェクトは削除しないで,グループボックスの枠だけを削除します。

  1. グループボックスを選択します。

  2. メニューバーの[編集]−[グループボックスを消す]を選びます。
    グループボックスの枠だけが削除されます。グループ内のオブジェクトは削除されません。

(8) データ長のカスタマイズ

混在項目,およびカナ項目の論理マップの長さ(データ長)は,ドローセットアップで指定したターゲットに応じて変化します。データ長は,論理マップで使用したい半角文字数(けた)を基にXMAPが自動的に推奨値を設定しますが,扱う文字コードの特性として「けた<データ長」となるターゲットでは,混在項目のデータ長の値をカスタマイズすることもできます(カナ項目はできません)。

詳細は,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド」,または「画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド」を参照してください。

(9) ボタン順序の変更

プッシュボタン,固定ラジオボタン,および固定チェックボタンの順序を変更できます。

  1. ボタンを選びます。

  2. ボタンを変更したい位置へドラッグします。
    ドラッグ中に表示される枠が,変更したい位置のボタンと重なる位置でマウスのボタンを離します。
    ドラッグ中に表示される枠が,変更したい位置のボタンと重ならない位置でマウスのボタンを離すと,ボタン間隔が変わります。

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