Bibliotheca21 Version 2 Standard

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

3.2 予約検索システムの機能

この節では,Bibliotheca21のクライアントで利用できる,予約検索システムの機能について説明します。

なお,予約検索システムの機能は,ASP版検索テンプレートを使用しているBibliotheca21とBibliotheca21 for Portalを連携して文書検索システムを運用している場合に利用できる機能です。ASP.NET版検索テンプレートを使用している場合は利用できません。

Bibliotheca21とBibliotheca21 for Portalが連携している場合,「検索条件」画面に「予約検索」リンクが表示されます。「検索条件」画面の詳細については,「7.2.1 「検索条件」画面」を参照してください。

予約検索システムを利用するためには,予約検索システムにユーザ登録されていることが前提になります。ユーザ登録はサーバのシステム管理者が実施するため,予約検索システムを利用する場合は,事前にサーバのシステム管理者にユーザ登録を依頼してください。なお,ユーザ登録の手順ついては「5.6.4 予約検索システムを利用するユーザを登録する」を参照してください。

予約検索を実行する際は,予約検索システムを利用するためのGUIを利用します。予約検索システムを利用するためのGUIでは,次の作業ができます。

予約検索システムを利用するためのGUIでできる作業の概要を次に示します。

ユーザ情報の変更
予約検索システムにログインする際に使用するパスワードを変更できます。
ユーザ登録時にサーバのシステム管理者が設定したパスワードを,使いやすいパスワードに変更する場合など,必要に応じてユーザが任意のパスワードに変更できます。
パスワードの変更の手順については,「8.3.1 パスワードを変更する」を参照してください。

予約検索プロファイルの作成・参照・編集
予約検索の検索条件を管理する予約検索プロファイルを作成できます。
予約検索プロファイルを作成する際に指定する項目は,大きく次の三つに分けられます。
  • 検索条件に関する項目
  • 検索結果を通知するメールに関する項目
  • 予約検索プロファイルの運用に関する項目
それぞれの項目の概要を次に示します。
検索条件に関する項目
予約検索の検索条件となるキーワードおよび結合条件を指定します。
なお,予約検索で実行できるのは,キーワードでの検索です。
検索結果を通知するメールに関する項目
検索条件にヒットした文書数が多い場合に,検索結果としてメールで通知する文書数の上限を指定できます。また,検索条件にヒットした文書が0件の場合の,検索結果の通知の要否を設定できます。予約検索システムでは,この設定に従って,予約検索の結果をメールで自動配信します。
予約検索プロファイルの運用に関する項目
予約検索プロファイルの名称を指定できます。複数の予約検索プロファイルを作成する場合,それぞれの予約検索プロファイルに指定した検索条件に関連する名称を付けておくと,識別しやすくなります。
また,予約検索プロファイルの設定を有効にするか,無効にするかを選択することもできます。これによって,予約検索プロファイル単位に,予約検索の実行と停止を容易に切り替えられます。
なお,予約検索プロファイルの作成・参照・編集に関する作業の詳細については,作業内容に応じて,「8.4.1 予約検索プロファイルを作成する」,「8.4.2 予約検索プロファイルを参照・編集する」を参照してください。

なお,検索画面のカスタマイズでアクセス権付き検索機能を「YES」に設定した場合は,アクセス権情報を収集した文書は予約検索の対象としません。