2.2.6 ドローセットアップでの指定
XMAP3では,開発する画面・帳票のAPとのインタフェースを統一するため,項目の制御情報や論理マップ属性の内容を統一するようになっています。
次に示す内容については,インポート時に,パネル定義文の内容をWindowsでの設定に置き換えます。
-
画面
-
イベント通知コード(PHSEG文のINCオペランド)
-
表示属性の動的変更(MODCTLオペランドおよびMODATTRオペランド)
-
CTLFLD文によるカーソル指定
-
論理マップ属性(LOGSEG文のREDEF以外のオペランド,PHSEG文のNULLオペランド,およびCTLFLD文)
-
-
帳票
-
CTLFLD文によるコピー枚数の動的変更のデータ名
-
論理マップ属性(LOGSEG文のREDEF以外のオペランド,およびCTLFLD文)
-
-
画面・帳票共通
-
マップ名がない論理項目
-
インポートを実行する前に,個々のパネル定義文の内容から,統一した設定を決めてください。決定した内容は,ドローセットアップで設定します。
-
画面
-
イベント通知コード
PHSEG文のINCオペランドに相当する設定
-
表示属性の動的変更※
MODCTL/MODATTR/MODLS/MODBTオペランドに相当する設定
-
カーソルとフォーカス
CTLFLD文に相当する設定
-
論理マップ属性
LOGSEG文のCLEAR/CODERR/LITRL/GENRTオペランド,PHSEG文のNULLオペランド,およびCTLFLD文に相当する設定
-
-
帳票
-
コピー枚数の動的変更のデータ名
CTLFLD文に相当する設定
-
論理マップ属性
LOGSEG文のLITRL/GENRT,およびCTLFLD文に相当する設定
-
また,論理項目名についても統一されるため,APの変更が必要になる場合があります。
ドローセットアップの操作については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照してください。
- 注※
-
パネル定義文中にある動的変更属性の有無の設定はインポートされますが,動的変更属性の内容は「2.2.6(1)(c) 項目の表示属性の動的変更(MODATTRオペランド)(GUI画面の場合)」または「2.2.6(2)(c) 項目の表示属性の動的変更(MODATTRオペランド)(CUI画面の場合)」に示す適用オブジェクトグループの内容となります。
また,ドローセットアップで修飾名をすべて削除,または適用外としている場合,動的変更属性を設定できません。したがって,このような設定環境で動的変更属性を定義したパネル定義文をインポートしても,「動的変更なし」としてインポートされます。
なお,カーソル制御やフォーカス制御は,ドロー上で動的変更の有無を指定できないため,パネル定義文での指定に関係なくドローセットアップの設定が有効となります。
ドローセットアップで指定する項目について,GUI画面,CUI画面,けい線帳票,網掛け/グラフィック帳票の場合に分けて説明します。
(1) GUI画面の場合
GUI画面の場合の,ドローセットアップで編集する項目について説明します。
(a) イベント通知コード(PHSEG文のINCオペランド)(GUI画面の場合)
GUI画面の場合,イベント通知コードの内容は,[イベント通知コード]ダイアログで設定します。パネル定義文でイベント通知コードを指定していても,その指定内容はインポートされないで,ドローセットアップでの設定が有効となります。
イベント通知コードを設定する手順を説明します。
-
[イベント通知コード]ダイアログを表示させます。
-
CTLFLD文の内容を設定します。
「通知コードのデータ名」にNAMEオペランドの内容を,「通知コードの長さ」にLNGオペランドの内容を指定します。
-
PHSEG文のINCオペランドの内容を設定します。
「確定キーを押した時」または「プッシュボタンなどを押した時」でINC種別を選択し,下部の変更欄にINC定数の内容を指定します。
パネル定義文中のイベント通知コードの指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
項番 |
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
|||
---|---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
設定個所 |
設定内容 |
|
1 |
CTLFLD (TYPE=INC) |
NAME |
名称 |
イベント通知コード |
通知コードのデータ名 |
LNG |
長さ |
通知コードの長さ |
|||
2 |
PHSEG |
INC (INC種別) |
PF1〜84 |
確定キーを押した時 |
ファンクション 1〜84 |
ENTER |
送信 |
||||
BREAK |
割り込み |
||||
SCRN |
スクリーン表示 |
||||
PA1〜3 |
PA1キー〜PA3キー |
||||
PF85〜95 |
プッシュボタンなどを押した時 |
上から順番に85〜95に相当 |
|||
PF96 |
(指定できない) |
− |
|||
PEN |
− |
||||
*OTHER |
− |
||||
INC (INC定数) |
文字列 |
変更欄 |
通知コード |
(b) 表示属性の動的変更(MODCTLオペランド)(GUI画面の場合)
GUI画面の場合,表示属性の動的変更の内容は,[表示属性の動的変更]ダイアログで設定します。
また,それぞれの修飾名は,[修飾名の設定]ダイアログで設定します。
パネル定義文中の動的変更の指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
項番 |
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
ダイアログ |
個所※1 |
設定内容 |
|
1 |
CTLFLD(TYPE=CNTRL) |
NAME |
名称 |
表示属性の動的変更(データ名タブ) |
ウィンドウ属性の動的変更 |
(名称) |
LNG |
長さ |
修飾名の設定 |
修飾名長※2 |
(長さ) |
||
2 |
CTLFLD(TYPE=WINPOS) |
NAME |
名称 |
表示属性の動的変更(データ名タブ) |
位置属性の動的変更 |
(名称) |
LNG |
長さ |
修飾名の設定 |
修飾名長※3 |
(長さ) |
||
3 |
PHSEG |
MODCTL |
修飾名 |
修飾名の設定 |
修飾名※2 |
(修飾名) |
ERASE |
表示属性の動的変更(ウィンドウ属性タブ) |
表示形態 |
全面書換 |
|||
WRITE |
一部上書 |
|||||
ERWRT |
自動 |
|||||
FRKB |
キーボードロック状態を解除する |
(チェックする) |
||||
NOFR |
(チェックしない) |
|||||
ALRM |
ウィンドウを表示した時にアラームを鳴らす |
(チェックする) |
||||
NOALRM |
(チェックしない) |
|||||
RESTF |
入力・選択状態の扱い |
未入力・未選択 |
||||
ERUNP |
初期状態 |
|||||
IGNRTF |
状態を維持 |
|||||
MODPOS |
修飾名 |
修飾名の設定 |
修飾名※3 |
(修飾名) |
||
RT |
表示属性の動的変更(位置属性タブ) |
XY位置 |
右上 |
|||
LT |
左上 |
|||||
RD |
右下 |
|||||
LD |
左下 |
|||||
CC |
中央 |
|||||
RC |
(指定できない) |
− |
− |
|||
LC |
− |
− |
||||
CT |
− |
− |
||||
CD |
− |
− |
なお,次の表に示す定義内容がある場合,動的変更属性ありとしてインポートされます。
オブジェクト |
定義必須の文やオペランド※ |
制御項目名 |
---|---|---|
ウィンドウ属性 |
CTLFLD TYPE=CNTRL PHSEG MODCTL=パラメタ |
ドローセットアップで指定した名称 |
&C1 MODCTL PARM=パラメタ CTLFLD TYPE=CNTRL PHSEG MODCTL=&C1 |
||
確定キー |
CTLFLD TYPE=MODINC PHSEG MODINC=パラメタ |
|
ウィンドウ位置属性 |
CTLFLD TYPE=WINPOS WINDOW CTLFLD=上記CTLFLD名, MODPOS=パラメタ |
(c) 項目の表示属性の動的変更(MODATTRオペランド)(GUI画面の場合)
XMAP3では,次の表に示すUNIXの画面の機能を,コマンドコントロール,候補選択コントロール,およびキャラクタコントロールに分類しています。
項番 |
UNIXの画面の機能 |
定義文 |
XMAP3の分類 |
---|---|---|---|
1 |
メニューテキスト |
コマンドコントロール |
|
2 |
固定プッシュボタン |
||
3 |
固定ラジオボタン |
候補選択コントロール |
|
4 |
可変ラジオボタン |
||
5 |
固定チェックボタン |
||
6 |
可変チェックボタン |
||
7 |
可変単一選択リスト |
||
8 |
可変複数選択リスト |
||
9 |
出力テキストボックス |
キャラクタコントロール※ |
|
10 |
入出力テキストボックス |
||
11 |
オプションメニュー |
||
12 |
可変項目 |
||
13 |
ポップアップフィールド |
これらの機能の表示属性の動的変更(定義文のMODATTRオペランド,MODLSオペランド,またはMODBTオペランドで示される)を設定する方法を説明します。
-
設定の手順
項目の表示属性の動的変更の設定手順を次に示します。
-
[表示属性の動的変更]ダイアログを表示させます。
-
それぞれの分類に相当するタブを選択します。
-
表示属性の動的変更の内容を設定します。
キャラクタコントロールの場合,オペランドの設定内容に応じて「適用オブジェクトグループ」を選択してから,[更新]ボタンをクリックします。
[表示属性の動的変更の更新]ダイアログが表示されるので,以降に示す表に従って内容を設定します。
設定したら[OK]ボタンをクリックして,[表示属性の動的変更]ダイアログに戻ります。
-
[OK]ボタンをクリックします。
設定内容が登録されて,ダイアログが閉じます。
また,それぞれの修飾名は,[修飾名の設定]ダイアログで設定します。
-
-
設定する内容
各ダイアログで設定する内容を説明します。
パネル定義文と適用オブジェクトグループの対応を次の表に示します。
表2‒11 パネル定義文と適用オブジェクトグループの対応(GUI画面) 項番
パネル定義文
適用オブジェクトグループ
文
オペランド
パラメタ
1
LOGFLD文
(VARFLD,
POPFLD,
INTXT文に対応しTYPE=INOUTまたはINを指定)
LNGのピクチャ指定
Eまたは9
数字系キーエントリ/選択エントリ
CODE
KまたはN
日本語系キーエントリ
2
OUTTXT文
−
−
ラベル
3
INTXT文
ATTR
KANA
カナ系キーエントリ
NUMまたはPIC
数字系キーエントリ/選択エントリ
ALPH
英数系キーエントリ
MCR
−
英数系キーエントリ
4
INTXT文
(POPUPが指定されていない場合)
ATTR
KEIS
日本語系キーエントリ
5
INTXT文
(POPUPが指定されている場合)
ATTR
KEIS
日本語系選択エントリ
6
OPMTXT文
−
−
日本語系選択エントリ
7
VARFLD文
(LOGFLD文で
TYPE=INOUTまたはINを指定)
ATTR
NUMまたはPIC
数字系キーエントリ/選択エントリ
KEIS
日本語系キーエントリ
KANA
カナ系キーエントリ
ALPH
英数系キーエントリ
MCR
−
英数系キーエントリ
8
VARFLD文
(LOGFLD文で
TYPE=OUTだけを指定)
−
−
ラベル
9
POPFLD文
ATTR
KEIS
日本語系選択エントリ
NUM
数字系キーエントリ
KANA
カナ系キーエントリ
パネル定義文中の,項目の表示属性の動的変更の指定と,ドローセットアップの対応について次の表に示します。
表2‒12 パネル定義文中の項目の表示属性の動的変更の指定と,ドローセットアップの対応(GUI画面) 項番
パネル定義文
ドローセットアップ
文
オペランド
パラメタ
ダイアログ
個所
設定内容
1
CTLFLD
(TYPE=ATTR)
LNG
長さ
修飾名の
設定
修飾名長
(長さ)
NAME
データ名
修飾名の
設定
データ名
(データ名)
2
VARFLD,
POPFLD,
INTXT,
OUTTXT,
OPMTXT
MODATTR
修飾名
修飾名の
設定
修飾名
(修飾名)
WHITE
表示属性の
動的変更の
更新
文字色
白
RED
赤
GREEN
緑
BLUE
青
MAGENTA
紫
CYANIC
空
YELLOW
黄
BLACK
黒
TRANS
入力済み
返す
NOTRANS
返さない
REVERSE
反転表示
反転あり
NOREV
反転なし
AUTOATN
自動入力
渡す
NOAUTO
渡さない
MENTER
入力必須
エラーにする
NOMENTER
エラーにしない
MCHECK
詳細目的
モジュラスチェックあり
NOMCHECK
モジュラスチェックなし
SKIP
遷移条件
自動スキップ
RJUST
手動スキップ・右寄せ
MFILL
手動スキップ・全桁必須
OVF
手動スキップ
DARK
非表示属性
文字だけ非表示
PROT
入力可否
入力不可
NOPROT
入力可能
3
CNSRBT,
VARRBT,
CNSCBT,
VARCBT,
VARSLS,
VARMLS
MODBT
または
MODLS
DEFAULT
表示属性の動的変更
(候補選択コントロール)
フォーカス設定
(チェックする)
NODEF
(チェックしない)
TRANS
選択済みにする
(チェックする)
NOTRANS
(チェックしない)
PROT
不活性
(チェックする)
NOPROT
(チェックしない)
4
MNUTXT,
CNSPBT
MODBTまたはMODLS
DEFAULT
表示属性の動的変更
(コマンドコントロール)
フォーカス設定
(チェックする)
NODEF
(チェックしない)
PROT
不活性
(チェックする)
NOPROT
(チェックしない)
なお,次の表に示す定義内容がある場合,動的変更属性ありとしてインポートされます。
表2‒13 項目の表示属性の動的変更ありと見なされるパネル定義文(GUI画面) 項番
オブジェクト
定義必須の文やオペランド※1
制御項目名
1
出力テキスト,出力日付/時刻テキスト
CTLFLD TYPE=ATTR
OUTTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
「APが渡す項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
OUTTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
2
入出力テキスト,出力日付/時刻テキスト
(ポップアップを含む)
CTLFLD TYPE=ATTR
INTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
INTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
3
固定テキスト
CTLFLD TYPE=ATTR
OUTTXT LOGFLD=*IGNORE,
CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
CTLFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
4
&A1 MODATTR PARAM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
OUTTXT LOGFLD=*IGNORE,
CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
5
スピンボックス
CTLFLD TYPE=ATTR
STPTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
6
&A1 MODATTR PARAM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
STPTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
7
コンボボックス
CTLFLD TYPE=ATTR
OPMTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
OPMTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
8
メニューリスト
CTLFLD TYPE=ATTR
MNUTXT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODLS=パラメタ
CTLFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
9
プッシュボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
CNSPBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
10
固定
ラジオボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
CNSRBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
11
可変
ラジオボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
VARRBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
RBTBOX文で指定したLOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
12
固定
チェックボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
CNSCBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
13
可変
チェックボタン
CTLFLD TYPE=ATTR
VARCBT CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODBT=パラメタ
14
単一選択
リストボックス
CTLFLD TYPE=ATTR
VARSLS CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODLS=パラメタ
15
複数選択
リストボックス
CTLFLD TYPE=ATTR
VARMLS CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODLS=パラメタ
16
可変フィールド※2
(出力,入出力,日付,時刻,トグルを含む)
CTLFLD TYPE=ATTR
VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
出力の場合「APが渡す項目のデータ名」と同じになる
-
入力,または入出力の場合「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
17
ポップアップ
フィールド
CTLFLD TYPE=ATTR
POPFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
POPFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
-
(d) CTLFLD文によるカーソル指定(GUI画面の場合)
GUI画面の場合,CTLFLD文によるカーソル指定の内容は,[カーソルとフォーカス]ダイアログで設定します。
パネル定義文中のCTLFLD文によるカーソル指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
項番 |
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
||
---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
設定個所 |
|
1 |
CTLFLD (TYPE=OUTCURS,L) |
NAME |
名称 |
カーソル制御項目※1 |
2 |
CTLFLD (TYPE=FOCUS,L) |
NAME |
名称 |
フォーカス制御項目 |
3 |
CTLFLD (TYPE=OUTCURS,X) |
NAME |
名称 |
出力データ名※2 |
4 |
CTLFLD (TYPE=INCURS,X) |
NAME |
名称 |
入力データ名※2 |
(e) 論理マップ属性(LOGSEG文のREDEF以外のオペランド,PHSEG文のNULLオペランド,およびCTLFLD文)(GUI画面の場合)
GUI画面の場合,論理マップ属性の内容は,[論理マップ属性]ダイアログで設定します。
パネル定義文中の論理マップ属性の指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
項番 |
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
|||
---|---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
ダイアログの設定個所 |
設定内容 |
|
1 |
LOGSEG |
CLEAR※1 |
NO |
初期クリア文字 |
なし |
FILL |
埋字 |
||||
LOW |
LOW(X'00') |
||||
HIGH |
HIGH(X'FF') |
||||
SPACE |
スペース |
||||
ZERO |
ゼロ |
||||
CODERR※2 |
NO |
エラー通知文字 |
なし |
||
FILL |
埋字 |
||||
LOW |
LOW(X'00') |
||||
HIGH |
HIGH(X'FF') |
||||
SPACE |
スペース |
||||
ZERO |
ゼロ |
||||
LITRL |
SEP |
定数部の別ファイル出力 |
(チェックする) |
||
NOSEP |
(チェックしない) |
||||
上記以外 |
(指定できない) |
− |
|||
GENRT |
SEG |
定数部への論理マップ長出力 |
(チェックする) |
||
NOSEG |
(チェックしない) |
||||
上記以外 |
(指定できない) |
− |
|||
2 |
PHSEG |
NULL※3 |
NO |
データ消去通知文字 |
なし |
FILL |
埋字 |
||||
LOW |
LOW(X'00') |
||||
HIGH |
HIGH(X'FF') |
||||
SPACE |
スペース |
パネル定義文でマップ名がない論理項目を定義している場合,「接頭語を付加する」をチェックしないでください。
(2) CUI画面の場合
CUI画面の場合の,ドローセットアップで編集する項目について説明します。
(a) イベント通知コード(PHSEG文のINCオペランド)(CUI画面の場合)
CUI画面の場合,イベント通知コードの内容は,[イベント通知コード]ダイアログで設定します。パネル定義文でイベント通知コードを指定していても,その指定内容はインポートされないで,ドローセットアップでの設定が有効となります。
ドローセットアップでイベント通知コードを設定する手順を説明します。
-
[イベント通知コード]ダイアログを表示させます。
-
CTLFLD文の内容を設定します。
「通知コードのデータ名」にNAMEオペランドの内容を,「通知コードの長さ」にLNGオペランドの内容を指定します。
-
PHSEG文のINCオペランドの内容を設定します。
「確定キーを押した時」または「プッシュボタンなどを押した時」でINC種別を選択し,下部の変更欄にINC定数の内容を指定します。
パネル定義文中のイベント通知コードの指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
項番 |
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
|||
---|---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
設定個所 |
設定内容 |
|
1 |
CTLFLD (TYPE=INC) |
NAME |
名称※ |
イベント通知コード |
通知コードのデータ名※ |
LNG |
長さ |
通知コードの長さ |
|||
2 |
PHSEG |
INC (INC種別) |
PF1〜24 |
確定キーを押した時 |
ファンクション 1〜24 |
ENTER |
送信 |
||||
BREAK |
割り込み |
||||
SCRN |
スクリーン表示 |
||||
PA1〜3 |
PA1キー〜PA3キー |
||||
PF25〜96 |
(指定できない) |
− |
|||
PEN |
− |
||||
*OTHER |
− |
||||
INC (INC定数) |
文字列 |
変更欄 |
通知コード |
(b) 表示属性の動的変更(MODCTLオペランド)(CUI画面の場合)
CUI画面の場合,画面の表示属性の内容は,[表示属性の動的変更]ダイアログで設定します。
また,それぞれの修飾名は,[修飾名の設定]ダイアログで設定します。
パネル定義文中の動的変更の指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
項番 |
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
設定個所 |
設定内容 |
||
ダイアログ名 |
項目名 |
|||||
1 |
CTLFLD (TYPE=CNTRL) |
NAME |
名称※1 |
表示属性の動的変更(データ名タブ) |
ウィンドウ属性の動的変更 |
名称※1 |
LNG |
長さ |
修飾名の設定 |
修飾名長※2 |
長さ |
||
2 |
PHSEG |
MODCTL |
修飾名 |
修飾名の設定 |
修飾名※2 |
修飾名 |
ERASE |
表示属性の動的変更(ウィンドウ属性タブ) |
表示形態 |
全面書換 |
|||
WRITE |
一部上書 |
|||||
ERWRT |
自動 |
|||||
FRKB |
キーボードロック状態を解除する |
チェックする |
||||
NOFR |
チェックしない |
|||||
ALRM |
ウィンドウを表示した時にアラームを鳴らす |
チェックする |
||||
NOALRM |
チェックしない |
|||||
RESTF |
入力フィールドの扱い |
入力データをAPに返す |
||||
ERUNP |
入力データを消去する |
|||||
IGNRTF |
入力データを変更しない |
|||||
|
(指定できない) |
− |
− |
|||
PRCTL |
− |
− |
なお,次の表に示す定義内容がある場合,動的変更属性ありとしてインポートされます。
オブジェクト |
定義必須の文やオペランド※ |
制御項目名 |
---|---|---|
ウィンドウ属性 |
CTLFLD TYPE=CNTRL PHSEG MODCTL=パラメタ |
ドローセットアップで指定した名称 |
&C1 MODCTL PARM=パラメタ CTLFLD TYPE=CNTRL PHSEG MODCTL=&C1 |
(c) 項目の表示属性の動的変更(MODATTRオペランド)(CUI画面の場合)
XMAP3では,次の表に示すUNIXの画面の機能を,コマンドコントロール,候補選択コントロール,およびキャラクタコントロールに分類しています。
UNIXの画面の機能 |
定義文 |
XMAP3の分類 |
---|---|---|
可変項目 |
キャラクタコントロール※ |
これらの機能の表示属性動的変更(定義文のMODATTRオペランド)を設定する方法を説明します。
-
設定の手順
項目の表示属性の動的変更の設定手順を次に示します。
-
[表示属性の動的変更]ダイアログを表示させます。
-
それぞれの分類に相当するタブを選択します。
-
表示属性の動的変更の内容を設定します。
キャラクタコントロールの場合,オペランドの設定内容に応じて「適用オブジェクトグループ」を選択してから,[更新]ボタンをクリックします。
[表示属性の動的変更の更新]ダイアログが表示されるので,以降に示す表に従って内容を設定します。
設定したら[OK]ボタンをクリックして,[表示属性の動的変更]ダイアログに戻ります。
-
[OK]ボタンをクリックします。
設定内容が登録されて,ダイアログが閉じます。
また,それぞれの修飾名は,[修飾名の設定]ダイアログで設定します。
-
-
設定する内容
各ダイアログで設定する内容を説明します。
パネル定義文と適用オブジェクトグループの対応を次の表に示します。
表2‒20 パネル定義文と適用オブジェクトグループの対応(CUI画面) 項番
パネル定義文
適用オブジェクトグループ
文
オペランド
パラメタ
1
LOGFLD文(TYPE=INOUTまたはINを指定)
LNGのピクチャ指定
Eまたは9
数字系キーエントリ
CODE
KまたはN
日本語系キーエントリ
2
VARFLD文(LOGFLD文でTYPE=INOUTまたはINを指定)
ATTR
NUMまたはPIC
数字系キーエントリ
KEIS
日本語系キーエントリ
KANA
カナ系キーエントリ
ALPH
英数系キーエントリ
MCR
−
英数系キーエントリ
3
VARFLD文
(LOGFLD文で
TYPE=OUTを指定)
−
−
ラベル
パネル定義文中の,項目の表示属性の動的変更の指定と,ドローセットアップの対応について次の表に示します。
表2‒21 パネル定義文中の項目の表示属性の動的変更の指定と,ドローセットアップの対応(CUI画面) 項番
パネル定義文
ドローセットアップ
文
オペランド
パラメタ
ダイアログ
個所
設定内容
1
CTLFLD(TYPE=ATTR)
LNG
長さ
修飾名の設定
修飾名長
(長さ)
NAME
データ名
修飾名の設定
データ名
(データ名)
2
VARFLD
MODATTR
修飾名
修飾名の設定
修飾名
(修飾名)
WHITE
表示属性の動的変更の更新
文字色
白
RED
赤
GREEN
緑
BLUE
青
MAGENTA
紫
CYANIC
空
YELLOW
黄
TRANS
入力済み
返す
NOTRANS
返さない
REVERSE
反転表示
反転あり
NOREV
反転なし
AUTOATN
自動入力
渡す
NOAUTO
渡さない
MENTER
入力必須
エラーにする
NOMENTER
エラーにしない
MCHECK
詳細目的
モジュラスチェックあり
NOMCHECK
モジュラスチェックなし
SKIP
遷移条件
自動スキップ
RJUST
手動スキップ・右寄せ
MFILL
手動スキップ・全桁必須
OVF
手動スキップ
DARK
非表示属性
文字だけ非表示
PROT
入力可否
入力不可
NOPROT
入力可能
PRINT
印字
印字する
NOPRINT
印字しない
BLINK
(指定できない)
−
−
NOBLINK
なお,次の表に示す定義内容がある場合,動的変更属性ありとしてインポートされます。
表2‒22 項目の表示属性の動的変更ありと見なされるパネル定義文(CUI画面) オブジェクト
定義必須の文やオペランド※1
制御項目名
可変フィールド
(出力,入出力を含む)※2
CTLFLD TYPE=ATTR
VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=パラメタ
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
-
出力専用の場合,「APが渡す項目のデータ名」と同じになる。
-
入力,および入出力の場合,「APが受け取る項目のデータ名」と同じになる。
&A1 MODATTR PARM=パラメタ
CTLFLD TYPE=ATTR
VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名,
MODATTR=&A1
-
(d) CTLFLD文によるカーソル指定(CUI画面の場合)
CUI画面の場合,CTLFLD文によるカーソル指定の内容は,[カーソル]ダイアログで設定します。
パネル定義文中のCTLFLD文によるカーソル指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
項番 |
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
||
---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
設定個所 |
|
1 |
CTLFLD (TYPE=OUTCURS,L) |
NAME |
名称※1 |
出力データ名※1※2 |
2 |
CTLFLD (TYPE=OUTCURS,X) |
NAME |
名称※1 |
出力データ名※1※3 |
3 |
CTLFLD (TYPE=INCURS,X) |
NAME |
名称※1 |
入力データ名※1※3 |
(e) 論理マップ属性(LOGSEG文のREDEF以外のオペランド,PHSEG文のNULLオペランド,およびCTLFLD文)(CUI画面の場合)
CUI画面の場合,論理マップ属性は[論理マップ属性]ダイアログで設定します。
パネル定義文中の論理マップ属性の指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
項番 |
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
|||
---|---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
ダイアログの設定個所 |
設定内容 |
|
1 |
LOGSEG |
CLEAR※1 |
NO |
初期クリア文字 |
なし |
FILL |
埋字 |
||||
LOW |
LOW(X'00') |
||||
HIGH |
HIGH(X'FF') |
||||
SPACE |
スペース |
||||
ZERO |
ゼロ |
||||
CODERR※2 |
NO |
エラー通知文字 |
なし |
||
FILL |
埋字 |
||||
LOW |
LOW(X'00') |
||||
HIGH |
HIGH(X'FF') |
||||
SPACE |
スペース |
||||
ZERO |
ゼロ |
||||
LITRL |
SEP |
定数部の別ファイル出力 |
(チェックする) |
||
NOSEP |
(チェックしない) |
||||
上記以外 |
(指定できない) |
− |
|||
GENRT |
SEG |
定数部への論理マップ長出力 |
(チェックする) |
||
NOSEG |
(チェックしない) |
||||
上記以外 |
(指定できない) |
− |
|||
2 |
PHSEG |
NULL※3 |
NO |
データ消去通知文字 |
なし |
FILL |
埋字 |
||||
LOW |
LOW(X'00') |
||||
HIGH |
HIGH(X'FF') |
||||
SPACE |
スペース |
パネル定義文でマップ名がない論理項目を定義している場合,「接頭語を付加する」をチェックしないでください。
(3) けい線帳票の場合
けい線帳票の場合の,ドローセットアップで編集する項目について説明します。
(a) 論理マップ属性(LOGSEG文のREDEF以外のオペランド,PHSEG文のNULLオペランド,およびCTLFLD文)(けい線帳票の場合)
けい線帳票の場合,論理マップ属性の内容は,[論理マップ属性]ダイアログで設定します。
パネル定義文中の論理マップ属性の指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
|||
---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
設定個所 |
設定内容 |
LOGSEG |
LITRL |
SEP |
定数部の別ファイル出力 |
(チェックする) |
NOSEP |
(チェックしない) |
|||
上記以外 |
(指定できない) |
− |
||
GENRT |
SEG |
定数部への論理マップ長出力 |
(チェックする) |
|
NOSEG |
(チェックしない) |
|||
上記以外 |
(指定できない) |
− |
パネル定義文でマップ名がない論理項目を定義している場合,「接頭語を付加する」をチェックしないでください。
(4) 網掛け/グラフィック帳票の場合
網掛け/グラフィック帳票の場合の,ドローセットアップで編集する項目について説明します。
(a) CTLFLD文によるコピー枚数の動的変更のデータ名
CTLFLD文によるコピー枚数の動的変更のデータ名の内容は,[コピー枚数動的変更のデータ名]ダイアログで設定します。なお,設定するときは,ダイアログの「アプリケーションでの印刷枚数指定領域の生成」をチェックしてください。
パネル定義文中のCTLFLD文によるコピー枚数の動的変更のデータ名の指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
パネル定義文 |
設定する個所 |
||
---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
|
CTLFLD (TYPE=COPIES,X) |
NAME |
名称※ |
データ名※ |
網掛け帳票およびグラフィック帳票のコピー枚数属性は,動的変更属性ありでインポートされます。
(b) 論理マップ属性(LOGSEG文のREDEF以外のオペランド,PHSEG文のNULLオペランド,およびCTLFLD文)(網掛け/グラフィック帳票の場合)
網掛け/グラフィック帳票の場合,論理マップ属性の内容は[論理マップ属性]ダイアログで設定します。
パネル定義文中の論理マップ属性の指定と,ドローセットアップの対応を次の表に示します。
パネル定義文 |
ドローセットアップ |
|||
---|---|---|---|---|
文 |
オペランド |
パラメタ |
設定個所 |
設定内容 |
LOGSEG |
LITRL |
SEP |
定数部の別ファイル出力 |
(チェックする) |
NOSEP |
(チェックしない) |
|||
上記以外 |
(指定できない) |
− |
||
GENRT |
SEG |
定数部への論理マップ長出力 |
(チェックする) |
|
NOSEG |
(チェックしない) |
|||
上記以外 |
(指定できない) |
− |
パネル定義文でマップ名がない論理項目を定義している場合,「接頭語を付加する」をチェックしないでください。
(c) CTLFLD文による出力フィールド,およびけい線(グラフィック帳票の場合)
次の表に示す定義内容がある場合,動的変更属性ありとしてインポートされます。
項番 |
オブジェクト |
定義必須の文やオペランド※ |
制御項目名 |
---|---|---|---|
1 |
出力フィールド (日付,時刻を含む) |
CTLFLD TYPE=ATTR VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名, MODATTR=パラメタ |
LOGFLD文のNAMEオペランドと同じ名称
|
&A1 MODATTR PARM=パラメタ CTLFLD TYPE=ATTR VARFLD CTLFLD=上記CTLFLD名, MODATTR=&A1 |
|||
2 |
けい線 |
CTLFLD TYPE=ATTR RLINE CTLFLD=上記CTLFLD名, MODSTL=パラメタ |
CTLFLD文のNAMEオペランドと同じ名称 |