画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発支援ユティリティ


2.2.4 インポートで変換されない機能の対応

パネル定義文には,インポートではそのまま変換されない機能があります。そのため,パネル定義文を修正したり,インポート前にドローセットアップで項目の制御情報や論理マップ属性の内容を設定したりします。また,インポート後に,変換できなかった機能をドローで定義し直す必要がある場合もあります。

〈この項の構成〉

(1) パネル定義文の指定とユーザの対応

インポートでは変換できない定義,およびそのままの形では変換されない定義と,その場合のユーザの対応を次の表に示します。

変換できる範囲については,「付録B.1 パネル定義文のインポートで変換できる機能範囲」を参照してください。

表2‒6 パネル定義文の指定とユーザの対応

項番

種別

パネル定義文の指定

ユーザの対応

1

共通

COBOL/C以外の言語で使用するパネル定義文

パネル定義文修正

16進数による指定

パネル定義文修正

およびドロー

項目属性(DFC)16進数による直接指定

(ATTRオペランド)

ドロー

フィールド制御の項目属性(DFC)16進数指定(CTLFLD文のTYPE=(ATTR,X))

ドロー

論理項目の展開順序

ドロー

マップ名がない論理項目

ドローおよび

ドローセットアップ

従論理項目の繰り返しとピクチャ文字

ドロー

フレームに重なるオブジェクト

ドロー

省略時仮定値の漢字定数

ドロー

物理定義に対応しない論理定義

APの見直し

2

画面

ページング(複数のLOGSEG文,PHSEG文)

パネル定義文修正

論理マップ属性(LOGSEG文のREDEF以外のオペランド,PHSEG文のNULLオペランド,およびCTLFLD文)

ドローセットアップ

CTLFLD文によるカーソル指定

ドローセットアップ

表示属性の動的変更

(MODCTLオペランドおよびMODATTRオペランド)

ドローセットアップ

イベント通知コード

(PHSEG文のINCオペランド)

ドローセットアップ

隠しフィールド(LOGFLD文のPOSオペランドにDUMMYを指定)

ドロー

3

帳票

PHSEG文でCSCFオペランドを指定していない帳票

ドロー

論理マップ属性(LOGSEG文のREDEF以外のオペランド,およびCTLFLD文)

ドローセットアップ

CTLFLD文によるコピー枚数の動的変更のデータ名

ドローセットアップ

ページプリンタ帳票のけい線のDFC

パネル定義文修正

またはドロー

(凡例)

パネル定義文修正:インポートする前に,パネル定義文の内容を修正する。「2.2.5 パネル定義文の編集」を参照のこと。

ドローセットアップ:インポートする前に,ドローセットアップで指定する。「2.2.6 ドローセットアップでの指定」を参照のこと。システムで統一した設定となる。

ドロー:インポートしたあとのマップ定義ファイルを,ドローを利用して編集する。「2.6 ドローによる編集」を参照のこと。

APの見直し:物理定義に対応しない論理定義はインポート対象とならないため,生成したマップ定義ファイルの内容を見直し,論理マップの構造を再検討後,APへの修正がないか確認する。

(2) インポートの前に修正や設定が必要な情報

インポートの前に修正や設定が必要な情報を次に示します。

(3) インポート後に修正が必要な情報

インポート後に修正が必要な情報を次に示します。