画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門
図8-1の例題の帳票は,次に示す作成手順に従って作成します。
- 定義を開始します
- タイトルを定義します
- オブジェクトを配置します
- 得意先コードの欄を定義します
- 表の見出しを定義します
- 表の出力欄を定義します
- 合計欄を定義します
- 表けい線の枠を引きます
- 完成した帳票を確認します
- 定義を終了します
- <この節の構成>
- (1) 定義を開始します
- (2) タイトルを定義します
- (3) オブジェクトを配置します
- (4) 完成した帳票を確認します
- (5) 定義を終了します
- (6) オブジェクトのデータ名に関する注意事項
(1) 定義を開始します
- [スタート]−[プログラム]−[XMAP3]から[ドロー]アイコンを選びます。
「新規・更新選択」ダイアログボックスが表示されます。
- [画面・帳票・書式を新規作成する]を選びます。
- [OK]ボタンを選びます。
「新規作成」ダイアログボックスが表示されます。
- マップ名に「JYU1PC」と入力します。
- [定義対象の選択]から「グラフィック帳票」を選び,[パターンの選択]から「フリー」を選びます。[言語種別]が「COBOL」になっていることを確認します。
- [OK]ボタンを選びます。
「グラフィック帳票属性」ダイアログボックスが表示されます。
- [OK]ボタンを選びます。
「帳票定義」ウィンドウが表示されます。
(2) タイトルを定義します
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「縦 2 行」「横 27 列」にポインタを位置づけてクリックします。
- 「納△△品△△伝△△票」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
注 ’△’は,半角1文字分の空白を表します。
- ツールバーから
(文字属性)を選びます。
- 「納△△品△△伝△△票」をクリックしたあとで,ツールボックスから
(倍角)を選びます。
- ツールバーから
(レイアウトへ戻る)を選びます。
「帳票定義」ウィンドウが表示されます。
(3) オブジェクトを配置します
(a) 得意先コードの欄を定義します
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「縦 5 行」「横 4 列」にポインタを位置づけ,クリックします。
- 「得意先コード:」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
「:」は半角文字で入力します。
- ツールボックスの
(出力フィールド(数字))を数回クリックして
(出力フィールド(英数))を選びます。
- レイアウト領域の「縦 5 行」「横 17 列」にポインタを位置づけ,「横8列」分ドラッグします。
同様に,「得意先名」の欄を次のように定義します。
(b) 表の見出しを定義します
- 最初に「商品コード」を定義します。ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「縦 8 行」「横 4 列」にポインタを位置づけ,クリックします。
- 「商品コード」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
同様に,「商品名」「単価」「数量」,および「金額」の見出しを,次のように定義します。
(c) 表の出力欄を定義します
- 最初に,商品コードの出力領域を定義します。ツールボックスから
(出力フィールド(英数))を選びます。
- レイアウト領域の「縦 9 行」「横 6 列」にポインタを位置づけ,[Shift]キーを押しながら,「縦4行」,「横5列」サイズ分ドラッグします。
フィールドが縦4行分反復します。
同様に,「商品名」「数量」の出力フィールドを次のように定義します。
- 単価の出力欄を定義します。ツールボックスから
(出力フィールド(数字))を選びます。
- レイアウト領域の「縦 9 行」「横 45 列」にポインタを位置づけ,[Shift]キーを押しながら,「縦 4 行」「横 7 列」サイズ分ドラッグします。
- 「単価」と「数量」の出力フィールドをダブルクリックします。
「出力フィールド」ダイアログボックスが表示されます。
- [APが渡す項目]の[データ型]をそれぞれ次のように選びます。
- 「単価」・・・「Z,ZZ9」
- 「数量」・・・「ZZZZ9」
- [OK]ボタンを選びます。
「出力フィールド」ダイアログボックスが閉じ,「帳票定義」ウィンドウが表示されます。
同様に,「金額」の出力フィールドのデータ型を次のように定義します。
(d) 合計欄を定義します
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「縦 14 行」「横 49 列」にポインタを位置づけ,クリックします。
- 「合△計」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
- ツールボックスから
(出力フィールド(数字))を選びます。
- レイアウト領域の「縦 14 行」「横 57 列」にポインタを位置づけ,「横 18 列」分ドラッグします。
- 「合計」の出力フィールドをダブルクリックします。
「出力フィールド」ダイアログボックスが表示されます。
- [APが渡す項目]の[データ型]から「\,\\9」を選びます。
- [OK]ボタンを選びます。
「出力フィールド」ダイアログボックスが閉じ,「帳票定義」ウィンドウが表示されます。
- ツールボックスから
(縦(左)/横(上)けい線)を選びます。
- レイアウト領域の「縦 15 行」「横 49 列」にポインタを位置づけ,「横 27 列」分ドラッグします。
マウスボタンから指を離すと,横けい線が配置されます。
(e) 表けい線の枠を引きます
- ツールボックスの
(表けい線の枠(見出しなし))を数回クリックして,
(表けい線の枠(見出しあり))を選択します。
- レイアウト領域の「縦 8 行」「横 3 列」にポインタを位置づけ,「縦 5 行」「横 74 列」サイズ分ドラッグします。
マウスボタンから指を離すと,表の枠とタイトル部の横けい線が配置されます。
- ツールボックスから
(横けい線の繰り返し(2行間隔))を数回クリックして,
(横けい線の繰り返し(1行間隔))を選択します。
- レイアウト領域の「縦 8 行」「横 3 列」にポインタを位置づけ,「縦 5 行」「横 74 列」サイズ分ドラッグします。
マウスボタンから指を離すと,横けい線が配置されます。
(4) 完成した帳票を確認します
- ツールバーから
(印刷プレビュー)を選びます。
「プレビュー」ウィンドウが表示され,帳票レイアウトを確認できます。
気になる部分があれば,「2.2.5 レイアウト定義の基本操作を紹介します」を参照して修正してください。
なお,表示・印刷セットアップで印刷環境が設定されている場合は,ツールバーの(テスト印刷)で帳票をテスト印刷できます。
- ツールバーから
(論理マップ表示)を選びます。
「帳票用論理マップ表示」ウィンドウが表示され,論理マップを確認できます。
- 「プレビュー」ウィンドウ,および「帳票用論理マップ表示」ウィンドウのそれぞれの[閉じる]ボタンを選びます。
(5) 定義を終了します
- ツールバーから
(ドローの終了)を選びます。またはメニューバーの[ファイル]−[ドローの終了]を選びます。
- レイアウト定義の保存を問い合わせるダイアログボックスから[はい]ボタンを選びます。
「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。
- ファイル名を確認して[保存]ボタンを選びます。
自動的に論理マップと物理マップが生成されます。
(6) オブジェクトのデータ名に関する注意事項
定義した画面の各項目に対応するデータ名(COBOLプログラムで参照・更新するデータ領域の名称)は,XMAP3が適当な名称を仮定します。通常の開発手順では,仮定されたデータ名を参照しながらコーディングを行います。
ただし,製品添付のCOBOLプログラムのコーディングサンプルをそのまま使う場合には,各項目のデータ名は,コーディングサンプルで参照・更新している領域名称に合わせておく必要があります。
製品添付のCOBOLプログラムをそのまま使用する場合には,ドローのレイアウト定義画面から,メニューバーの[属性]−[データ名]を選んで「データ名」画面を表示し,データ名を修正する必要があります。
サンプルで設定しているデータ名を次に示します。データ名が異なる場合は,次の内容に合わせて修正してください。なお,データ名とオブジェクト名の対応については「付録A 例題プログラムの論理マップ」を参照してください。
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