帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力

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16.1 環境設定ファイルの項目一覧

EUR Print Managerおよび各コンポーネントの動作や,ほかのプログラムと通信するときの接続先,送信データサイズ,および接続上限時間などは,環境設定ファイルで設定します。

ここでは,EUR Print Manager,EUR Print Manager - Adapter,EUR Print Manager - Report Server,EUR Print Manager - Report Server Adapter,EUR Print Manager - Client,EURPM制御コマンド,およびEURPM-RS制御コマンドの環境設定ファイルの項目一覧,ならびにEPF形式ファイルを出力する場合のEUR Print Serviceの環境設定ファイルの項目一覧を次に示します。

なお,EUR Print Manager - Adapterの環境設定ファイルでは,帳票の出力要求時に有効になる指定項目のうち,一部の指定項目のデフォルト値を設定できます。そのため,EUR Print Manager - Adapterの接続先となるプログラム(EUR Print Manager,EUR Print Manager - Report Server,およびEUR Print Manager - Client)の動作に影響を与えることがあります。

<この節の構成>
(1) EUR Print Managerの環境設定ファイルの項目一覧
(2) EUR Print Manager - Adapterの環境設定ファイルの項目一覧
(3) EUR Print Manager - Report Serverの環境設定ファイルの項目一覧
(4) EUR Print Manager - Report Server Adapterの環境設定ファイルの項目一覧
(5) 蓄積管理GUIの環境設定ファイルの項目一覧
(6) EUR Print Manager - Clientの環境設定ファイルの項目一覧
(7) EURPM制御コマンドの環境設定ファイルの項目一覧
(8) EURPM-RS制御コマンドの環境設定ファイルの項目一覧
(9) EPF形式ファイルを出力する場合に設定が必要なEUR Print Serviceの環境設定ファイルの項目一覧

(1) EUR Print Managerの環境設定ファイルの項目一覧

EUR Print Managerの環境設定ファイル(EURPM.ini)の項目一覧を次に示します。

表16-1 EUR Print Managerの環境設定ファイルの項目一覧

セクション キー 説明 参照先
PORT EURPM EUR Print Managerのポート番号を指定します。 16.2.1
EURPMLS EUR Print Manager - Report Serverのポート番号を指定します。 16.2.2
EURPMCL EUR Print Manager - Clientのポート番号を指定します。 16.2.3
PATH FORM 帳票ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.4
CONF 構成定義ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.5
TEMP EUR Print Managerの作業フォルダを指定します。 16.2.6
MULTI 複数様式情報定義ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.7
DOCINFO 文書情報設定ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.8
DBINFO 接続情報ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.9
REPLACEITEM 置き換え表管理情報ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.10
SCRIPTCNT Acrobat JavaScript定義ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.11
PREFERENCE ビューアプレファレンス定義ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.12
PSENV EUR Print Serviceの環境設定ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.13
PDF EUR Print Manager稼働マシンにPDF形式ファイルを出力する場合の,デフォルトの出力先フォルダを指定します。 16.2.14
PRINTDATE 印刷日時出力定義ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.15
SPLIT EURPM分割定義ファイル,またはEURPM仕分け定義ファイルがあるフォルダを指定します。 16.2.16
ERROR LOGFILE ログファイル(EURPM.log)の出力先フォルダを指定します。 16.2.17
LOGLEVEL 実行ログの出力レベルを指定します。 16.2.18
LOGSIZE ログファイル(EURPM.log)のファイルサイズの上限を指定します。 16.2.19
OPTION PATHMODE EUR Print Managerのパスモードを指定します。 16.2.20
TEMPFILEDEL 印刷実行時に生成した一時ファイルを削除するかどうかを指定します。 16.2.21
SOCKBUFFSIZE ソケット通信に使用する通信バッファサイズの上限を指定します。 16.2.22
SPLITMODE 蓄積時に,帳票を分割または仕分けするかどうかを指定します。 16.2.23
THREAD GENERAL EUR Print Managerの並列処理数を指定します。 16.2.24
EURPS EUR Print Serviceの並列処理数を指定します。 16.2.25
TIMEOUT CONNECT タイムアウト監視で,切断するまでの時間を指定します。 16.2.26
ERRIGNORE 切断を検知してもエラーを出力しない時間を指定します。 16.2.27
ENV PSENVFILENAME EUR Print Serviceの環境設定ファイルのファイル名を指定します。 16.2.28
FILE PRINTDATE 印刷日時出力定義ファイル名を指定します。 16.2.29
SPLIT EURPM分割定義ファイル,またはEURPM仕分け定義ファイル名を指定します。 16.2.30
注※
EUR Print Managerを複数起動している場合,ログファイル名は「EURPM_<識別名>.log」になります。

(2) EUR Print Manager - Adapterの環境設定ファイルの項目一覧

EUR Print Manager - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)の項目一覧を次に示します。

表16-2 EUR Print Manager - Adapterの環境設定ファイルの項目一覧

セクション キー 説明 参照先
PORT EURPM EUR Print Managerのポート番号を指定します。 16.3.1
IPADDRESS EURPM EUR Print Managerが稼働するサーバのIPアドレスを指定します。 16.3.2
ERROR LOGFILE ログファイル(EURPMADP.log)の出力先フォルダを指定します。 16.3.3
LOGLEVEL 実行ログの出力レベルを指定します。 16.3.4
LOGSIZE ログファイル(EURPMADP.log)のファイルサイズの上限を指定します。 16.3.5
OPTION PRINTMODE 印刷方法が未指定の場合の印刷方法を指定します。 16.3.6
DEFAULTPRINTMODE デフォルト印刷方式を指定します。 16.3.7
SOCKBUFFSIZE ソケット通信に使用する通信バッファサイズの上限を指定します。 16.3.8
DATABUFFSIZE ファイル転送時の分割転送のサイズを指定します。 16.3.9
DISPPRINTDLG クライアント印刷方式のダイアログ表示モードを指定します。 16.3.10
FILEOUTPUTDESTINATION PDF形式ファイルの出力先を,EUR Print Manager - Adapter稼働マシンにするか,またはEUR Print Manager稼働マシンにするかのどちらかを指定します。 16.3.11
SPOOLLIMIT 帳票の蓄積期限日を指定します。 16.3.12
TIMEOUT OUTPUT 印刷または蓄積を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.3.13
EPFOUTPUT EPF形式ファイル生成を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.3.14
EUROUTPUT EUR形式ファイル生成を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.3.15
PDFOUTPUT PDF形式ファイル生成を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.3.16
DESTLIST 出力先一覧を取得するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.3.17
PRTCLSLIST プリンタクラス一覧,プリンタ一覧,またはトレイ一覧を取得するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.3.18
XLSXOUTPUT Excel形式ファイル生成を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.3.19
MERGEOUTPUT 複数のEPF形式ファイルの統合を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.3.20
注※
LOGFILEキーは,UNIX/Linux環境のログファイル出力先指定にも対応しています。

(3) EUR Print Manager - Report Serverの環境設定ファイルの項目一覧

EUR Print Manager - Report Serverの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)の項目一覧を次に示します。

表16-3 EUR Print Manager - Report Serverの環境設定ファイルの項目一覧

セクション キー 説明 参照先
PORT EURPMLS EUR Print Manager - Report Serverのポート番号を指定します。 16.4.1
EURPMCL EUR Print Manager - Clientのポート番号を指定します。 16.4.2
PATH CONF 構成定義ファイルがあるフォルダを指定します。 16.4.3
TEMP EUR Print Manager - Report Serverの作業フォルダを指定します。 16.4.4
ESF EUR Print Manager - Report Serverの蓄積フォルダを絶対パスで指定します。 16.4.5
ERROR LOGFILE ログファイル(EURPMLS.log)の出力先フォルダを指定します。 16.4.6
LOGLEVEL 実行ログの出力レベルを指定します。 16.4.7
LOGSIZE ログファイル(EURPMLS.log)のファイルサイズの上限を指定します。 16.4.8
OPTION TEMPFILEDEL 印刷実行時に生成した一時ファイルを削除するかどうかを指定します。 16.4.9
ESFAUTODEL 期限が切れた蓄積ファイルを自動削除するかどうかを指定します。 16.4.10
SOCKBUFFSIZE ソケット通信に使用する通信バッファサイズの上限を指定します。 16.4.11
SPLOUTLINELIMIT 蓄積ファイルの一覧を分割して取得する場合の上限時間を指定します。 16.4.12
ESFID 複数のEUR Print Manager - Report Serverで同じ蓄積フォルダを使用する場合の管理IDを指定します。 16.4.13
THREAD GENERAL EUR Print Manager - Report Serverの並列処理数を指定します。 16.4.14
EURPS EUR Print Serviceの並列処理数を指定します。 16.4.15
PRINTEXECMODE EPF形式ファイルの印刷処理をスレッドで行うか,またはプロセスを起動して行うかのどちらかを指定します。 16.4.16
TIMEOUT CONNECT タイムアウト監視で,切断するまでの時間を指定します。 16.4.17
ERRIGNORE 切断を検知してもエラーを出力しない時間を指定します。 16.4.18

(4) EUR Print Manager - Report Server Adapterの環境設定ファイルの項目一覧

EUR Print Manager - Report Server Adapterの環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)の項目一覧を次に示します。

表16-4 EUR Print Manager - Report Server Adapterの環境設定ファイルの項目一覧

セクション キー 説明 参照先
PORT EURPMLS EUR Print Manager - Report Server Adapterのポート番号を指定します。 16.5.1
IPADDRESS EURPMLS EUR Print Manager - Report Serverが稼働するサーバのIPアドレスを指定します。EUR Print Manager - Report Server AdapterのServerAddressプロパティが未指定の場合に指定します。 16.5.2
ERROR LOGFILE ログファイル(EURPMLSADP.log)の出力先フォルダを指定します。 16.5.3
LOGLEVEL 実行ログの出力レベルを指定します。 16.5.4
LOGSIZE ログファイル(EURPMLSADP.log)のファイルサイズの上限を指定します。 16.5.5
TIMEOUT PRINT EUR Print Manager - Report Serverに蓄積ファイルの印刷を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.5.6
GETFILE EUR Print Manager - Report Serverに蓄積ファイルの取得を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.5.7
FILELIST EUR Print Manager - Report Serverから蓄積ファイル一覧を取得するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.5.8
FILEOPERATE EUR Print Manager - Report Serverから蓄積ファイルの属性の取得・設定,および蓄積ファイルの削除をするときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.5.9
DELETE EUR Print Manager - Report Serverに期限が切れた蓄積ファイル一括削除を要求するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.5.10
PRTCLSLIST EUR Print Manager - Report Serverからプリンタクラス一覧,プリンタ一覧,トレイ一覧を取得するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.5.11
PATH OUTPUTFILE 蓄積ファイルを取得するフォルダを指定します。EUR Print Manager - Report Server AdapterのOutputFilePathプロパティが未指定の場合に指定します。 16.5.12
OPTION SOCKBUFFSIZE ソケット通信に使用する通信バッファサイズの上限を指定します。 16.5.13
注※
LOGFILEキーは,UNIX/Linux環境のログファイル出力先指定にも対応しています。

(5) 蓄積管理GUIの環境設定ファイルの項目一覧

蓄積管理GUIの環境設定ファイル(EURPMRSGUI.ini)の項目一覧を次に示します。

表16-5 蓄積管理GUIの環境設定ファイルの項目一覧

セクション キー 説明 参照先
OPTION PATH EUR Print Manager - Client Print ActiveXおよびEUR Print Manager - Client Preview ActiveXのダウンロードパッケージ(cabファイル)の格納場所を指定します。 16.6.1
PATH_MACHINE クライアントPCの環境によってマシン単位でのインストールとユーザー単位でのインストールを切り替える場合に,マシン単位インストール用のダウンロードパッケージ(cabファイル)の格納場所を指定します。 16.6.2
EPFDATAMAXSIZE ダウンロードするEPF形式ファイルのファイルサイズの上限を指定します。 16.6.3
DEFAULTPRINTDLG [このマシンで印刷]を選択して印刷する場合に表示されるダイアログを,EUR Print Managerのプリンタ選択ダイアログにするか,またはOSの印刷ダイアログにするかのどちらかを指定します。 16.6.4

(6) EUR Print Manager - Clientの環境設定ファイルの項目一覧

EUR Print Manager - Clientの環境設定ファイル(EURPMCL.ini)の項目一覧を次に示します。

表16-6 EUR Print Manager - Clientの環境設定ファイルの項目一覧

セクション キー 説明 参照先
PORT EURPMCL EUR Print Manager - Clientのポート番号を指定します。 16.7.1
PATH CONF 構成定義ファイルがあるフォルダを指定します。 16.7.2
TEMP EUR Print Manager - Clientの作業フォルダを指定します。 16.7.3
ERROR LOGFILE ログファイル(EURPMCL.log)の出力先フォルダを指定します。 16.7.4
LOGLEVEL 実行ログの出力レベルを指定します。 16.7.5
LOGSIZE ログファイル(EURPMCL.log)のファイルサイズの上限を指定します。 16.7.6
EVENTLOGLEVEL イベントログの出力レベルを指定します。 16.7.7
OPTION TEMPFILEDEL 印刷実行時に生成した一時ファイルを削除するかどうかを指定します。 16.7.8
SOCKBUFFSIZE ソケット通信に使用する通信バッファサイズの上限を指定します。 16.7.9
TIMEOUT CONNECT タイムアウト監視で,切断するまでの時間を指定します。 16.7.10
ERRIGNORE 切断を検知してもエラーを出力しない時間を指定します。 16.7.11

(7) EURPM制御コマンドの環境設定ファイルの項目一覧

EURPM制御コマンドの環境設定ファイル(EURPMCTRL.ini)の項目一覧を次に示します。

表16-7 EURPM制御コマンドの環境設定ファイルの項目一覧

セクション キー 説明 参照先
PATH TEMP EURPM制御コマンドの作業フォルダを指定します。 16.8.1
ERROR LOGFILE ログファイル(EURPMCTRL.log)の出力先フォルダを指定します。 16.8.2
LOGLEVEL 実行ログの出力レベルを指定します。 16.8.3
LOGSIZE ログファイル(EURPMCTRL.log)のファイルサイズの上限を指定します。 16.8.4
TIMEOUT START EUR Print Managerを起動するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.8.5
STOP EUR Print Managerを停止するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.8.6

(8) EURPM-RS制御コマンドの環境設定ファイルの項目一覧

EURPM-RS制御コマンドの環境設定ファイル(EURPMLSCTRL.ini)の項目一覧を次に示します。なお,EURPM-RS制御コマンドはUNIX/Linux環境の場合だけサポートしています。

表16-8 EURPM-RS制御コマンドの環境設定ファイルの項目一覧(UNIX/Linux環境の場合)

セクション キー 説明 参照先
PATH TEMP EURPM-RS制御コマンドの作業フォルダを指定します。 16.9.1
ERROR LOGFILE ログファイル(EURPMLSCTRL.log)の出力先フォルダを指定します。 16.9.2
LOGLEVEL 実行ログの出力レベルを指定します。 16.9.3
LOGSIZE ログファイル(EURPMLSCTRL.log)のファイルサイズの上限を指定します。 16.9.4
TIMEOUT START EUR Print Manager - Report Serverを起動するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.9.5
STOP EUR Print Manager - Report Serverを停止するときの通信タイムアウト監視時間を指定します。 16.9.6

(9) EPF形式ファイルを出力する場合に設定が必要なEUR Print Serviceの環境設定ファイルの項目一覧

EUR Print Managerを使用してEPF形式ファイルを出力する場合に設定が必要な,EUR Print Serviceの環境設定ファイルの項目一覧を次に示します。

表16-9 EPF形式ファイルを出力する場合に設定が必要なEUR Print Serviceの環境設定ファイルの項目一覧

環境変数 説明 参照先
EURPS_EPFDPI EPF形式ファイルを出力するときの解像度(DPI値)を指定します。 16.10.1
EURPS_EPF_IMAGE_COMPRESS EPF形式ファイルを出力するときに,画像データを圧縮するかどうかを指定します。 16.10.2

上記以外のEUR Print Serviceの環境設定ファイルの項目については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。