画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
XMAP3が実行環境として利用できるシステム構成の種類を紹介します。
画面表示の業務だけを実行するスタンドアロン構成が利用できます。
帳票印刷の業務だけを実行するスタンドアロン構成が利用できます。
画面表示と帳票印刷の業務を実行するスタンドアロン構成が利用できます。
XMAP3では,次のようなC/Sシステム構成での運用ができます。
なお,ターミナルサービスを利用する場合,およびWindows XPの共有環境(ユーザの簡易切り替え機能,リモートデスクトップ機能)を利用する場合は,C/Sシステム構成での運用はできません。
複数のクライアントをサーバに接続して共通の業務をする場合で,AP,マッピングライブラリ,および表示サービスが同じPC上にある構成です。クライアントPC上でのXMAP3の構成は,スタンドアロン構成と同じになります。
この場合,サーバ側にAPは必要ありません。そのため,サーバ側はデータベースを管理するデータベースマネージメントシステムだけの構成になります。
APがサーバ側にあり,マッピングライブラリおよび表示サービスがクライアントにある構成です。複数のクライアントをサーバに接続して共通の業務をする場合は,この構成になります。
マッピングライブラリおよびAPがサーバ側にあり,表示サービスがクライアントにある構成です。複数のクライアントをサーバ接続して,クライアントごとに別々の業務を行う場合や,1クライアントで複数の業務を行う場合は,この構成となります。
LAN直結プリンタを複数PCで共用する,XMAP3のC/Sシステム構成です。XMAP3のAPを自動起動する機能を利用して,クライアント側でXMAP3の表示サービスが起動されたタイミングでサーバのAPを起動し,サーバのAPからLAN直結プリンタへ帳票印刷できます。
サーバにあるAPから出力先プリンタを指定するC/Sシステム構成です。ここでは,3台のプリンタを目的に応じて使い分ける構成を示します。
クライアントから複数のサーバに対して接続する場合のC/Sシステム構成です。
1台のサーバマシンに複数のXMAP3サーバを起動する場合のC/Sシステム構成です。異なるサービス名を指定することによって,1台のサーバマシン上に複数のXMAP3サーバを同時に起動できます。クライアントは,サービス名を指定することで接続するXMAP3サーバを選択します。業務ごとにXMAP3サーバを分けて管理する場合は,このシステムを構築してください。ここでは,XMAP3サーバを二つ起動する構成を示します。
1台のサーバ(WS)と2台のクライアントPCでのC/Sシステム構成です。
XMAP3をターミナルサービスのサーバPCにインストールして利用できます。クライアントPCにはXMAP3をインストールする必要はありません。
クライアントPCの操作によって,サーバPCで動作するXMAP3のAPから,クライアントPCのディスプレイにXMAP3の画面を表示します。
クラスタマシンでXMAP3サーバを起動し,さらに,クライアントマシンでXMAP3クライアントを起動して,XMAP3の通信機能を利用してC/S構成を構築できます。クラスタマシンでは,XMAP3サーバを動作させる各ノードに,XMAP3をインストールしてください。
日立の分散トランザクションマネージャ「OpenTP1」を利用したオンライントランザクション処理(OLTP)のシステム構成が利用できます。
OpenTP1のTP1/MCFを利用したOLTP構成で,XMAP3をサーバとして使用し,クライアントサーバ型のオンライン業務をする場合の構成です。
OpenTP1のTP1/LiNKを利用したOLTP構成で,XMAP3をクライアントとして利用し,クライアントサーバ型のオンライン業務を行う場合の構成です。
XMAP3/Enterprise Editionは,メインフレームと連携した運用のための機能を提供しています。メインフレームと連携した運用イメージを次の図に示します。この機能の詳細については,マニュアル「XMAP3 メインフレーム連携ガイド」を参照してください。
図1-6 メインフレームとの連携
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