帳票の運用形態を次の流れに従って決定してください。

（凡例）

：運用形態を示します。

注※

帳票の印刷データをすぐに印刷しないで，サーバ内に保存しておくことができます。

印刷要求があったときにデータを呼び出して印刷したり，一度印刷したデータを再印刷したりできます。また，帳票を検索して印刷するなどの管理もできます。

この印刷方法を「蓄積印刷」と呼びます。

運用形態が「EUR サーバ帳票出力機能を利用する」に決定した場合は，「(2)　帳票の出力形式と帳票様式を決定するまでの流れ」に進んでください。

運用形態が「EUR Print Managerを利用する」に決定した場合は，マニュアル「EUR Print Manager 帳票出力」を参照してください。

ここでは，帳票の出力形式と帳票様式を決定するまでの流れを示します。

• 帳票の出力形式を決定するまでの流れ
  

  

（凡例）

：出力形式に応じて，コマンドまたは業務アプリケーションで設定する機能を示します。使用する機能ごとのコーディング例の記載個所を次に示します。

• eurpsコマンドを使用する場合
  「表3-1　コーディング例の記載個所（コマンドの場合）」を参照してください。
  
• ActiveXオブジェクトを使用する場合（Windows環境だけ）
  「表4-1　コーディング例の記載個所（ActiveXオブジェクトの場合）」を参照してください。
  
• JavaBeansを使用する場合
  「表5-1　コーディング例の記載個所（JavaBeansの場合）」を参照してください。
  

注※1

PDF形式ファイルへ出力した帳票データは，EURがインストールされていないPCや，異なるOSのPCとの間でもやり取りできます。

注※2

EUR形式ファイルへ出力した帳票データは，より精度が高いバーコードの印刷や，プリンタごとの印刷補正ができます。

• 帳票様式を決定するまでの流れ
  

  

（凡例）

：帳票様式に応じて，コマンドまたは業務アプリケーションで設定する機能を示します。使用する機能ごとのコーディング例の記載個所を次に示します。

• eurpsコマンドを使用する場合
  「表3-1　コーディング例の記載個所（コマンドの場合）」を参照してください。
  
• ActiveXオブジェクトを使用する場合（Windows環境だけ）
  「表4-1　コーディング例の記載個所（ActiveXオブジェクトの場合）」を参照してください。
  
• JavaBeansを使用する場合
  「表5-1　コーディング例の記載個所（JavaBeansの場合）」を参照してください。
  

注※

複数様式の出力については，「7.8　複数様式情報定義ファイル」を参照してください。

この流れで決定した機能を使って帳票を出力するには，コマンドまたは業務アプリケーションを使用します。OSごとに使用できるコマンドまたは業務アプリケーションを次の表に示します。

表1-1　帳票を出力する方法と使用できるOS

帳票出力の方法	説明	参照先	Windows環境の場合	UNIX／Linux環境の場合
eurpsコマンドからの帳票出力	アプリケーションなどの運用ツールから実行する場合，コマンドインターフェースを使用できます。	「3.　コマンドからの帳票出力」	○	○
Windows環境でActiveXオブジェクトを使用した帳票出力	EUR サーバ帳票出力機能で提供するActiveXオブジェクトを使用して，IISサーバのVBScriptやVisual Basicプログラムから実行できます。	「4.　Windows環境でActiveXオブジェクトを使用した帳票出力」	○	×
JavaBeansを使用した帳票出力	JavaBeansを使用して，サーバサイドJava環境でJSPやJavaサーブレットからEUR サーバ帳票出力機能を起動して帳票を出力できます。JavaBeansを使用すると，アプリケーションと同期を取って出力処理を実行できます。	「5.　JavaBeansを使用した帳票出力」	○	○

（凡例）

○：使用できます。

×：使用できません。