画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門
画面入力/表示,帳票印刷,書式オーバレイ印刷のそれぞれについて,XMAP3とアプリケーションプログラムとのインタフェースの概要を説明します。
- 画面入力/表示のインタフェース
GUI画面およびCUI画面のレイアウト定義からは,物理マップのほかに,出力論理マップと入力論理マップの2種類の論理マップが生成されます。
出力論理マップには,画面に表示する可変データや,実行中に変更する表示属性などを設定します。また,入力論理マップには,画面から入力されたデータや,どのボタンが選択されたのかといった情報が設定されます。
COBOLでアプリケーションプログラムを作成する場合は,COPY文で入力論理マップと出力論理マップの取り込みを指定します。実行時には,アプリケーションプログラムに取り込まれた論理マップのデータ領域を介して,データがやり取りされます。
画面入力/表示のインタフェースの仕組みを図1-13に示します。
図1-13 画面入力/表示のインタフェース
- 帳票印刷のインタフェース
帳票印刷では,アプリケーションプログラムとのインタフェースに出力論理マップを使用します。出力論理マップには,帳票に印刷する可変データを設定します。
COBOLでアプリケーションプログラムを作成する場合は,COPY文で出力論理マップの取り込みを指定します。実行時には,アプリケーションプログラムに取り込まれた論理マップのデータ領域を介して,ページ単位でデータが出力されます。
帳票印刷のインタフェースの仕組みを図1-14に示します。
図1-14 帳票印刷のインタフェース
- 書式オーバレイ印刷のインタフェース
書式のレイアウト定義からは,書式イメージファイルと行制御データファイルが生成されます。書式イメージファイルには,書式の文字列やけい線などの情報が格納されています。また,行制御データファイルには,行データの文字サイズや行の間隔などの情報が格納されています。
アプリケーションプログラムでは,可変データが格納された行データを読み込み,1行(1レコード)ずつ印刷するデータを出力します。
書式オーバレイ印刷のインタフェースの仕組みを図1-15に示します。
図1-15 書式オーバレイ印刷のインタフェース
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