画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
Windows NT,Windows 2000,およびWindows Server 2003環境下のXMAP3/NETでは,ビジネスユティリティのメニュー機能と連携ができます。
ビジネスユティリティは,ユーザがメニュー表示したい画面をGUIベースで作成できるメニュー機能をサポートしています。ユーザはメニュー機能を使用し,起動したいプログラム名,バッチファイルをメニュー画面中にプッシュボタンやアイコンで登録できます。メニュー作成後,プッシュボタンやアイコンを選択すると,登録されているプログラムやバッチファイルが起動します。
XMAP3/NETでは,ビジネスユティリティのメニュー機能に対して,XMAP3/NETのサービス起動コマンドおよびサービス監視コマンドを提供します。このコマンドで,次の図に示すように,メニュー機能からXMAP3/NETの連携ができます。
図5-7 XMAP3/NETとビジネスユティリティの連携
XMAP3/NETで提供するコマンドは,次のとおりです。
サービス起動コマンド機能と指定方法について説明します。
コマンドの引数で指定された表示サービスを起動します。
次のコマンドを指定します。
エラーが発生した場合,ダイアログで次のエラーメッセージを表示します。
項番 | エラーメッセージ | エラー内容 |
---|---|---|
1 | 表示サービス名称が指定されていません。 | 表示サービス名が指定されていない。 |
2 | コマンド名:起動に失敗しました。 [エラー番号] |
XMAP3の内部関数のエラーリターン。 |
すでにサービスが起動している場合,起動中のサービスが終了するまで,メニューで登録された該当するサービス起動を抑止し,メニューに制御を戻しません。すでにサービスが起動している場合には,該当するサービスを起動しませんが,このコマンドを使用しない場合,該当するサービスの起動が実行できなくてもメニューは正常終了します。ユーザは,該当するサービスが起動できなかったことを認識できません。
次のコマンドを指定します。
エラーが発生した場合,ダイアログで次のエラーメッセージを表示します。
項番 | エラーメッセージ | エラー内容 |
---|---|---|
1 | ウィンドウの生成に失敗しました。 | XMAP3内部で使用しているWindows関数がエラーリターン。 |
C/Sシステム構成でのXMAP3とビジネスユティリティのメニュー機能を使用した連携時の設定について説明します。
サーバ側でのXMAP3の設定について説明します。C/Sシステム構成の設定は,[C/Sセットアップ]ダイアログの[C/S構成]タブと[アプリケーション]タブに次に示す内容を設定します。
クライアント側では特に設定する項目はありません。
クライアント側で詳細なC/Sシステムの設定をする必要がある場合は,XMAP3CLT.exe(XMAP3クライアント)を起動してください。XMAP3CLT.exeでは次に示すオプションを指定できます。各オプションの詳細は,「9.4.1 XMAP3クライアント起動用のショートカットアイコンの登録」を参照してください。
メニュー機能の詳細については,ビジネスユティリティのマニュアルを参照してください。
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