画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発支援ユティリティ


2.3.1 パネル定義文のインポートの場合

パネル定義文をWindowsにインポートする場合の操作手順を次に示します。なお,次に示すパネル定義文を変換する場合,インポートによる変換を補正するために,変換オプションを設定する必要があります。変換オプションは運用管理者が設定してください。

〈この項の構成〉

(1) 変換オプションの設定

変換オプションの設定手順を次に示します。

  1. Windowsの[スタート]にあるプログラム一覧から[XMAP3]−[XMAP3 Developer 開発支援ユティリティ]−[インポート]−[パネル定義文からマップ定義ファイル]を選択します。

    [パネル定義文からマップ定義ファイル]ダイアログが表示されます。

    [図データ]

  2. [設定]ボタンをクリックします。

    [オプション設定]ダイアログが表示されます。

    リモートデスクトップサービス環境下で,ほかのクライアントがインポートを実行中の場合は,[設定]ボタンは利用できません。利用するためには,ほかのクライアントのインポートが終了してからインポートを再起動してください。

    [図データ]

    [メインフレームから転送したパネル定義文を使用する]チェックボックス

    パネル定義文に漢字が含まれている場合,メインフレームからWindowsマシンに転送したときに,文字コードの違いから生じる行番号のずれを補正します。

    Windowsマシンに転送してから行番号のずれを修正した場合,またはUNIXマシンから転送したパネル定義文を使用する場合は,この項目をオフにしてください。

    注※ パネル定義文を利用できるUNIXマシンは,HI-UX/WE2またはHP-UXだけです。

    [NAMEオペランドに(マップ名-)の接頭語を使用している]チェックボックス

    ドローセットアップで接頭語を付加するように設定した場合に,二重に接頭語が付加されないようにします。

    [論理セグメント文群の論理/制御項目順の論理マップを使用する(メインフレームのみ)]チェックボックス

    ドローでマップ生成をする場合,「論理/制御項目順(ユーザ定義順)」で論理マップを展開するマップ定義ファイルを生成するときにチェックします。ドローセットアップの「論理マップ属性」ダイアログの「定義した位置の昇順に生成」の設定値に関係なく,「ユーザ定義順」のマップ定義ファイルが生成されます。

    チェックしない場合は,「位置順」で生成されます。

    インポート後に「ドローセットアップ反映」を実行しても,マップ定義ファイルの定義順は「ユーザ定義順」のまま変更されません。

    パネル定義文の論理項目の指定で同じデータ名を使用している場合,このオプション設定は無効となります。

    論理項目の展開順序は,ドローの[データ名編集]ダイアログで編集できる範囲となります。CTLFLD文のTYPEオペランドでのATTR指定位置で論理項目を展開する場合や,展開順序を変更する場合は,ドローの[データ名編集]ダイアログで編集してください。

    なお,この指定は,メインフレームで作成したパネル定義文のデバイスのときだけ有効になります。

    [LNGオペランドのピクチャのパラメタがC以外でかつ従論理項目を持つ項目を使用している(メインフレームのみ)]チェックボックス

    ピクチャがC以外でかつ従論理項目を持つ項目が含まれている場合に,主論理項目に対応するテキストまたはフィールドのデータ型を文字(XX)に変換して,その下位項目を論理マップに展開するようにします。

    なお,この指定は,メインフレームで作成したパネル定義文のデバイスのときだけ有効になります。

    [ATTRオペランドがNUMでLNGオペランドのピクチャのパラメタが9またはEの項目を使用している(メインフレームのみ)]チェックボックス

    ATTRオペランドがNUMでピクチャが9またはEの項目で,空白入力を禁止する設定を引き継ぎます。引き継いだ設定を有効にするには,GUI画面の定義ファイルへコンバートしてください。ただし,CUI画面では入力データのチェックで空白入力を禁止する設定がないため,使用できません。

    なお,この指定は,メインフレームで作成したパネル定義文のデバイスのときだけ有効になります。

    [16進で指定されたKEIS項目の埋字を破棄しない(X,'40',X,'00',X,'FF'のみ)]チェックボックス

    KEISコードの論理項目の場合に,埋字を16進((X,'40'),(X,'00'),および(X,'FF')で指定しているときは,それぞれ「スペース」,「LOW(X'00')」,「HIGH(X'FF')」に変換します。これら以外の16進で指定された埋字は破棄します。

    [OK]ボタン

    現在の内容を登録し,ダイアログを閉じます。

    [キャンセル]ボタン

    現在の内容を登録しないで,ダイアログを閉じます。

    • 2.2.3(3)(b) メインフレームから転送したパネル定義文に漢字が含まれる場合」に示したパネル定義文をそのまま使用する場合,「メインフレームから転送したパネル定義文を使用する」をチェックしてください。

    • 2.2.3(3)(a) NAMEオペランドの接頭語がマップ名と同じ場合」に示したパネル定義文を使用する場合,「NAMEオペランドに(マップ名-)の接頭語を使用している」をチェックしてください。

    • 2.2.3(3)(d) ピクチャがC以外でかつ従論理項目を持つ項目が含まれている場合」に示したパネル定義文を使用する場合,「LNGオペランドのピクチャのパラメタがC以外でかつ従論理項目を持つ項目を使用している(メインフレームのみ)」をチェックしてください。インポートの変換オプションを設定すると,主論理項目に対応するテキストまたはフィールドのデータ型は文字(XX)に変換され,その下位項目はそのまま展開されます。

    • 2.2.3(3)(e) ATTRオペランドがNUMでピクチャに9かEを指定している入力または入出力の項目が含まれている場合」に示したパネル定義文を使用する場合,「ATTRオペランドがNUMでLNGオペランドのピクチャのパラメタが9またはEの項目を使用している(メインフレームのみ)」をチェックしてください。インポートの変換オプションを設定すると,数字項目,および数字編集項目での空白入力禁止の設定が,CUI画面の定義ファイルに引き継がれます。インポート後に,CUI画面からGUI画面へコンバートしてください。コンバートすると,GUI画面の定義ファイルに,数字項目,および数字編集項目での空白入力禁止が設定されます。

    • 2.2.3(3)(f) KEIS項目の埋字(空白,LOW,HIGH)が16進で指定されている場合」に示したパネル定義文を使用する場合,「16進で指定されたKEIS項目の埋字を破棄しない(X,'40',X,'00',X,'FF'のみ)」をチェックしてください。インポートの変換オプションを設定すると,KEISコードの論理項目で16進の埋字((X,'40'),(X,'00'),および(X,'FF'))が指定されていても,それぞれ「スペース」,「LOW(X'00')」,「HIGH(X'FF')」に変換されます。

    • ドローでマップ生成をする場合,「論理/制御項目順(ユーザ定義順)」で論理マップを展開するマップ定義ファイルを生成するときは,「論理セグメント文群の論理/制御項目順の論理マップを使用する(メインフレームのみ)」をチェックしてください。

      ドローセットアップの[論理マップ属性]ダイアログの「定義した位置の昇順に生成」の設定値に関係なく,「ユーザ定義順」のマップ定義ファイルが生成されます。

      チェックしない場合は,「位置順」で生成されます。

      なお,インポート後にXMAP3 Developerのドローセットアップ情報反映を実行しても,マップ定義ファイルの定義順は「ユーザ定義順」のまま変更されません。

      論理項目の展開順序は,ドローの[データ名編集]ダイアログで編集できる範囲となります。CTLFLD文のTYPEオペランドでのATTR指定位置で論理項目を展開する場合や,展開順序を変更する場合は,ドローの[データ名編集]ダイアログで編集してください。

      パネル定義文の論理項目の指定で同じデータ名を使用している場合,このオプション設定は無効となります。

      変換オプションは運用管理者が設定してください。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    設定内容を登録して,ダイアログを閉じます。

(2) パネル定義文ファイルの変換

パネル定義文ファイルの変換の操作手順を次に示します。

  1. [スタート]にあるプログラム一覧から[XMAP3]−[XMAP3 Developer 開発支援ユティリティ]−[インポート]−[パネル定義文からマップ定義ファイル]を選択します。

    [パネル定義文からマップ定義ファイル]ダイアログが表示されます。

    [図データ]

  2. 「変換元ファイルの選択」の[参照]ボタンをクリックし,[参照]ダイアログで変換元ファイルを選択します。

    拡張子が「.xmp」または「.xmap」のファイルを選択できます。

  3. 「変換ファイルの出力先」の[参照]ボタンをクリックして,[参照]ダイアログで変換したファイルを出力するフォルダを選択します。

    変換されたファイルは,「変換元のパネル定義文のPANEL文に指定されたパネル名.imp」というファイル名で出力されます。そのため,変換元のメインフレーム用パネル定義文の名称と一致しない場合があります。

    インポート元ファイルと同じフォルダを指定し,出力ファイルが同名になる場合は上書きされます。変換元のファイルを残す場合は,別のフォルダを指定してください。

  4. 変換元ファイルと出力先を確認してから[変換]ボタンをクリックします。

    インポートが実行されます。変換時にエラーが発生した場合,「変換ファイルの出力先」に指定したフォルダに「変換元のファイル名.err」というエラーメッセージを出力します。エラーメッセージについては,「5.2.4(1) パネル定義文のインポートで出力されるメッセージ」を参照してください。

    変換時にエラーが発生したかどうか知るために,「変換ファイルの出力先」に指定したフォルダに出力される,メッセージファイル「X3UNMP01.txt」を必ず確認してください。

  5. インポート結果を確認します。

    インポート結果の確認方法については,「2.5.1 パネル定義文のインポート結果」を参照してください。